少女13中
ワイドハイターにハマってます。
と、そこへ坂田 ネムノもやって来た。
「うちも宴させてくんろ」
これで妖怪の山に暮らす住民の中でも別格の者たちが集まってきた形だ。
坂田 ネムノ。
一人称は『うち』。語尾に『~だべ』や『~してくんろ』といった訛のある話し方をする。
組織を好む天狗とは相容れず、種族間で不可侵条約を結んで、妖怪の山で独自に生活している。
自分の作りだした縄張りに入ってくるのを嫌い、開きにして天日干しにするなど山姥らしい言動を使ってくるが、単に脅しているだけで気に入った相手には親切にするため実際はいい人物らしい。
彼女自身も外の世界には一切興味がなく、幻想郷の中でも未開でほとんど情報がない。
能力に関して詳細は不明。
☆
一番の特徴は右手の赤いリボンの巻かれた大きな鉈。
髪は腰まで伸ばしたロングヘアで、色は灰色となっている。
服装は黄土色のワンショルダー、オレンジ色の帯、赤いスカートという色彩豊かな組み合わせとなっている。しかし、上下がワンピースのように繋がっているのか、それとも別れているのかは不明。
さらに非常に解りにくいがスカートの裏地には桜に似た花の模様がある。
足は裸足で、二の腕あたりに青色の袖がある。
スカートの裾と袖先には大小のひし形の穴が開いている。これは目の荒いX型のメッシュと解釈してもいいかもしれない。
☆
ネムノのスペカには雨符「囚われの秋雨」、刃符「山姥の包丁研ぎ」、尽符「マウンテンマーダー」などがあり、山姥であるという個性がネーミングに関わっているようだ。
日本の妖怪談ではありふれた存在である山姥だが、幻想郷にいると知られたのはようやくという程の最近だ。
山姥は幼少の頃の坂田金時すなわち金太郎を育てた母親という説があるので、名字の坂田はそこから由来していると思われる。
ただ、本人がその山姥かどうかは知られていない。
山姥の伝説には、主人公の寝込みを殺害しようとする悪人である面と優しい苦労人に福を授ける存在である面がある。
また、山姥とは山に入った巫女が妖怪化したものであるとの説も存在する。
もっとも、ネムノが巫女であることを示唆する場面が今までにあったかは定かではない。
☆
と、その時である。
「素敵な催しをしていらっしゃいますわね」
八雲 紫が、スキマからその姿を現した。
妖怪拡張計画により幻と実体の境界を張って幻想郷を隔離した張本人であり、また博麗大結界の提案と創造にも関わっているらしい彼女。
紫は幻想郷の外の世界を知っている。神隠しと呼ばれる現象は、主に彼女が境界に揺らぎを起こすために起こるといわれている。
境界を操る能力によって空間の裂け目に出入りしてどこにでも移動できるため、神出鬼没。
この裂け目の中にはたくさんの目や手が見えるが、これは幻想郷から外の世界を見たイメージで、
人間の欲の手と他人の目、役に立たない人工物のイメージとして道路標識が見えることもある。
一日の半分以上を寝て過ごす上に冬の間は冬眠するという風変わりな習性を持ち、その間の世話は式神の藍に任せている。
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千二百年以上前からその存在が確認されている古参の妖怪で、西行寺 幽々子とは彼女の生前からの知り合い。
山の四天王である萃香とも旧知の仲である。
また、自らの式神として九尾の狐の八雲 藍がおり雑用を任せている。
一方で閻魔の映姫のことは苦手としており「あの方には逆らえない」とのこと。
死神の小町に対しては普通に接している。
鬼神長が幻想郷で災害を起こしてもアクションが無い為、鬼や死神のような末端ならともかくとして、彼岸や地獄の管理職に対してはあまり立場が強くないようである。
華扇が紫と同じ幻想郷の賢者であることが判明しており、紫と似たような立場である彼女のやり方については基本的に傍観。
紫の方針に引っかかるものであれば訪ねて苦言を呈するが、華扇の事自体はとても気に入っており、身内として抱き込みたいようで積極的にアプローチをかけている。
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最近では紫と同様に幻想郷の創造に携わった三人目の幻想郷の賢者、摩多羅 隠岐奈が登場。
本人曰く、裏から幻想郷のバランスを取る、言うならばフィクサーという仕事をしているらしい。
直接言及はしていないものの、紫の事もよく知っている模様。ちなみに華扇も旧知の仲だと語っている。
他にも賢者は複数人存在するらしい。だが一枚岩では無いらしく、それぞれが気ままに管理しているようだ。
「幻想郷は全てを受け入れる」との言葉通りに外からの来訪者には基本的に寛容。
しかし、「幻想入り」と呼ばれる正規の手段以外で入ってくるものに対しては厳しい態度を見せることもある。
それは植物であっても例外では無く、西洋タンポポが幻想郷に不法入国するような形で生息域を広げた時は在来種を守るために色々と頑張っていたようだ。
賢者という立場も色々と大変そうである。
☆
外見は金髪に大きなリボン付きの特徴的な帽子を被った少女。身長は少女にしては高い方だが可変。
服装はドレスを着用していることが多い。
初めて霊夢らの前に現れた時には、紫色の生地に裾に白いフリルがついたシンプルなものであった。
コルセット風の腰当が追加されたり、白いドレスに紫のドレスを重ねているなど会う時によって細部が異なっている。
また、中華風の前掛けとドレスを組み合わせた導師服も着用する。おそらく紫の服装としてはこちらの方が有名であろう。
かつて、百物語の際に浴衣を着用したこともある。
またファッションとして日傘を常用している。
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基本的に掴みどころのない言動が多く何を考えているのか不透明であるため、他人からの信用も薄い。
そんな性格であるため物事の中心になったり他者を率いるということには全く向いておらず、旧知の友人である萃香ですら彼女の誘いをにべもなく袖にする場面があった。
そういった存在が不確かで正体が掴めないという点である意味ベーシックな妖怪像である。
だがそんな影や霧のような紫も幻想郷に対する愛においては確かな質量を有し、彼女ほど幻想郷を愛する存在は他にいない。
博麗神社に自分の家系の神社を結びつける細工をおこなった比那名居天子に対して普段の口調が消え失せるほどに激昂したこともある。
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紫の「境界を操る程度の能力」とは、万物に存在する境界を操り意のままに従える能力であり、幻想郷でも最高クラスの能力である。
物事の存在には境界が存在し、全てのものに境界が存在しなければ、それは一つの大きなものであることになるので、即ち論理的創造と破壊の能力である。
論理的に新しい存在を創造し、論理的に存在を否定する。神に匹敵する力とされる。
とまあ大層な能力に思われるが決して全能ではなく、西行妖や月人相手では分が悪く月に出入りするには満月でなければいけないなど能力の限界もみられる。
だいたい明らかな格上に対しては通用しない。
それでも応用は多々あるが、主な用途は空間の裂け目を作って離れた場所同士を繋げて移動すること。また裂け目から物を出し入れすること。
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そもそも上記のとんでもない記述は阿求著の「幻想郷縁起」の自身の項であり、幻想郷縁起の検閲をしているのは他ならぬ八雲紫自身である。阿求に大金を積んだのかは定かでない。
攻撃手段としての事象の境界の操作も弾幕ごっこでのみの使用に限られ、直接戦闘では裂け目を作り、標識や電車などを呼び出して攻撃する召喚師のようなイメージが強い。
しかし、「知能と脚の境界」のような強力な攻撃手段も存在しており、弾幕ごっこ以外の戦闘能力は未だ未知数である。
スキマ使いという点では神子が似たような事ができるが、あちらは他者でも習得可能な仙術の一つである。
中継に使う空間が違うだけで移動の手順は同じである。
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同じ賢者である隠岐奈も紫と酷似した空間移動能力を持つが、隠岐奈はスキマではなく扉を創り出して移動する。
ちなみに華扇も瞬間移動と思わしき能力を使用してる描写があるが、仙術なのか固有の能力なのかは不明。
能力とは別に超人的頭脳を持ち、無間の底や北斗七星が北極星を食うまでの時間を一瞬で求めることもできる。
身体能力については吸血鬼や鬼のようなでたらめな身体能力は持たない。
ある異変の時には「この年になって山登りをするなんて」などと言う事を口走っているため老体であるかのようなアピールがあるが、腐っても妖怪、人並みには身体能力はあるようで、パチュリーのような完全インドア派ほどではなく直接打撃もある。
体は鍛えているというより、霖之助が振り下ろした木槌を受け止めたときも怪我ひとつ無かったがそのときの感触は「フカフカの布団を叩いたような不思議な手ごたえ」とのこと。また、紅 美鈴いわく「服の下に何かがあるような変な手ごたえ」だそうで、肉体の頑強さ以外に能力を応用して1枚挟んでいるのは確かのようだ。
漠然とした凄く強いというイメージを持たれやすいのだが、能力と性格の関係から自分から事を起こしても前線には出る事はあまり無く、もっぱら奇襲やバックサポート、頭脳労働が多い。




