表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アルナイル~光を求めて~  作者: 伊藤おかし
1/28

1話僕の一番星

連載頑張ります。誤字とか言い回しでこういうのがあるよとかあったらコメントお願いします。

 まだ語れるほど人生を生きていない僕、宮地翔(ミヤチカケル)でもわかる事はある。それは恋この気持ちを知ったのは2週間前中学に入学してすぐの事だ。


『あの?良かったら入部体験来てください』


細く艶やかな黒い髪に長いまつ毛均整の取れた目鼻立ち、桜の花弁より綺麗な色をした綺麗な唇。


目の前で僕に剣を持った人のイラストに来れ剣道部へと書かれた紙を差し出す、女神の様に綺麗なこの人に

僕は人生で初めての恋をしたのだ。


〜2週間後の現在


「ハァ、ハァ、ハァ」

「はい、休憩。各人水分はしっかり取ってねー」


 僕は先輩の言葉を聞きダラダラと汗を流しながらその場にへたり込む。


小学校の頃は特に習い事とかなく走り回ったりサッカーして遊んでいた僕は、いままで要求された事の無い運動量とフォームを覚えるので体力がそこを尽きかけていた。


「大丈夫かー(カケル)

「あ、ありがとうショウちゃん」

小学校からの幼馴染みの進藤将吾通称ショウちゃんが持って来てくれた水筒をがぶ飲みして漸く立ち上がれる様になった僕にショウちゃんは、遠くを見ながら話を続ける。


「しかし、お前凄い行動力の持ち主だよな?」

「な、なに?急に」

「だってさ、普通一目惚れしたからって部活入るか普通?」

「ちょっ?声大きいって?!」

「ああ、悪い悪い。まぁ、俺はお前と剣道できて嬉しいけど、まさかあの学校一の高嶺の花栗花落皐月(つゆりさつき)先輩に一目惚れして接点欲しさに入部するとは」


「う、不純な動機で悪かったよ」

「まぁ、飽き性のお前が何かに真剣に打ち込むってのは友達として嬉しいしいいんだけどさ。わかっているのか?大会出て結果出しまくって、尚且つあの容姿で頭も良いと来た相当頑張んないと視界にも入れず散りそうな恋だぞ」

「僕は飽き性だけどさ。この気持ちには嘘つきたく無いって思ったんだ」

「ふーん。栗花落(つゆり)先輩でも見てエネルギー回復するんだな」

「あっ、かわいいいいーーーーーー」

「ちょっとキモいな」


その日の練習が終わり日も傾き夕方となり、僕はショウちゃんと今後の成長プランを話し合っていた。

「小学校からやってる人たちに勝つには誰よりも練習するしか無いよね。朝練して家でもやるしかない‼︎」


「いやお前、言ってる事は正しいけど。試合とかの経験値はどうすんの?」

「うーん」

「ノープランかよ。まぁ、最近お前頑張り過ぎだし適度に息抜きしないと継続できないぞ」

「え?」

「今日も5時間目寝てたし、お前ちゃんと休んでんの?」

「経験値か……」

「たく、メニューは組んで一緒にやってやるから。少しは加減を覚えろオーバーワークは怪我の元になる」

「うん」

「お前は、反射神経も運動神経も良いんだらあんまり焦りすぎるなよ」

「うん」

下を向きながら視線が合わない翔をジト目で睨む将吾は試しにカマをかけみることにする。

「1+2は?」

「うん」

やっぱり聞いてねぇじゃねぇかーとキレた将吾のチョップが、後頭部に直撃したのは、当然の帰結だった。


 翔は、帰宅後もずっと上の空で食事や入浴など、何をするにしても剣道で経験者との試合での経験を埋めるかを考えていた。


どうする?どうすれば?と考えながら必死に剣道上達方法をネット海から掬い上げていると、気になる情報を1つ見つける。


マキピー『武道家ですがVRゲームを利用して実際に取り入れられた動きがあったので個人的にお勧めです。』


VRかー全くやったことないけどゲームによっては現実以上の動きやムーブが出来て人気があるんだっけ?


ん?待てよ?ゲームによっては剣を持った一対一のゲームがあるかもしれない。


それなら上手くすれば経験値や立ち回りを学べるのでは、体は動かさないしショウちゃんの言ってた休息の趣味と特訓になるし一石二鳥では?


おー僕天才では?こうなったら早速お年玉を開封し機器を買わなければ、あれ?でも一体何のゲームを買えば良いのだろうか?


一先ず手持ちの全財産を広げてみる。肝心のフルダイブ機器のダイブギヤを買うとカセットを1つ買えるかどうかの金額しかなかった。


「何を買うのかは慎重に成らざるを得ないな」


そこから僕は親に怒鳴り込まれるまで理想の世界に行くための情報収集を始めるのだった。


結局理想の世界を発見出来ず仕舞いのまま日を跨いだ僕は、ショウちゃんとの朝練を終えた後、全身鉛の様に重い体を引きずって一段一段4階の教室に向かって階段を登り今やっとたどり着いたその時。


「おっす、カケル相変わらず死にそうだな」

背後から元気背中を叩かれ死体蹴り喰らった僕は地べたに這いずりながら死体蹴りしてきた奴の方に首を傾ける。


「おはよ。飛田くん」


僕に元気な挨拶と共にトドメを刺したのは同じクラスで前の席にいる。飛田聡太(トビタソウタ)だった。


「うっお?!どうした、宮地いきなり倒れ込んで、新しいモノマネゾンビレパートリーの新作か?」


「僕は一発芸の練習をしてた訳でもないよ。あと起こして」


僕は飛田君に起こしてもらい。世間話程度に何かいいゲームがないか知ってないか聞いてみる。


「僕さVRゲームをやってみようと思うんだけど、飛田君てそういうの詳しかったりしない?」


「え?なに?宮地VR始めんの?!」

「え?うん。なんかネットで武道家が、VRでの動きが現実の動きに取り入れられるとかなんとか書いてあったからやってみようと思って」

「意識高っ?!まぁ、それなら俺と一緒にujやろうぜぇ!!」

VRをやっていると世間話程度に振った話題で今まで見た事ないぐらいテンションの上がりをみせる飛田に驚きつつ僕はそのゲームについて聞いてみる。

「なにそのゲーム?」


「unknown journey オンライン最近発売された今最も注目されてる神ゲーさ」

連載頑張ります。誤字とか言い回しでこういうのがあるよとかあったらコメントお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ