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天国の僕等

作者: 朝馬手紙。


「君を愛してる」を叫びすぎて

昨日、喉を潰してしまったよ

君の寝顔を見つめていたら

視力が落ちて、とうとう眼鏡

寝る時間、暗いところで

明かりもついてなかったからね


水平線まで続く海辺のほとり

一軒家の窓から見ている僕等

二人、無事に天国に来れたんだね

本当に夢じゃないんだね

コレで良かったんだよね

「そうだね」




君の足音で世界が起きる

それに巻き込まれた僕です

君の我が儘で世界が変わる

裏で動いてたことは秘密で

僕一人じゃ何もできないくせに

生活のために何もかもやろうとして


水平線まで続く海辺に沿って

離されたくない二人ぼっちの散歩

後悔に負けちゃったけれど

結局、間違いだったけど

間違いじゃなかったんだ

「君で良かった」



あの山を越えた先に

神様がいるんだって

長い行列という噂だよ

あいかわらず人気者だね

この海の深底が地獄だよ

今度、二人で覗いてみようか

お弁当を作ってさ

きっと楽しいよ

どんなおかず作ろうかな




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― 新着の感想 ―
[一言] 寂しいけれど穏やかな、不思議な読後感でした。 今後の作品も、楽しみに待っています。
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