知らないじゃ済まされない時もある。
ー場所 東京
すぐ近くには、小学校と中学校。
他には、コンビニとレストラン。
正直、太刀打ちできないものばかりが周りにはある。
なにが太刀打ちできないって?
それは、コンビニを過ぎて10分くらいまっすぐ進む。
そして、左に曲がりると
両サイドには一軒家が並ぶ道になる。
その道をまっすぐ進むと、右に曲がる道があるのでそこを右に曲がり、そしてまたすぐに左に曲がるとある
ボロボロの看板に「駄菓子屋ハナコ」と書かれたお店の事。
「おーい、ハナコ!うまい棒のコーンスープ味がないぞー!」
「あとで、業者さんがもってくるってば!」
たった二人。
今年70歳になるじーじと
その孫、ハナコが支える駄菓子屋ハナコ。
じーじ「えーっと…ある…ある…ない…えっと…ハナコ、あれは頼んであるんか?」
お菓子が並ぶ棚を、指をさしながらチェックしている。
ハナコ「あれって?」
じーじ「チュッパチャップスと…あれだあれ…えーっと………」
ハナコ「ポテチ?あんず?ガム?」
じーじ「なんじゃったかぁ…思い出せんのぉ…」
じーじは、軽く頭をトントンッと叩きながら
思い出そうとしている。
ハナコ「もう心配症だなぁ…大丈夫だって。足りなくなるだろうお菓子は、全部注文してあるでしょ?」
じーじ「そうなんだが….なにか忘れてるような気がしてなぁ」
ハナコ「はぁ…
ちょっと、注文表とってくるね。
確かめよ」
じーじ「すまんなハナコ」
ハナコ「別にいいよ。食べれない子たちの顔見るよりいいよ」
じーじ「優しい子だなお前は」
じーじは、すぐそばにあった木の椅子に腰をおろした。
じーじ「二人が死んじまってから、5年…ハナコは、本当に優しい子に育ってくれたの」
ハナコ「そ、そうかなぁ(^^;;
私は単に….この駄菓子屋が好きなだけだよ」
じーじ「そうか….ありがとう」
ハナコ「て、照れる!
注文表とってくる!!」
じーじ「うん」
と、ハナコが駄菓子屋の入り口から外に出ようとした時だった。
ハナコ「ぎゃっ!!!」
じーじ「ど、どうした!ハナコ!!」
じーじは、駄菓子屋の入り口前で
腰を抜かして座り込んでいるハナコに近寄る。
じーじ「どうしたんじゃ、ハナコ!」
ハナコ「あ、あれ…」
ハナコは、震える手で指をさす。
そのさされた方向には
白いTシャツにGパンを履いた
ボロボロの男が気絶して倒れていた。
じーじ「な、なんじゃあれは…」
ハナコ「な、なんなの…」
これは、駄菓子屋を舞台にした
物語である。