空からキャンディーが降ってきた。
空から飴が降ってきました。雨ではなく飴です。こんな事があるもんかと空を見上げた裕也は驚きました。そこにはヘリから飴を振りまく搭乗員の姿が見えたからです。添乗員が近くの砂場に降りたのを見た裕也はそこへとダッシュで近づきました。
「ねえねえ。どうして飴を撒いたの?」
「ふふ、坊や。それは子供達に夢を振りまく為だよ」と添乗員は言いますた。
裕也はまだ五歳の子供です。その可愛らしい言い方の質問に添乗員は優しく答えました。
「それにしてもその金髪の神は、君の両親が染めたのかい? それとも地毛? 君はその青い短パンに、Tシャツ、下駄はとても面白い組み合わせだね。そして君は身長140cmぐらいかな。髪は短髪で、少しやせていて、これからが伸び盛りだね」と添乗員は裕也の容姿を読者に分かるように、さりげなく伝えました。(どこが)
「でも、あながた降らせた雨のせいで家の屋根は木津だらけだよ。だよ?」
裕也は語尾を繰り返し、可愛らしさを演出します。それが故意なのか無意識なのは神視点の私にも分かりません。そして、その飴に当たって怪我をしたという人が続出しました。
そして、添乗員は何らかの罪で逮捕なのか、書類送検なのかをされました。
夢を配っているつもりが、悪夢を配り、逮捕された彼は今後どのような人生を過ごすのでしょうか。要中尉です。