表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/47

Episode 31決戦[壱]

決戦において最初に戦いが始まったのは、一心不乱に突き進んできた赤グループのメンバー達と、大量の銃と銃弾を持つ緑グループのメンバー達の戦いだった。

中央塔の付近、しかし、緑グループ寄りの方なので、赤グループに攻め込まれている。と言って間違いはないだろう。

赤グループのメンバー達に与えられた役割は、雑魚狩りという役割だったが、彼ら赤グループのメンバー達からすれば至極簡単なものだった。しかし、緑グループのメンバーたち一人一人は雑魚だとしても、彼らは大量に銃を持っているため、彼らの戦闘力をバカにすることは出来ない。


そうして、彼らの戦いが始まった。

まず動き出したのは、赤グループのメンバー達。赤グループのメンバー達は応じて強力な異能を持っているため、そこまで異能の強くない緑グループには攻撃的に出ることで、グループリーダーからのパワハラの屈辱を晴らそうともしていた。

何も考えずに緑グループのメンバー達がいる場所へと突っ込んでくる赤グループのメンバー達は、それぞれ自分の異能をひけらかすように自分の周囲に広げている。

反対にフィールド上で横一列に広がっている緑グループのメンバー達は、ただ棒立ちになっているようにも見える。


双方の距離が20メートルほどまで近くなった途端、緑グループのメンバー達は背中に隠していたアサルトライフルを取り出した。

緑グループのメンバー達は何も持っていないと思い込んでいた赤グループのメンバー達は、緑グループのメンバー達によって一斉に取り出されたアサルトライフルを見て逃げ出そうとするが、勢いよく走ってきたため方向転換ができなかった。

そして無残にも緑グループのメンバー達によってアサルトライフルの引き金は引かれた。

ズガガガガガガガガガガガガガガッッッッッ

緑グループのメンバー達によって、大量の弾幕が張られる。

弾幕の半分以上は当たらないが、弾幕の中の銃弾の半分でも当たれば赤グループのメンバー達は全員地に倒れ伏すことになるだろう。


そして、赤グループのメンバー達は全員気絶し、緑グループのメンバー達に捕縛されることになった。

緑グループのグループリーダーや作戦を知っている者たちがその報告を受けたとき、少し簡単に進みすぎな印象を受けたのは、赤グループのメンバー達が追い立てられたような行動をしていたからだろう。

本来であれば赤グループのメンバー達の中でもある程度気絶しない者がいて、そういったメンバー達を土人形(ゴーレム)によって一掃する計画だったのだが、少し狂ってしまったようだが、問題はないだろう。


そして、赤グループの中でも異能の強い者たち、まさしく幹部級の者たちが緑グループへ迫ってきていたが、それに対応するべく緑グループのメンバー達は50メートル以上緑グループのグループフィールドの方へと下がり、その前には青グループと黄グループの連合軍が集まっていた。

青グループのグループリーダーはここにはいないため、20代ぐらいの青年が青グループの責任者として、指揮を執っていた。けれど責任者の青年は黄グループのグループリーダーの男と馬が合わず、険悪な雰囲気が流れていた。

「わかっているとは思うが、殺しはするなよ」

「はいはい、あ~俺も雲櫟さんとこに行きたかったなっすね~」

黄グループのグループリーダーの男が再度注意するように、青グループの責任者である青年に言うが、青年は名残惜しそうにグループリーダの元へ行きたかったと言う。

「集中してくれ。君が死んでも俺たちの矜持は失われる、君がどうなろうが知ったことはないが、今ここで死ぬのだけはやめてくれ」

「わかってるっすよ。別に集中してないわけじゃないっすから・・・」

青年が音楽プレイヤーでノリノリに音楽を聴いているのを見て、黄グループのグループリーダーの男性が注意するように声をかけたが、青年は集中していると言いながらも、青年が集中していないのは誰にでも丸わかりだった。


「・・・そんなこと言って、集中してないの丸わかりじゃないですか・・・」

「リンちゃ~ん?黙っててくれないっすか」

「ひィっす、すいません・・・」

青年の後ろに立っていた青グループのオドオドした少女が、青年を咎めるように小声で言うが、怒ってキレたような青年の言葉に涙目になってしまった。

「その子供は本当に大丈夫なのか?戦場に連れてくるなら戦えるとは思うが・・・」

「リンちゃんですかっす?戦闘になれば大丈夫ですっすよ、なんなら彼女の異能を見てみるっすか?」

「いや、問題なら大丈夫だ。俺には小学校中学年ぐらいに見えたのだが、本当は見た目よりもっと年齢が高く、中学生や高校生。ということか?」

青グループの少女を見て、黄グループのグループリーダーの男が不審に思ったのか、責任者の青年に本当に戦えるのかどうかを尋たが、青年が問題ないと言ったので少し訝しみながらも、グループリーダーの男は渋々ながら納得した。しかし、幼く見えるだけかとも考えたのか、他の年齢の名前を出した。


「いや、リンちゃんは確かまだ小学生だったっすよね?」

「・・・そうですよ、あんな乳臭くて凶暴な高校生なんかとは、一緒にしないでくださいよね・・・」

「それは・・・黒川瑞樹さんのことを言ってるっすか?それだったらまぁ同感。っすかな」

少女は中央塔で黒川瑞樹によってアサルトライフルで滅多撃ちに会ったことを恨んでいるらしい、それと同じように青グループのグループリーダーを黒川瑞樹に取られた(青年が思ってるだけ)青年も、黒川瑞樹を少しだけ恨んでいるらしい。

「そろそろ来るはずっすよ、臨戦態勢を取ってくれっす」

「青グループの言う通り、もうすぐ赤グループの連中が来るはずだ。気を引き締めておけ」

結局戦いが始まる最後まで、青グループの責任者の青年はチャラい雰囲気を変えることはなかった。

さらに黄グループの中の何人かが、石や岩を体に纏い、急な攻撃に備えてシールドを張った。それに伴って青グループのメンバー達も各々の異能を周囲に浮かべ始める。


そして、青と黄の連合軍が赤グループの幹部達、赤グループの第二波を視線の先に捉え、連合軍と後ろの緑グルーのメンバー達にも緊張が走る。

そして、作戦の第二段階が始まることになった。


さらに、土の巨人も動き出すことになる。


決戦、グループフィールド全体『STRUGGLE』

ぎっりぎり

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ