表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
凡人の異世界転移物語  作者: 小さな枝切れ
第四章 忍び寄る暗雲
51/71

創造神

本日2話目です。

今回は会話がほとんどです。

薄暗い階段を降りている時、俺は創造神とはどんな姿なんだろうなどと考えながら歩いていた。


下まで降りると広さにして12畳ほどしかない石壁のまるで祠の様な所に出た。

そして正面には靄がかかって顔などがはっきりしない人の様なものがいた。


「創造神ですか?」

「如何にも。

其方(そなた)が思い描いた通りの姿であろう」


確かに俺は創造神ははっきりしない姿なんだろうなと思っていた。

まさかその通りで現れるとは思わなかった。


「俺、いや私がもし違ったものを想像していたら、姿は変わっていたのですか?」

「如何にも。さてサハラ、よびたてした理由は他でもない。

其方は外なる世界からやって来た。

その原因は創造神たる私にもわからぬ。

また、還す術もわからぬ」

「創造神はこの世界を作り出したんですよね?それなのに分からないのですか?」

「私はこの世界の創造神。外なる世界には数多の創造神がいる。

其方に分かるように言えば、描くものによって異なる、世界設定だ」

「つまりこの世界からすれば元の世界は数あるおとぎ話の一つみたいな物ということですか」

「如何にも。理解してもらえたなら本題に移らせてもらおう。

其方には元の世界の知識を使い、この世界に存在しないものを作り出すことが可能だろう。

だが、その知識は創造神である私ですら知り得るはずがないものだ。

故に其方にはこの世界にそぐわないものを作り出すことを禁ずる」

「それは例えば科学的なものという事ですか?」

「それが何かは私には分からぬ。

分からぬという事はこの世界で創造されてはいけないものに該当する」

「つまりこの世界の世界観にそぐわないものを俺が創造してはいけないということですね」

「物わかりが良い」

「だとしたら、杖術はそぐわないものでしたか?」

「それは問題ない」


良かった。

これがダメだったら、せっかくの腕輪の力が1つ無駄になってたところだ。

だけど一つ問題があるな。


「もし私が気がつかずにこの世界にそぐわないものを作ってしまった場合はどうなりますか?」

「そうだな…スネイヴィルス」

「ここに」


うお、イキナリ出てきた。

誰だこの爺さん?神であることは間違いないけど、今まで聞いたことない名前だな。


「スネイヴィルスは神々の中で序列が2番とされる自然均衡を司る神だ。

スネイヴィルスに其方を監視させる。

其方が均衡を崩しかねない行為を行なった場合、スネイヴィルスが知らせてくれよう」

「御意に。

サハラよ、其方が均衡を保つ限りは儂も其方に対価として力を貸そう」


おおおおお!

ついにチートが来たのか?


「儂の力は獣の友にして始原の魔術の操り手。その力は大自然の力そのものじゃ」


お、おう。

いわゆるドルイド魔法ですな。


「始原の魔術の知識を与えておこう」


うお、頭の中に始原の魔術の知識が入ってくる。なんか洗脳でもされてる気分だよ。

うん、何ていうか、攻撃的な神聖魔法って感じなのかな。

というか待て。俺ってもしかしてドルイド的な自然崇拝の思想持たないとダメなのか?


「あの、私はドルイド思想に則って、俗世から離れた生活しないといけないんですか?」

「本来であれば。だが其方は特例じゃ。

あくまで儂が其方に力を貸すため、そういった制約を課すことはしないでよい」


おお!制約無しのドルイドだ!

ちょっと待てよ、なんでここまでしてもらえるんだ?俺の存在がこの世界にそぐわないのなら消滅させればいいだけだ。

まさか俺に何かやらせるとかじゃないよな…

神命とか勘弁だぞ。


「一つ疑問があります。何故こんな回りくどいことをするんですか?

私を消滅なりさせれば、なかったことにできると思いますが」

「それが可能であったなら既にしている。

其方には我ら神が侮れない存在の寵愛を既に受けてしまった」


ルースミアの事か?あれ?ルースミアってレッドドラゴンじゃないの?

ドラゴンってそんなに強いのか?それとも神自体の力はあっても無敵じゃないのか?

そういや御者が神は神同士の争いで死ぬとか言ってたよな。

案外この世界の神って…脆いのか?


「それ故我らも危険を冒す事を断念した」


おおお!

ありがとうドラゴン!ありがとうルースミア!


「私も其方に対価を支払わねばな」


うわ、創造神からの対価って凄そうだな。

正直人間離れしちゃいそうなのは勘弁してほしい。

俺は勇者にも英雄にも権力者にもなりたくはないんだ。

せっかくこの世界に来て、この世界で生きるって決めたんだ。


俺は自由に生きたい。



そして俺は創造神の対価を得て皆んなの所に戻った。



いつもありがとうございます。


まず次回更新ですが、いつも通り17時更新です。



ついになんとかサハラが魔法を獲得しました。神聖魔法ですが…

と言ってもドルイドの魔法なのでまた変わった部分を見せられるかと思います。


あと2話ほどで第4章は終わって、第5章からはだいぶ今までと感じが変わると思います。

物語も中盤あたりになるんでしょうか?たぶん。


それでは

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ