⑦
明かりを消しエロい事を想像するが、上手くのれなかった。
イヤホンを耳にさして音楽をシャッフルした。
多分、明日の朝も寝汗が凄いのだろうな。
そんな風に思いながら音楽に身を預けた。
予想通りの結果が出た事に美香は苦笑いを浮かべた。
この4日間、ルーティンになってしまった事を端的にこなしていく。
裸のままバスルームから出てくるとそのまま床に座った。
胡座をかいて無造作に髪の毛を拭く。
濡れたバスタオルを首にかけ、ペットボトルの水をがぶ飲みした。
それをテーブルに置いて両の肋骨に触れた。
脱水症状になっているのか知らないが、この5日の間に、かなり痩せたような気がする。
肋骨が浮き出る程では全然ないが、確かに痩せた。
元々小ぶりな胸も更に小さくなってより、貧相に見える。
乳首だけが異様に存在感を示していた。
そんな乳首に触れながら、美香は元彼が異様なまでに乳首が大好きだった事を思い出した。
執着していると言っていい程、1度乳首を舐め始めたら、止む事はなかった。
性器を舐められたり、エッチをするよりも、まるで赤ん坊のように無我夢中で乳首を吸い、舐め続けた。
それは私が嫌がるまで続く為に、美香も嫌気がさし、無理矢理引き剥がすなんて事はしょっちゅうだった。
エッチをしていない時も胸を触って来ては乳首に触れ、吸わせてと潤んだ目で訴えてくる、元彼はそんな男だった。