『速記の神とプレスマン』
掲載日:2024/02/24
プレスマンは、片手でノックをするには少し長くつくられています。普通のシャープペンシルと比べれば、おかしな長さではないのですが、速記者の目から見ると、原文帳をめくりながら、めくっているときに芯を出したいのに、片手でノックするには、少し長いのです。
そこで、あえて、プレスマンを短く切ってしまう人がいます。プレスマンを切ってしまうなんて、と思う人もいるかもしれませんが、プレスマンを愛するがゆえです。小型犬のしっぽを切るのと同じようなものです。どちらも嫌だという人がいらっしゃったらすいません。
ただし、切られるプレスマンからすると、せっかく長くつくられたのに、使われる前から切られてしまうなんて納得できません。速記の神様に文句を言いました。
速記の神様はおっしゃいました。
「プレスマンよ。そもそもお前は速記シャープなのに、芯がよく詰まる。だから速記者は、確実に芯を出そうとして、短く切ることを選ぶのだ。文句を言う前に、自分の役割をよく考えよ」と。
教訓:そうだそうだ。




