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凡人の異世界転移物語  作者: 小さな枝切れ
第二章 冒険者
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資料室

まず職業、冒険者は冒険者らしい。


武器を使うのがメインなら戦士や剣士であって、そういう戦闘スタイルに信心深く神の祝福を受けて神聖魔法が使えれば戦士と僧侶みたいなもんという感じらしい。

なのでどちらかといえばスキルに近いのかもしれない。

修練場みたいなのがあり、武器の基礎はそこで教われるらしい。


神聖魔法を扱う神官又は僧侶

当然ながら各種神々の神殿で祝福を受けることで扱えるようになる可能性があるらしい。

らしいというのは、信仰する神の気まぐれ次第であり、寵愛を受けていれば常に助けてくれるらしい。

神が存在する世界って大体こんなもんだよな…


魔術師のウィザード

巻物を手に入れ自分の『魔法の本』に書き写して増やしていき、

1日に呪文を記憶出来ただけ扱える。

有能(高レベル)な魔法になればなるほど記憶し難いらしい。

記憶した魔法は複数記憶してない限り、詠唱した直後に一度記憶から飛ぶんだとか。

記憶力が重要に加え、選んでいく魔法で仲間の冒険を左右するので頭の良さが問われる。

熟練の魔術師は20〜30個呪文を記憶できるらしい。

似たようなテーブルトークRPGがあったけど、数値化されないとこんな風になるんだなぁ。


もう一つの魔術師ソーサラー。

こちらはウィザードと違い、精神疲労を起こしながらイメージを魔法にして使う。

精神力次第でいくらでも魔法が扱え、しかも詠唱も必要ないため有能だが欠点があり、血族による資質がある者しか基本的に扱えない。

まれに血族関係なく資質を持って生まれる事もあるらしい。

そういった万能に近い能力のため傲慢になる者が多く嫌われる者が多いらしい。


一部の妖精族が扱える精霊魔法

詳しく書かれておらず、ただ精霊を行使できる魔法とだけあった。


最後になる盗賊

これは冒険者ギルドは関与しておらず、シーフギルドに所属するしかないらしい。




続いて金の価値


金貨1枚=10万円

銀貨1枚=1万円

銅貨1枚=1千円

鉄貨1枚=100円

1金貨=10銀貨=100銅貨=1000鉄貨


こんな感じだった。

串肉1本1000円かよ!ネズミの国より高いじゃん。



地理はルースミアが上空から見て知っているから別に覚えなくても良いと言われたので甘えさせて貰った。

ちなみに各国の名前はあるけれど、地球というような世界の名前は無かった。

とりあえず、この国の名前がレドナクセラ帝国で今現在はレドナクセラ3世が治めているらしい。

またここ城塞都市ヴァリュームは赤帝山の要害であり、対赤帝竜の砦でもあるらしい…

この部分を一緒に見ていたルースミアは呆れ果てていた。


「断言する。我は人の領域は襲った事も餌探しもした事は無いぞ」

「それ聞かれたらマズイからさ…」

「それにこの程度の街ならふぁがふぉごふごふご…」


俺は慌てて口を押さえた。

大体見終えたところで異常にアピールしてるように見える本があった。

『世界の神々』

嫌な予感がし速攻無視しして棚にしまう。

こういう世界の神々に関わるとろくな事は無いはずだ。

君子危うきに近寄らずだよ。



ダンジョンや遺跡、大森林


前にルースミアから聞いた通りデプスで表記されて、最深部までにかかるであろうおおよその日数で言われる。

ただし、この日数は未開地に初めて行った時にかかった日数、と冒険者ギルドルールで決めてある。

初めて行ってビビりながらと、何度も来て慣れちゃってるのだと日数が大きく変わるからだろうね。



主だった種族や魔物


人族

エルフ族

ドワーフ族

獣人族


うん、たぶん版権に関わりそうな種族はいないね。

獣人ってのがライカンスロープとごちゃ混ぜになっていたが、街に入って人間と獣人は結構見れて問題解決できた。

外見ほぼ人間で尻尾耳がある感じみたいだ。


モンスターは全部見ているときりが無いので、ざっとのポイントポイントで見ていく。

どうやら多少の違い程度で、俺の見知った地球での趣味だった知識はそのまま使えるようだ。



その後もいろいろ細かいとこを調べてからルースミアに相談する。


「とりあえず知りたい事は調べられたから、この後どうするかだね」

「冒険者ギルドに登録するのか?」

「そうだなぁ、やっぱり冒険者証が便利なんだよね。

それに今のままだとルースミアの財宝が、どんどん消耗していくだけだから、住処見つかる頃には財宝かなり減っていたら困るでしょ?」

「確かに減るのは困る。

主が急がぬなら…ふむ、それもありか?

主よ冒険者登録とやらをしよう」


長期戦に持ち込めると踏んだか…


なぜ俺がここまでルースミアのたぶん求愛っぽいのを避けるのか?

ここまで数日一緒に行動していて、当然彼女は凄く可愛いと思う。

そして俺は人種差別はしない。

が、それは相手が人であるならば。であってルースミアは人の姿をしたドラゴンだ。

別に外見人間だし喋れるから良いじゃんとか思う?

ドラゴンじゃなくて、カエルとかワニで考えて欲しい。外見人間で喋れれば平気か?

俺には無理だよ。

それに俺はエルフスキーだ。



「じゃあ、受付の方に行こう」


受付に移動しながら、今日のこの後を考える。


冒険者登録して冒険者証を手に入れるでしょ、その後宿屋探して食事ってところかな。

で、宿屋に戻ったら前々から考えていた自分自身の今後を考えなきゃね。



本年はここまででお終いです。


説明くさい話が続きましたが、来年からはたぶん冒険が始まれると思います。


読んでくれてる方々に感謝です。

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