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第一モンスター発見


 第一モンスター発見


 ぽっぽと3にんのこびとと一匹の妖精は、ドワーフのろくべぇ達と別れて町への旅を再開した。旅を再開する前に、くろべぇから短剣以外にも、装備を渡されていた。


「街に行くだけだが、何があるか分からんからのぉ。持っているに越したことはなかろうて。」


 満面の笑みで渡してくるもんだから、余計な荷物になるとも言えずにぽっぽたちはそれぞれ受け取りリュックの中に詰め込んだ。


 しばらく歩くと、いつもなわとびやブランコをしている広場に着いた。


「わーい!遊んでいこうよぉ~。休憩もしたいし、おなかも空いたからおにぎり食べていい??」


 ぽるんは、広場に着くと、そういいながら真っ先に木の切り株に座り、誰も何も言わないうちにリュックから大きなおにぎりを取り出しむしゃむしゃ食べ始めた。


「まったくもぉ!ぽるんは、すぐに食べ物に行っちゃうんだからぁ~!でも、せっかくだからちょっと休憩していきましょうか。」


 ぽっぽも、リュックの中からレジャーシートを取り出しみんなを座らせて、真ん中にお弁当やお菓子を並べた。


 ぽりぽり・・・


 むしゃむしゃ・・・


「「おいしいねー!」」


 りゅねとりさりさも、おいしいお弁当とおやつにご満悦だった。はるるは、ぽるんの横にちょこんと座っておにぎりをつまみ食いしている。みんな、ある程度食べ終わって片づけをしていると、


 ・・・ガサッ


 ・・・ガサガサッ!


 デッデデーン♪


 草むらが揺れたあと、低いモンスター出現音が聞こえてくる。


「やばいっ!モンスターが出るよっ!みんな、武器取り出してっ!」


 ぽっぽは、3人のこびとと妖精に向けて合図を出す。すると、それぞれリュックから武器を取り出して構える。


 ぽっぽは、さっきもらった妖刀を構える。


 りゅねは、青龍刀を両手に持ち構える。


 りさりさは、右手に賢者の杖と左手に魔導書を構える。


 はるるは、水の女神『セイレーン』を召喚する。


 ぽるんは・・・


 ぽるんは、両手におにぎりを握りしめて、前に突きだし構えている。


 草むらからモンスターの姿が見えてくる。


「何が出てくるのかなぁ?強いのだったらいやだなぁ・・・。」


 りゅねは、青龍刀で大抵のモンスターを一刀両断するのだが初めはいつも弱気だった。


「だっ・・・大丈夫よっ・・・。ま・・・まだ、旅の序盤も序盤よ?そんな強いの出てくるわけないじゃない。」


 りさりさは、そういいながらも高位魔法の【雷鳴我龍】(ライメイガリュウ)を唱えだしている。


 はるるの召喚した『セイレーン』は、いつでも水魔法を使用できるように草むらを睨みつけている。


 ぽっぽは、妖刀を抜くとそれに憑いていた狐に乗り移られ、キツネ耳と、キツネのしっぽが生えてきている。【俊敏】と【妖力】が上昇していた。


 ぽるんは、ようやく両手におにぎりを握っていることに気付き、口にほおばると自分のリュックから雷神槍と火龍槍を取り出し両手に構えた。ほっぺたは、おにぎりで膨らみ、その頬にはご飯粒がたくさんついている。


「さあ!出てこいっ!」


 ぽっぽは、草むらにいるモンスターに威勢よく投げかける!




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