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天使ノ翼〜天ヲ翔ケル空ノ鳥〜  作者: 米倉 大稀
変わらない戦局変わっていく未来
2/4

変わっていく未来変わらない戦局2

3月21日 九州沖航空戦。

我々は間接援護の任を任され出撃した。


途中で故障により引き返す者も続出し、

戦局も大方わかっている昨今。


そんな中俺は彼女と出会った。

敵との距離が近づく。

今だッ

7.7ミリ機銃を放つ。敵は俺の存在に気付き回避行動を取る。

俺は照準機に映る敵機を全速で追いかける。

高度計を確認すると、先ほど迄は3800を指していたのがいまは1250を指す。

軋む機体は悲鳴をあげる様にエンジンが回る。

敵を捉え、20ミリ機銃発射の撃鉄を握った瞬間


俺の乗る零戦の風防に数発の穴が開く。

何処だ?!

俺は後方を確認すると二機の敵機に追われていることに気が付いた。

俺は方向舵を左に切り操縦桿を一杯に引き寄せる。降下していた機体は天空を向き失速する。


後方から来た敵は、俺の機体をかわすのが精一杯で俺の眼下を降下する。

追っ手の一機を捉え機銃を放つ。敵は主翼の付け根から火を噴きながら海面へと落ちていった。


「空戦止メ全機集レ」


指揮官機からの無線が入る。

敵は引き返して行くのが確認できる。

結果は如何であれ終わったのだろう。

我々203海軍航空隊は、間接援護を終え帰途に就くため指揮官機を先頭に編隊を組み直す。


11機ー

全機何とか生き残った様だ。

俺の小隊はこの空戦が初陣の者もいる。


燃料はまだ帰りの分には十分足りる。

高度を3500に迄上北に進路をとる。

まだ空戦に惨敗したのを知らずにー






次回は登場人物紹介です。


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