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アルナイル~光を求めて~  作者: 伊藤おかし
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2話行動力あるよね

正直このジャンルは初めてなので加筆すべきポイントがゲーム設定にあったらコメント欲しいです。


「あん、じぇ?なんだって?」

「unknown journey オンラインだよ!!通称uj」

飛田君からゲームの名前を聞いてもいまいち分からず思わず聞き返した僕は取り敢えずどういうゲームなのか教室に向かいながら聴くことにした。


「そのujってゲームはどういうゲームなの?」

「MMOっていうジャンルのゲームなんだけどな色々なプレイヤーが、旅人として宇宙を目指してモンスターを倒しながら冒険をしていくって感じのゲームだな」

「えっと、申し訳ないんだけど、飛田くん僕剣道に活かせるゲームがいいんだ。だから、」

「バカ話は最後まで聞けってMMOはな、モンスターだけじゃ無くてプレイヤーとも戦えるんだ」


モンスターと戦っても人との対人経験を欲している僕とは合わないゲームと思いやんわり断ろうとした矢先に、飛田くんから聞き捨てられない話がもたらされる。

「えっ、プレイヤー同士で戦えるの?」

「MMOならプレイヤーキル通称PKってのがあってな。ujは、今どんどん流行って来て人増えてるしPK相手には困らないぞ‼︎あと俺が色々教えられるし‼︎」


素人としては経験者に何かと教えてもらえるのはショウちゃん(経験者)という実例がある為とても助かのだ。

「じゃあ、初めてみようかな」

「おお、まじか!!じゃあじゃあ始めた時に知ってた方が良い事を教えてやるよ」


結果VRMMO初心者の僕は飛田君の提案に飛びつくことになったのだった。


その後も机に荷物下ろした後も僕は飛田くんに、ujの魅力とその他の初期設定のお勧めなんかを教えてもらうのだった。


2日後〜

土曜日で学校は休みでも部活はあり放課後練よりもキツい休日練により毎度恒例のゾンビになった。午前で部活が、終わり帰りにに震える体をショウちゃんに支えてもらいながら飛田君に勧められたゲームの話をする。


「でね、そういうわけだから今日は家に帰って着替えてからuj買いに行くんだ」

「……」

「ショウちゃん?」

「なんかお前謎に行動力あるよな」

「ん?どゆこと?」

「まぁ、頑張れって事、体は休まるし気晴らしにもなるし、やり過ぎ気をつけてればいいんじゃね」

「うん、わかった」


そうして見事ダイブギヤとunknown journey オンラインのカセットを購入した僕は、間抜けの殻となった財布とお年玉が入っていたぽち袋を見てこれは投資そう未来の自分への投資なんだと言い聞かせながら帰路に着くのだった。


「まぁ、使っちゃったんだからしょうがないよね‼︎」

と声に出して言うことで落ち着いた僕は早速自室に篭り早速使ってみる事にした。パッケージを開いて会社や初期説明などを読んでいく。


「へーこのゲーム日本が作ったゲームで世界的に売り出してるんだ。」

なんでも日本の会社シリウスという会社が作ったらしく新たな言語自動翻訳機能でアジアサーバにさえこれば言語が違っても普通に喋れるって凄いな。


それに新たなシステムレグルスシステムを採用してるらしく。意訳するとめっちゃ自慢してる内容が綴られていた。まぁ、気になって口コミとか調べてても従来のVR MMOゲームとは比べ物にならないクオリティとかで神ゲー扱いされてるしな。


「まぁ、やってみるか」


ダイブギヤのアカウント作成やら毎月の金やら諸々の事情など面倒くさい手順をなんとか乗り越えて遂にunknown journey オンラインを起動したのだった。


意識が変わる不思議な感覚肉体はベット上で寝ているはずなのに、意識や感覚は不思議な空間に立っている状態だ。


初めての感覚に戸惑っていると目の前にプレイヤーネームやキャラクターデザインのウィンドウが表示される。


えっ見た目とかっていじれるの?マジで?凄いなフルダイブゲームまぁ、あんまり見た目にこだわり無いんだよなー。


強いていうならあんまり現実とリーチや高さが違うと動きに支障をきたす可能性もあるしあんまり背格好は変えずに顔と髪と目だけ変えよっと。


30分後見事完成した僕のアバターは、深い紅いろの髪に黒目のあどけない感じの中性的なイケメンになった。


背格好はリアルと同じ160センチで手足の長さも出来だけ変え無いスタイルだ。まぁ、ちょっとだけ足を長くしたが、ちょっとだけだ。


名前は、どうするかなーうーん。ネーミングセンス無いんだよなー、まぁ、マスターでもプレイヤーでもなんでも切るつもりだしなんかそこから取りたいな。


ケンティー、総司Ⅱ、ぶった斬りマン、ダメだ碌なのが1つも思いつかない。うーんよし、名は体を表すというし意思表示みたいな名前にしよう。


モンスターでもプレイヤーでもNPCでも何でもキルプレイヤーの名前切る、キル、kill、よしキルにしよう。


こうして僕のプレイヤーネームは『キル』になった。


次に職業画面が表示される。これは飛田から聞いていた8つの初期職業から選んでプレイヤーの能力値をAIが判別し25レベル毎に派生していくというあれだな。


職業初期


戦士

黒魔道士

白魔道士

盗賊シーフ

テイマー

アルケミスト

鍛治氏

服飾士


 事前に聞かされていた僕はこの8つの中から戦士の職業を選択する。武器は斧やら槍やら色々と選べたが、長剣一本を選びセットでついていた盾を除外すると所持金が増えていた。


まぁ、旅人の服に長剣1本という形に落ち着いた。こうして一通りの事前設定を終えた事でようやく不思議な空間から出てujの世界に飛び込む事が出来るようだ。僕はゲームスタートと書かれたボタンをクリックする。

 すると視界が宇宙空間の様になる体感もまるで無重力を浮遊しているかの様だ。いきなりの現象に驚いていると目の前に世界観が書かれたウィドウが出てくる。


「えーなになに、あなたは旅人として数多の地、星々をわたる権利を持っています。数々の試練を乗り越え輝くこの世界で貴方だけののアルナイルを見つけましょう?」


意味わからんちんだが、色々な場所に行ける事がわかったからよしと考えていると、いよいよ本格的にujが始まるのか宇宙空間から下の地球に似た星のの大きな大陸の端に落ちていく。


そして、視界が白くなり気付くと見知らぬ町の噴水の前に僕は立っていた。


「すげー」


思わず感嘆の声が出てしまうのも無理はないだろう。それほどまでに視界に入るもの全てが精巧で、とても此処がゲームの世界だなんて信じられないからだ。


これならあの武道家さんの言ってた事も現実味を帯びてくるのではなかろうか。


そう、そこで僕はハッとする。そうだ世界に感動してる場合じゃない強くなっていっぱい切らないと。剣もあるし先ずは、モンスターを切りに行くかと僕は町の出口を目指して歩き出した。


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