◇第2話◇
久方ぶりの更新です。
モグモグばかりですみません……。
モグモグ
「…………」
モグモグモグモグ
「………………」
ゴクゴク
モグモグ
ゴクン
「………………」
モグモグモグモグ
ゴクン
「……貴方は食事をする時、リズム感覚で音をだしているのですか?」
モグモグモグ
「ふぃや?ふふーふぃふぁべてるふぉ?」
訳)いや?フツーに食べてるよ?
「…………」
「…………?」
「……どうぞ、食事を続けてくださいな」
モグモグ
「…………」
モグモグ
「…………」
……ゴクン
「…ふぃ~」
「……よ、ようやく食べ終わりましたか?」
「あぁ!満足した!!」
俺は心の底からの最高の笑顔と共に親指を立てた!
「満足したなら何よりです、では…お話しを
「じゃ、お疲れさまでした!」
って、待ちなさい!話が終わってませんわよ!?」
「あ…………おう、忘れてたな…うん」
思いっきり帰るとこだったわ~。あはは、いかんお嬢ちゃんの顔がヤバイヤバイ
「すまん、あまりに満足しすぎてつい」
「…はぁ。まぁ、宜しいですわ。とりあえず場所を移しましょう、人には聴かれたくない話もありますので」
ガタッとお嬢さんが席を立つとウェイトレスの子が何やら妙な雰囲気で近付いてくる
「申し訳ないのですが…2階の一番奥の部屋を予約していた者ですが先払いで、と聞いていたのですがお幾らになりますか?」
見事な令嬢スマイルで問いかけるもウェイトレスは冷や汗をかいていた…
はて?チラチラと俺を見ているな?何故だろう?
「すみませんお客様…店長が、その…先に食事代の御支払をと…」
「…そ、そうですわね。
供の者がその…遠慮を知らないようで大変申し訳ありませんでした。…勿論、先に会計を済ませますのでお幾らか仰ってください」
「あ、はい……えと…お食事が銀貨4枚と銅貨80枚です。それとお部屋の方ですが一泊、銅貨25枚で三日間の滞在なので銅貨75枚となります。」
「……………はい?」
「……ふむ。合計だと幾ら?」
「……………銀貨5枚と銅貨55枚になります、えと…すみません」
唖然とするお嬢様にウェイトレスが、謝る……いやいや?謝らなくて良いんじゃない?食べたり飲んだりしたの俺だしね?
あれ?じゃあ、お嬢様に謝らなきゃいけないのは俺か?はっはっは♪
「すまん。」
「貴方……絶対に逃がしませんわよ?」
こわっ!?
ギギギって、感じに首が動いたよ!呪いの等身大人形みたいだなオイ!
「お……おぅ。大丈夫だ、逃げない。
逃げないから、その顔やめて?恐いから。本当に。」
あー……ビックリした。
女神が大魔神に変わるの初めて見たわー。マジで怖いな…気を付けよう。