◇第1話◇
ここから本編となります。
「いただきます!」
モグモグ…←(食事中)
ゴクゴク!←(コップの水を一気のみ)
「おかわり!」←といいつつ、別の料理の皿を手に取る
モグモグモグ…←一気に頬張り咀嚼中
「…ごくん!うまっ!!マジうまいです!ありがとう神様!」
「…お礼を言う相手が違うと思いませんか?冒険者殿?」
気づけば紅茶を片手に持つ綺麗なドレスの御嬢様が笑顔をひきつらせ…あ、気のせいか怒ってる気が…いやフツーに怒ってそうな気がする、うん。とりあえず奢ってくれているのはこの御嬢様だし…そうだな、お礼は大事だもんな!
「ゴチです!」
俺は今できる最高の笑顔で最大の賛辞を贈ってみた!
「貴方は言葉の使い方が全くなってませんわね!?」
怒られた…何故だろう?←喋りつつ考えつつも手と口は動かし続けている
「はぁ…まぁ、良いですわ。助けられたのは確かですし?気が済むまで食事を続けなさいませ。私の用件はその後にしましょう」
「んぅ?話?よくわからんが…とりあえず食べ終わってからで良いんだな?」
「構いませんわ。食事代は私が出しますから気が済むまでどうぞ?」
「よし!おーい、ウェイトレスさーん!このページのメニュー、二人前ずつくださーい!あ、あと水を瓶ごとお願いしまーす♪」
「貴方の胃袋はどうなってますの!?」
(この人、一度の食事でこんなに食べますの!?)
「モグモグ…ん?まぁ、少々大食いだとは思うがフツーじゃないのか?」
(あ~……一週間ぶりのマトモな食事だからなぁ…しっかり食い溜めしておこう!この御嬢様を助けて良かった!ナイス判断、俺♪)
この作品は不定期更新作品ですが作者の都合により、ゆるめに投稿しますので御了承ください。