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騎士道プライド  作者: 椎名咲水
3章【そよ風兎編】
39/50

36.5 三章までの登場人物

キャラを忘れた方用のちょっとしたまとめ。

○シャロル・アストリッヒ


 女性。主人公。

 薄茶色の地毛を持つ。

 十二月二十四日生まれ。

 降魔術は“光神レグナクロックス”と契約している。


 ニューギスト公国の近くにある小さな集落で育ち、現在はニューギストグリム・アカデミーに在学している。

 実技と筆記共に良成績であり、あのトウヤマキバも一目置いている。

 アストリッヒ家の末っ子だがその実力は間違いなく兄達を越えていた。


 三章現在、彼女に雇われている者は三人いる。

 従者のフィオナ・フィットセット、アキレス、料理人のノイエラ・グローセンハンクだ。

 三人との仲は良く、幼いながら三人を上手く扱えているが、本人にカリスマ性があるかと問われれば答えにくい。

 しかし友人関係は良好であるため、一種の才能はあるのだろう。


 魔力を可視できるレミエル・ウィーニアスからは様付けで呼ばれ、同じく可視できる最上位精霊の“氷聖スウィストハート”からは魔族に好かれやすいだろうと呟かれている。

 (魔族が本質的に求めている“光”を多く有している為)


 舞茸のソテーが好き。




◯フィオナ・フィットセット


 女性。シャロルの従者。

 褐色エルフ種とヒューマン種の混血で、銀と言うよりは灰色と言った方が正しいであろう髪色を持つ。

 降魔術は“神炎イフリート”と契約している。

 前後あるが、シャロルよりも十歳年上。


 エルフ種の特徴を色濃く受けている訳ではないが、外見の若々しさはエルフ種の影響を受けており、最年長の風格はあまり出ていない。

 “神炎イフリート”から強力な赤い武器、指輪と弓を貰い、その武器の能力のお陰で

『魔力を炎にして矢のように放つこと』

『敵の攻撃を軽減・遮断するバリアを張ること』

 ができる。

 この武器は神器と呼ばれ、神器は使用者が認めた相手以外、手にする事が出来ない。

 (或いは、本領を発揮できないとされている)


 シャロルが赤ん坊な頃からアストリッヒ家に仕え、幼少期からシャロルと共に生きてきたメイド。

 いつからかシャロルに特別な想いを寄せるようになり、自身の行動の根源には主人を思う気持ちが常にある。

 若干その気持ちは常人らしからぬ場合がある。




◯アキレス


 女性。赤髪。

 “紅魔族”と“竜魔族”のハーフで純魔族。

 魔族特有の肉体的部位は赤い髪以外受け継げず、様々な理由から忌み子として扱われて奴隷商に売り渡された。

 現在はシャロルが買い取り、従者として働いている。

 前後あるが、年齢はシャロルより六歳年上。


 将来竜を倒す為の仲間として引き入れられたので武器を扱う訓練をしており、三日月斧を使用している。

 回復魔法も多少使えるらしい。

 身体能力の高い“竜魔族”の能力を多く引き継ぎ、身体能力は高い。

 反して魔法技能の高い“紅魔族”の能力はあまり持ち合わせていない。


 本来の名前はリアナで、過去を切り離す意味でシャロルから新たな名前を付けられた。

 本人は満足しており、理想的な従者であろうと奮闘するが、主に礼儀作法の面で上手くいっていない。

 そちらの方が良いとシャロルは言っているが、本人はどう思っているのだろうか。




◯ノイエラ・グローセンハンク


 女性。黒髪。泣き黒子がある。

 農業大国ネストでシャロルに引き抜かれて現在はシャロルの料理人をしている。

 年齢はアキレスと大体同じ。

 薬膳料理が得意。


 料理人であり、料理はできるのだが面倒くさがりな面があり、料理自体の手を抜く事は少ないが接客はどうしようもなく適当である。

 しかしオーナーの機嫌取りをせず、新人であるにも関わらず厨房に立ち、シャロル達から勧誘されるくらいの腕はあるようだ。

 一応、シャロルの周囲にいる人物の中では珍しく非戦闘員である事を明記しておく。


 シャロルとは艶めかしい事をし合った仲ではあるが、本人は至ってノーマル。

 好きな料理はみそ鍋。(料理が簡単&美味しい)




◯ブレイクストール・アストリッヒ


 シャロルの父親、黒髪。

 剣士でありながら魔法も使える万能剣士で異名は“我速”。

 風魔法を得意とし、相方のシュラザードから補助魔法を掛けてもらう事で真の強さを発揮する事が出来る。


 竜を倒した冒険者として有名だが、その偉業は仲間と共に達成したものである。

 しかし竜を倒した者として一際名が広まったのはブレイクストールのみであった。

 これは仲間の一部が匿名を希望した事や、竜を倒す偉業を成し遂げる前後に相方のシュラザードと結婚、それを周知した事等が重なったためである。


 どこかのギルドのマスターをしている模様。

 威厳のある父親像だが、シャラザードには若干弱く、締まらない時も多々ある。




◯シュラザード・アストリッヒ


 シャロルの母親、黒髪。

 異名は“和魔”、ブレイクストールの相方で補助魔法等を得意としている魔法使い。

 ただ補助魔法以外の通常魔法の技能は他の魔術師と大差なく、それがより一層ブレイクストールの名を広める理由にもなっている。


 ブレイクストールと会う前は同性愛者だったらしい。

 本編であまり登場していないのも相まって語られる事が少ない不憫なキャラ。




◯セイス・アストリッヒ


 アストリッヒ家の長男、天才眼鏡。

 剣を学んだが魔の道に進み、現在はニューギストグリム・アカデミーの魔法科に在学。

 幼いながら扱う事が難しい魔力の扱いに長け、また中級魔法も使用できる上、降魔術も習得している。

 降魔術は“新緑コノメ”と契約している。


 シャロルより一歳年上だが精神面は幼い部分が目立つ。

 しかし勉強好きの性格が功を成してか学校内でも極めて高い良成績を収めており、武闘大会への出場権を獲得したり、優良生徒に選ばれたりしている。

 降魔術抜きでの実力でならシャロルに見劣りしない。


 専属メイドはアストリッヒ家の使用人の中でも有能なメイドらしい。




◯ルワード・アストリッヒ


 アストリッヒ家の次男、金髪。

 アストリッヒ家の中でも極端に成績が悪く、シャロルやセイスは彼の事を嫌っている訳ではないが、蔑ろにしている面が見られる。

 専属メイドはドジっ子メイドのリュンヤン。


 シャロルとは“同年代”。

 産まれた時期に一月くらいの差しかなく、その理由に関しては説明されていない。




◯ユーリック・シュラウド


 クライム学園に在学する茶の短髪男、シャロルより一歳年上。

 若くして父親から異名“我槍”を与えられている。

 シャロルより年上だがクライム学園の入学時期は六歳ではなく七歳なので学年自体は一緒である。


 前方に二つ、後方に四つの加速器が付いた射撃のできる機械槍を使用する。

 作られた経緯は不明だが修理自体は自身が行っている為、その手の知識はあるものと考えられる。

 実力はクライム学園の中でも優秀。

 彼の父親はブレイクストールを師匠にしていた経緯があり、免許皆伝の際に“我速”の一文字を受け取って“我陣”の異名を貰っている。

 彼の“我槍”の異名も同じ経緯で授けられている。




◯ポワル・メーレスザイレ


 青髪ショートの犬耳尻尾、一歳年下の後輩。

 魔族の血が流れている少女である。

 降魔術は“氷聖スウィフトハート”と契約している。


 シャロルを尊敬し、シャロルの後を追ってニューギストグリム・アカデミーに入学。

 魔法の実力の方が秀でているが剣を使って戦っている、実力が足りない面は魔法でカバーしているので性質的にはシャロルに近い。

 最上位精霊の“氷聖スウィフトハート”の事をココロちゃんと呼ぶ。

 その経緯は不明。




◯シスイ・フィーリングアローン


 茶髪の歌姫。シャロルより四歳年上。

 歌の才能に秀でた彼女はシャロルの歌に一目置き、その歌を教えて貰った後、その歌を広める為、そして自身の成功の為に世界へと飛び出した。

 長い間滞在していたニューギスト公国で出会ったレベッカやシャロルは後に大成するだろうと思い、自身も友人として負けていられないと思ったからだ。

 現在は様々な場所を渡り歩いて成功を重ねている。




◯トウヤ・マキバ


 世界最強の剣士“剣聖”の息子。

 そして魔王を討伐した伝説の勇者マキバハヤテの血族。

 魔力を一切使わない不可視の力、“波動”の使い手である。

 ニューギストグリム・アカデミーに在学。シャロル達と同学年である。


 自身が強者だと認識していたがシャロルやレベッカとの対戦で敗北し、その考えを改めて両親のいる島国アリュースで一時帰国。

 鍛練を重ねて戻って来た彼は見事、武闘大会で優勝を果たしている。

 それでも未だシャロルには勝った事が無く、本人はライバルだと認識して日々鍛錬に励んでいる。




◯レベッカ・エーデルハウプトシュタット


 ニューギストグリム・アカデミーに在学する赤髪の薙刀使い。

 一切魔法を使えないにも関わらずトウヤやシャロルと張り合える実力を持つ珍しい実力者。

 コリュードの出身で平民の出である。


 感情に乏しい面があるが人一倍負けず嫌い。

 また、学内では勇者の血を引くトウヤと同じ様に尊敬の眼差しを向けられている。

 ただし友達は少ない。




●レミエル・ウィーニアス


 コリュードにあるフィストランド校の魔法使い。故人。

 金髪で泣き黒子がある。

 火属性魔法の中でも珍しい“闇の本質を持つ炎”を扱い、また魔力の流れを可視化出来る珍しい人間。

 本人はこの能力を持つ人はコリュードに私しかいないと語っている。


 本人は光属性に執着しており、火属性の副産物である明るさを利用して光魔法を疑似的に発動し、それを使う事が多かった。

 彼女の炎は彼女の求める物と一致していなかったが、その方向性は曲げなかった。

 光の力に秀でていたシャロルに多大な興味を示し、初対面なのに様付けで呼んだりしていた。


 しかしシャロルの役に立とうとした彼女はとある人物に殺される事になる。




◯オズマン・ゼハール


 銀髪の教師。

 魔法、剣術共にエキスパートのようだが、実際の実力は不透明な部分が多い。

 ゼハールという性を持つ者全てが加入しているゼハール商会に所属しているが、本人は表だって何かを行動している訳ではないらしい。

 AAクラス担当。




◯レイ・クーネルブラッド


 風槍(ウィンドスピナ)を多用する剣士。

 ニューギストグリム・アカデミーに所属するシャロルの後輩(ポワルの同級生)。

 まるで忍者のような華麗な戦闘スタイルを用い、両手に小剣を持って戦う。


 攻めは得意だが守りが苦手。




◯コルセット・ゼム・ヴィンランドノート


 現公爵の息子、即ち王子。

 公爵の座を引き継ぐ証である“ゼム”のミドルネームを持つ。


 本人自体は然程有能ではなく、妹であるリセリアから王の座を狙われている。

 王子の兄妹は三人存在し、彼は長男に当たる。




◯リセリア・ヴィンランドノート


 現公爵の末っ子。

 頭が良く、コルセット王子から王の座を奪う為に日々奮闘している。

 年齢はまだ二桁にも満たない少女である。

 使用人に時雨を付け、情報収集能力もかなり高い。




◯時雨


 黒髪ポニーテールの女性。

 時雨は個で群、群で個という特徴があり、時雨と名乗る人間は百を越える。

 どういう原理かは不明だが時雨は各国に潜伏しており、その情報を集約している。


 群で一つの存在な為、個が一つ死のうとも損害は無い。

 死を恐れない性質を持つ彼女は脅しにも屈する事無く正義側に付ける唯一人である。




◯“剣聖”


 名を捨てた世界最強の剣士。

 勇者マキバハヤテの血筋を持ち、波動を主軸にして戦う。

 その実力は人の届かぬ境地に達しているという。

 自他共に認める“剣聖”と並ぶ実力者は、世界最強の魔術師“魔帝”しか存在しない。




◯ロイセン


 ニューギスト公国の鍛冶師。

 昔冒険者をやっていたが、嫌われ者だったのか公国で誰も自分の剣を打ってくれる人間がいなくなり、自分で鍛冶を始めたのが鍛冶師のキッカケ。

 鍛冶の実力はそれほど良くはないが悪くもない、普通の出来である。

 ピアノを作ってほしいと言ってきたのが原因でシスイとも友人らしい接点がある。

 また、シャロルがよく雇っていた御者のバルケルとも知り合いである。




全登場人物はキャラを含めて全29名。うち死者1名。

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