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何気ない日常を彩る美少年  作者: さくら優


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30/31

番外編 卒業アルバム

リュウ「これなーんだ?」

メロス「あ! 卒業アルバム!」

リュウ「今日見ようと思って同窓会持ってったんだけどさ、時間なかったから今見ようぜ」

メロス「懐かしいですね〜。毎日見てますよ」

芳樹「それ全然懐かしくないよな?」

学「ねえそれ大丈夫? 個人写真が黒く塗りつぶされてたりしない?」

メロス「リュウ君、一体誰をいじめてたんですか?」

リュウ「なんで俺だよ!? 俺そんなことしないし」

メロス「ふふ。冗談です。リュウ君は優しいですもんね」

学「むしろ1番メロスのことをいじめてたような⋯」

リュウ「あれはじゃれてただけだろ。愛だよ」

メロス「そうですよ。愛です。LOVEです」


誤解を招く表現は控えてください。


メロス「? 今何か聞こえました?」

リュウ「いや? それより見ろよ。やっぱ俺の活躍は目を引くよな!」

メロス「僕の美少年っぷりも火を噴きますよ」

学「そのスラングはやめた方がいいよ⋯」


数分後。


メロス「写真については特に言うことないですね」

リュウ「飽きたんだろ。毎日見てるから」

芳樹「後ろの方は文集になってるんだっけ?」

学「くじ引きでテーマ決めて書いたやつね」

リュウ「俺らのクラスのテーマってなんだったっけ?」

学「もしも明日地球が滅ぶとしたら」

リュウ「シャレにならないテーマだな」

芳樹「メロス、あの時もっと意見しても良かったんだよ?」

メロス「でも、いざという時のために日頃から考えておくのはいいことだと思います」

学「そういう意図じゃなかったんだけどね。メロスはどんなこと書いたんだっけ?」

メロス「僕は宇宙船で宇宙に逃げると書きました」

芳樹「実体験⋯」

メロス「あ、これ学くんのですね」

学「僕のは特に面白くないよ。大事な人に思いを伝えるってだけだから」

リュウ「ドイツにいる彼女か」

学「そう言うリュウは?」

リュウ「美味いもんを食べる! 寿司食いたい!」

メロス「僕も食べたいです! アナゴとカッパ巻き!」

リュウ「俺はマグロとサーモン!」

芳樹「せめてウニとか大トロとかじゃなくていいのか?」

メロス「芳樹くん、高ければいいというものじゃないんですよ」

リュウ「そうだぞ芳樹くん」

芳樹「⋯⋯」

学「『チッ、これだから金に余裕のあるやつは』by芳樹」

芳樹「学やめろ。違うから」

メロス「あ、これ芳樹くんのですよ。どんなこと書いてあるんですかね」

芳樹「俺のも別に普通だよ。特別なことしたいとかなかったし」

メロス「毎日が特別ってやつですか?」

芳樹「やめろ。それはお前だろメロス」

メロス「ふふ。そうですね。あの頃は毎日楽しかったです」

リュウ「今もだいぶ楽しそうだぞ」

メロス「楽しいです。やっぱり友達っていいですね」

3人「⋯⋯」

メロス「なんで黙るんですか!? 友達否定派ですか!?」

リュウ「なわけないだろ。恥ずいんだよお前は昔から」

メロス「ほんと日本人はシャイですね」

芳樹「よく言われる」

メロス「まあいいです。これも『愛』ですね」

芳樹「いや意味わかんないから」


END.


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