第3話 ベッドを買いに行こう
ベッドを買いに来たよ!
たぶん、ここが一番大きいお店だ。
大きいベッドで屋根付きで寝心地もいいのあるといいな。
よし!入ろう!!
「いらっしゃいませ。」
中に入ったら執事みたいな人がいたよ。
お!良かった。誰もいない。
「すみません、ベッドを購入したいんですけど、」
「こちら、高級なベッドのみを扱っているのですけれど、大丈夫でしょうか?」
町娘風の洋服なのに、丁寧だ。
やんわりと違うお店ではと言っているけど、もっと高圧的だと思ってた。
「たぶん、大丈夫だと思います。屋根付きで大きいベッドで寝心地がいいベッドを買いたいんです。あ、大きいベッドと言っても普通に大きいぐらいで。」
「はい。ありますよ。既存のものということでよろしいですね?」
「はい。」
「では、こちらへ。」
この執事店員さん話せる人で良かった。
私はこの国でのベッドの一般的な値段も知らない。
アイテムボックスに入ってる方のお金は300000Q。
手荷物で持ってる方のお金は20000Q。
この国て1ヶ月1人で10000Qあれば、なんとか過ごせると思われる。
手で持ってる方でもお金は結構あると思う。
私は1泊で500Q。つまり、1泊ずつなら泊まるだけでも、1ヶ月で15000Qは欲しい。
でも、1泊過ごすだけの宿と1ヶ月の宿だと割引されるからたぶんこれで足りる。
できれば、アイテムボックスに入ってる方のお金だけで買いたい。
「こちらがカタログになります。」
部屋の1つに通されて、執事店員さんは私にカタログを見してくれた。
カタログと言っても1枚ずつの紙をまとめてあるものだ。
そのお客さんにあったカタログを作るか、元々あるのを持ってくるのだろう。
「1週間くらいで買えるものはどれぐらいありますか?」
とりあえず1週間以内には出ていきたい。
急ぐわけではないけれど、長くいたいわけではない。
「ほとんどのものが1週間で買えますよ。どうぞご自由に見てください。ものによっては今日実物をご覧になることができますよ。」
そう言ってくれたので、とりあえず良さそうなのを絞ることにした。
私が言った『屋根付きで大きくて寝心地がいいベッド』の見してもらったカタログで1番安いのは20000Q。
2ヶ月は暮らせる値段だ。
そりゃあ執事店員さんも心配するよね。
そして、たぶん、執事店員さんは私が買えるものはこれぐらいだろうと予測してのものだろう。
屋根はある、私が2人は眠れるだろう、寝心地はまぁまぁ良さそうな感じのベッド。
私が泊まってるベットに屋根を付け、ちょっと良くしたような感じのベッド。
たぶん、これは付け足されたものだろう。
明らかに他のと値段が違う。
で、私が選んだのは約200000Qのベッド。
妥協はしないって決めたもんね。
候補は2つに絞ったよ。
アイテムボックスのお金、残り100000Qになっちゃうね。
「すみません、これとこれ実物ありますか?」
私が聞くと、一瞬執事店員さんは驚いたように、目を大きくしたが、何事もなかったように顔を戻した。
さすがだな。
「分かりました。こちら2つとも実物がございます。今すぐご覧になられますか?」
「はい。お願いします。」
「では、少々お待ちください。」
そう言って、執事店員さんは部屋から出ていった。
準備が出来たようで、少し進んだ先にある部屋に通された。
そこには、私が見して欲しいと言った2つのベッドがあった。
「こちらは176000Qです。そして、こちらが210000Qです。」
どっちもとても高級そうなベッドだ。
1つ目のベッドは赤、2つ目のベッドは白を貴重にしている。
1つ目のベッドは屋根からついているカーテンがとても厚い。
着替えとかもこの中でできそう。
ても、少し小さいんだよね、2つ目と比べると。
まー私が泊まってるベッド2つ分はあるけどね。
2つ目のベッドはまさに『お姫様の天蓋ベッド』ってかんじ。
本当にすごい。
うん、決まりだね。
「2つ目のベッドで。今すぐ買えますか?」
「はい。かしこまりました。大丈夫ですよ。こちらは展示品ですので、新品を持ってきますので少々お待ちください。では、先程の部屋でお会計をします。」
おー!!これすぐ手に入るんだ。嬉しい。
こうして、私はベッドを手に入れた。