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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

【短編】傷だらけの私と幸福魔女

作者: 夏空 新

※本作は自傷に関する表現があります※


朝起きて、自分が「自分でない」と感じたのは何回目だろうか。

もうそんなことは数えていない。

ただ、今日は少し違う夢の中の声が、まだ耳に残っていた。

~これは何かあってもいいように残すメモである~


 人が夢を見る仕組みは、諸説あってこれというものはないと聞いたことがある。

 そしてものによっては覚えたり、忘れたりとまちまちだ。

 覚えているとき「あぁ、今私は夢を見ているんだ」と自覚できるし、忘れたときには「何か夢を見た気がする、だけどどんな夢だったかな……」ということもある。


 そんな当たり前がもしなくなってしまった私はどうなったかと言えば、徐々に「朝日南(あさひな) ミハル」という自我を殺そうとしている。

 手遅れになる前にここに私のこれまでについて書く。


 朝日南 ミハル。高校2年生になった頃、何もかもが上手く進んでいて、充実していて、それでいて幸せなスタートダッシュを切っていた。


「こんな日々が永遠に続けばいいのに」

 

 そう願った矢先、一つの歪みが大きな崩壊を起こしてしまった。

 私の知らぬ内に確執ができた。それは私の想像できないところで、原因も端的に言ってしまえば私への嫉妬心が起因だった(成績の優劣による)。


 それからの私はいじめ、と呼んでいいのかわからないものの被害者になってしまった。

 暴力などの直接的なものではなく精神的なこと、例えば陰口や無視、仲間外しといった行為だ。表立ってもいない、また明確な証拠もない行為は次第に私の心を蝕む一方だった。


 やがて、自らの痛みを思い出すために、カッターで手首を切るようになった。鋭い痛覚や滴る血を見て、「自分が生きている」と無理矢理自覚させていた。痛みを忘れるな、痛みを忘れるな、そう自分に言い聞かせていた。あるいはその末に至った自身を呪い殺すという思いもあったかもしれない。


 希死念慮の予感に気づいた両親は、私と高校から距離を取らせ、それから通院を薦めた。以降、私の生活は制服姿から部屋着姿に変わった。


 という背景を経て、私の生活は、一応高校生という肩書も捨てられず、一応にも進学の思いもまだ残っていた。だから自宅で気分がある時に勉学に励んだ。それでもリストカットの癖は継続している。平行線だとはわかっていてもそれでどうにか取り繕うしかなかった。

 そして私を蝕んでいるそれは、平行線として時間と楽で維持する形で終結する。


 ここまでが序章で、ここからが本編。


 私はいつしか、見る夢全てを記憶するようになる。

 自分でも夢を見ているという自覚はある。だけどその夢の中での私は現実・非現実問わず、私が主人公として世界が回っている。そして私は自然とその人、つまりは朝日南 ミハルではない何かになっている。


 何度か現実世界で、その夢の人間になったように名乗り、振舞うことがある。だけど私でないと気づけば、それらの感覚は抜け落ち、私は朝日南ミハルに戻る。


(夢を全て記憶するに波線を引いて追記)

夢の終わりに「今日の姿はどうだろうね?」と女の声が聞こえる。


ここからは今で見た夢で、私が誰になったかを記す

◎クロユリ…魔王を倒すべく村から旅出た男者

◎サクラ…1万人を動員する歌手

◎スズラン…金メダリストで賞賛を浴びるアスリート

◎ツバキ…作を世に送る天才説家

◎キキョウ…新宿ナンバーワンホスト

◎マリーゴールド…復讐に染まる殺人鬼

◎コスモス…偉業を成し遂げた料学者

(以降も続く)


〜ここで空白になる〜


「なんですの、これ?」

 ワタクシはノートにまとめられた内容を読んで首を傾げる。

 このミハル?という少女はまるで物語のような悲劇のヒロインを見ているようで、心が苦しいですわ。

 でも、そんなの関係のないこと。だって、他人なのだから。

 私は、アマリリス。フランス名門の貴族の一娘、今日はご学友とアフタヌーンティーを―――あぁ、違う。私は朝日南 ミハルだ。まただ、また飲み込まれそうになった。

 気づいた時にどっしりとまるで石の帽子を被ったような重さを感じ、締め付けられるよ

「今日はフランス貴族の娘………日を増すごとに心当たりのない夢ばかりを見るように私はノートに見た夢の概要を綴る。昨晩の夢はフランス貴族の娘として、いい歳した高校生が書くような話題ではないが、一つの事実・事柄として記録していくうちに「どうして私はこうなってしまったのか」を見つけられると思ったからだ。

 私の名前は朝日南 ミハル。これを何度自分に言い聞かせているか、もう考えるのも億劫だがそうでもしないと、いつか私じゃなくなる気がした。

 ここ最近の私は、自分の脆く辞割れた心にドロドロと何かが流れ込み、それががっちりと固まってしまうような感覚になる。私じゃない異物が私になろうとしていた。私は私だ、何にも染まらない………というと少し意志が強すぎて、背伸びをしているように感じちゃう。確かに私は私が嫌いだ。だけど、かと言ってそれ以外の私になるのはもっと嫌だった。

 そうして私は「今の自分」を守っている。


コンコンコン、ノック音が3度。時間を見ると7時半を過きていた。

「ミハル〜。起きた?」

 外からお母さんの声が聞こえる。私はドアを開ける。そこにはスーツ姿のお母さんが立っていた。

「おはようミハル」

「うん、おはよう」

「昨日は眠れた?」

「……一応ね」

 病院からは睡眠薬も貰っている。一時は不眠症に近い状態で眠ろうとしても気づいたら外が明るくなっていたこともしばしあった。薬を服用するようになってからはある程度の生活リズムを守りながら、決まった時間に寝て、決まった時間に起きている。

「そう……朝ごはんリビングにあるから食べてね。今日は、出かける用事がある?」

「う~ん……行くべきところも、行きたいところもないから家にいるかな」

「わかった。何かあったらいつでも連絡してね。今日はいつも通りの時間に帰ってくる予定だから」

「うん、ありがとう」

 優しくにこやかな笑みを浮かべてお母さんは出社した。お父さんは恐らくもっと早くに家を出ているのだろう。

 私は兄弟姉妹のいない一人っ子だからお母さんが家を出れば私一人になる。かと言ってそれを受けて、この中での己の自由さを一切として感じないのが実情だ。埋め合わせに、自分の中で落ち着く、新しい居場所を見つけられるものならそれは良い話であるが、今は探そうという気分になれない。

 とは言っても、これでもだいぶまともになった方だ。振り返れば、酷い頃だと、1日の大半を眠ることに費やしていたこともあった。食べることも気力がなくなるほどだった。

 リビングに降りると牛乳の入ったコップと、イチゴジャムの乗ったトースト2枚が皿にある。私は席に着き、一人で静かに食べた。リビングともなればテレビもつけていいが、この静かな時間はかえってひとつの安心感を覚える。


 食べ終えて、食器を軽く洗ったところで、さてこの1日をどう過ごすかと考える。

 今は高校2年生の秋。まもなく受験期として受験生らしくなる下準備をしなきゃならない年頃(と通学していた時、耳にタコができるほど聞かされた)だ。

 学校側は、私の一件に対して誠実な(私はそうは思わないが)対応をしてくれた。加害生徒はどこかでボロを出してしまい、その非を認めざるを得なくなった。その結果、責任を取る形で自主退学と決着がついた。別に当人やその家族からの直接的な謝罪は無かった。両親はそれに酷く腹を立てていたが、私にとってはどうでもいい話だし、興味もない。


 それから学校側も、私への登校を控えめにする対応をとってくれた。休学とはまた異なる扱いで、定期的に通学して勉強する(時間も教室も他生徒と異なる形で)。あとは自宅学習用の教材(課題と言ってもいい)もあって、それを一人でやっている。わからないところがあれば登校日に質問する。これでなんとか出席日数を稼いで留年せず卒業するための最低限の舗装をしてくれた。

 ある程度のシステム化したこの関係性で何とか私と学校は繋がりを保っている。ただし、向こうが多少なりとも私に何かしらの思い入れがあったとしても、私自身は学校への思いがない分、この繋がりは案外いものである。

 それを私以外が知っているかは定かではないが……それを知って、かえって私を腫れもの扱いするなら、関係もここまでと踏み切ってもしてしまうそうだ。


いやだな。


 そんな吐露も虚しくなるべくは勉学に時間を割くようにしている。仮眠をしてうっかり夢を見てしまえば同じことになるのではないかと最近では意識してしまい、そういう時間をすっかり作らないで無理やり起きる努力をしていた。ある意味、健康的な生活を過ごしている。


「今日もこの姿は気に入ってくれなかったか~」


 ノートに文字を綴る中突如聞こえる声にハッとする。少し気だるくも眠たいこの午前中にはちょうどいいとは思いつつもその声の正体を探る。

 私は自室の机にいたがスマホもベッドに置いていて音楽を流しているわけでもない。動画も言わずもがな。とにかく、誰かに声をかけられた―――いや、この声は知っている。


 夢の記録を書いた時の波線部。目覚め前に必ず聞く女性の声だ。

 

 キョロキョロと見渡しても誰もそこにはいない。

「そっか、アナタにはワタシが見えないのね。では」

 パチンと音が一つ。その後、一つの光の玉が何もない空間からポツンと現れ、そして眩しく光る。それは本当に太陽にように畑々としたもので目を閉じなければ失明するほどだ。瞼を介してもその光は微々たるものながら届く。


 しばらくするとその光は弱まったのかと思い恐る恐る目を開けると―――魔女がいた。


 黒く大きなとんがり帽子に黒いローブを着ている女性、サファイアのような青い瞳にブロンドの髪を靡かせる姿は黒い装いを上書きする。

 ものすごく、こうも絵に描いたような姿で現れるとそうだとしか言えなくなってしまう。だけど、顔つきは割と日本人に近い親近感がある。

「こうして会うのは初めてだね、朝日南 ミハル」

「えっと………あなたは?」

「う~~~〜~ん、名乗るほど、アナタみたいな立派な名前があるわけじゃないんだよねえ。だから、う~〜~ん、魔女だ!」

「いや……それとなくわかったけど、本当に魔女なんだね」

「そうそう、魔女だよ~」

 それにしても随分とフランクに、しかも日本語で話してくる。なんだか届くさいことまみれたが、そもそもこうやって目の前に現れる方法が異質すぎて、疑いようのないものだ。

「そうだねぇ……出違えばアナタはたちまちハッピー!巡り合わせもラッキー!そんな

魔女―――ハピラキ………うん、語感が良い!ワタシの名前はハピラキだ!」

「えぇ……」

 ハッキリ言ってすごく、ダサい。今しがた思いついたにしたってもっとこう良い名前があるだろうに……。

 だけどいちいちそんなことに突っかかっていたらキリがないので私は話を続けること

にした。

「えっと、それで、そんな魔女さんは私の前にどうして現れたの?」

「意外と順応しているわね。魔女って聞いたら驚くか物珍しそうな顔をするかと思っていたけど」

「その声に聞き馴染みがあるから、会えるものなら文句の一つでも言いたいと思っていたのよ」

「文句? ワタシ何かしたかしら?」

「あの夢の件よ! いや、別に夢自体に文句は無いけど、なんで夢の人格が現実になっても私の中に残るのよ!? そこそこ迷惑なんだけど!」

実際、家族の前で勇者になったりホストになったり、病気のせいでおかしくなったのではないかと更に心配をかけることにもなった。

「えぇ~、迷惑だったの? それはお節介なことをしてしまったわ。それにしたってワタシはすごいと思うよ。だってワタシの魔法を、名乗る程そこまで立派ではないけどね、なんで耐えているのか心底不思議だったのよ。まるで譲れない強い意思があるようだ」

「譲れない意思…? それはまあ一旦置いといて、少なくともあなたが夢の件の主犯だとはわかったよ。どうして私にそんなことを?」

「主犯とは酷い言われようだけど、そこまで思うのならまずはごめんなさい。少し嫌な思いをさせてしまったみたいだね。それと質問の答えだけど……そうだね、ワタシは名乗り通り、人をハッピーにさせたい魔女なんだ。それは譲れないよ。今日もまた誰かを救いたい一心でいたところにアナタに会ったのさ」

「……魔女のあなたから見て、私はハッピーじゃないと?」

 もしかしたら厭味ったらしく聞こえるようなことを言った心地だ。

「こればかりは魔女のワタシにしか見えないけど、アナタは黒いモヤのようなものに覆われていてね。決まって、不幸せな人間にまとわりつくものなんだよ」

 いよいよインチキ霊能力者じみた発言にも思えてきた。

「それで可哀そうだから助けようと思ったと?」

「そう。それにあなたは心に大きな穴がある。それに心も、形は保っているけど罅割れとズレでアナタらしさを失っているようにも見えた。あとは………今の自分が嫌いなのかなって思った」

「………今の私が嫌いだから、違う人にさせてあげようと思ったんだね」

「そうそう!」

「そっか……はあ…なんだか正解なようで不正解な話をされて、かえって怒りにくくなったわ」

 もっと、適当な迷めいた馬鹿馬鹿しいことをペラペラと話してくれれば、素直に「こいつを信じない」と割り切れた。だけど、私の思っていることに目を輝かせ無邪気に肯定されると、本当に目の前の魔女は私の本質を見抜いている気がして嫌な気分になった。

「え?」

「確かに、あなたの言う通り、私は私が嫌いだ。特に……今はね」

 私は手首を覆う大きなガーゼテープを取り、その傷を見せる。

 夥しい数の直線。時には斜めになっているものも、少し曲がりくねったようなものも全て私自らの傷。そしてその傷を塞ぐように結晶化した赤黒い粒は剥がせばまた流れる。今は痛みなんて無いけど、水にあてれば何本もの細い針で刺されるようなれと痛みを感じる。既に塞がった部分は痕となり、ミミズが這ったように腫れている。

 これら全ては死ぬまで一生消えることのないものばかりだ。

「それは全部アナタが?」

「……そうよ」

「それとなく聞いたことはあるけど、こうして直接見るのは初めてだよ。まるで、その傷には、単純に『自分を傷つけるため』だけじゃない、他の意味合いも含んでいるような、複雑なものを感じるよ」

「……魔女の目にはこれがそう見えるのね。えぇ、その通り。確かに私は、こんなことを偉そうに話したくないけどさ、今はこれで気持ちが満たされることもあるんだ。家族やお医者さんはこれを良しとしないけどね。だけど同時に、確かにそうやっている自分が嫌いなのも事実で、それでも私でいたいという思いも事実なんだ。だから記録をつけていたんだ」

 その言葉ののちに、魔女は歩み寄り、一冊のノートを手にする。それは夢の記録、私がそうなりかけた瞬間のあれこれがかれているものだ。

「そうだったんだね。もし今回のがダメだったらさ………例えば、その傷を無くすとかは? もしくは辛い思いをしたのなら、その記憶を消すとか?それで幸せになれる?」

「……どうなんだろう。だけどそれが私の幸福になるとは思えない、かな」

 確かに彼女の提案について、少し考えると悪くないと思った。だけど、それは根本的な解決にならないと気づく。

 傷跡を無くすことは、確かに人目を思うと都合がいい。だとしたとしても、また傷つけることはわかっているし、今の私からしてみればキレイな肌ほどまた傷つけることに躊躇い

 記憶を消すことは、悪くないが、私の受けてきた経験は確かに辛いにせよ、それを忘れないことで次に繋げる橋ではある。もし消えてしまって、同じ経験をするのであれば、同じ轍を踏むオチになる。

「ふぅ~ん、なるほどね。……よっこいしよ」

 ハピラキは私のベッドに座り込む。

「何が『なるほど』なのよ。あとなんでベッドに座ってんのよ」

「少しお話を聞いてよ。ワタシはさ、確かにアナタ同様に人間で、もちろん生まれもこの国らしい。たまたま家系の中でも素質があったらしい。それで色んな魔法が使えるように毎日練習の日々を送っていたようだ。そのおかげで、今は色んな人を幸せにできる立派な魔女になった―――ワタシを犠牲にしてね」

「……え?」

 随分としたファンタジーの中に、不穏な話題が突然差し込まれる。

「魔法を使えば使うほど、ワタシの存在が摩耗されたんだよね。だからここまで話したこともほとんどが伝聞なんだ。それにこの髪も目も、もとは違う色だったらしい。アナタの前でハビラキと名乗ったのも適当。本当に名前がないし、こうして会うのも一期一会だからいちいち名乗ってこなかったのよ。でもでも、ハピラキっていい名前じゃない!?さっき思いついた割にはなんだか馴染み深くて、どうして今まで使ってこな―――ってそんな話をしている場合じゃないんだ。とにかく、ワタシは優秀な魔女で幸せにすることを目的に生きるようにしたんだ」

「そうだったんだね。でもそれが何だっていうの? こうして話せているしあなたは普通の人にはないものを持っている」

「普通の人にはない……それだよ。ワタシは普通の人じゃないから、普通の人らしいことができないんだ。だから頭ごなしに、良かれと思って『あっ!不幸な人がいる!助けよう!』で今までやってきたんだ。人の気持ちなんて、そもそも交流も浅いワタシだよ、上手いわけないじゃん。だから、う~~~ん、アナタは何番目になるのかわからないけど初めて私の魔法で幸せになれなかった人なんだよね。もう摩耗しきったワタシだからそういうワタシになるために日々奮闘をしているんだ!」

「まあ、デリカシーのない感じはそれ由来だと勝手に思うけど。それで?同情でもしてほしいの?」

「そんなことはないよ。今のがお涙頂戴な話でも、涙を流さなくていい。ただ、ワタシは一度手にしたものはワタシが納得するまでは諦めたくないための裏付けだ!」

「う、うん?」

 なんだか話の軸にブレを感じた。

「つまり、ワタシはアナタをハッピーにする。そして最後お別れをするとき『あなたに会えてラッキー』だったと言わせたいんだよ」

「は?」

「ということで、よろしくね。ミハル」


 こうして数奇な巡り合わせで出会ったしまった私と魔女のハピラキとの日々が始まった。

 私は今のところ、彼女に会えてハッピーだのラッキーだの思えた瞬間は全くもってない。

とある筋から頂いた冒頭を頼りに書いた物語です。


ミハルは正直話、私をモチーフにした部分はあります。そういう意味でハピラキという存在はそんな壊れかけの私の傍にいたらいいなぁってイメージの中で書きました。


ミハルのようなキャラを描くことは他連載作品でもいつかぶつかる壁であると意識していたので、それにしっかりと向き合えて良かったと思っています。


この名前がどある曲から来ているのは内緒ですがガチです。考えている中で頭の中でついその曲が流れたので落とし込みました。


結果的に2人の違った穴を持つ者同士という構成が出来たのではないかと思います。

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