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名もなき前奏曲  作者: 鷹宮 真
1/2

プロローグ

初投稿です。

誤字脱字があればすみません。


ゆっくり投稿します。



よろしくお願いします。

清々しい青空に眩しい太陽とうっすら細長い雲が少し、照りつく暑さは生暖かい風ではどうにもならず、透き通る川のせせらぎと青々とした草原さえ暑苦しくしく感じさせる昼下がり。


ーーそんな平和そのものを具現化したこの空間に馴染まない大きなクレーター。元は建物があったのだろうか、たくさんの瓦礫が散乱としている。


そのクレーターの中心で眠る少年。


服の至る所が切り裂かれ血を流し、それが土や泥とで全身がボロボロである。しかし息はあるのか、時々小さな呻き声を上げている。


「……リリィ」


不意に少年から零れ落ちた名前。

それはこの見かけ上の平和のために犠牲となった少女の名前であり、少年のたった一つの平和な日常の象徴であり、愛する人の名前だったーー


少年の閉じた瞼から涙が溢れる。


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