牛尾とボラ
「いい加減に俺に食われやがれぇ!牛尾ぉ!」
「ボラぁ!!」
この魚の妖怪の名前はボラ。少年は牛尾と云う。
彼らは喧嘩しながらも悪い妖怪達を次々に倒していった。
だがボラはいつまで経っても人間を食べようとするのを辞めない。
「ボラさん!これを食べてみて」
「なぁんだこれはぁ!?」
ヒロインがボラに渡したのはハンバーガー。
「うまい!これは人間の肉より美味いぞ!」
「これからは悪い妖怪を倒したご褒美にハンバーガーをあげるね♪」
「はんばぁがぁ!気に入ったぞ!うはははぁ!」
こうしてボラは人間を食べるのを諦めたのである。
「……」
牛尾はハンバーガーを夢中で食べるボラを虚ろな目で見ている。
そう。牛尾は牛である。
牛尾は震えながらケモノの縫い針に熱いキスをした。