主要登場人物紹介(最終話終了時)
(注)思いっきりネタバレです。
忘れそうなので、覚えているうちに書き留めておきます。登場人物が多いので、紹介すら省略されている人もいます。あらかじめご了承ください。
・僕……主人公。男性だったが金髪少女に無事ジョブチェンジを果たす。基本ポジティブでのんびり屋。場の空気はあまり読もうとしないが、たまに思い出したように常識的なことを言い出したりする。「異世界から現世に戻りたい」と最初からずっと言い続けていた目的を、最終話付近でついに実現させた。なお、同じく最初から言い続けていた「元の姿に戻りたい」は完全に忘れて帰ってきた模様。
異世界に生まれ変わっても性格が変わらなかった、というある意味一貫してる人。成長してる……かなぁ? まあ、前作開始時のこの人だと多分最後までたどり着けなかったでしょうから、進むとともに何か得ているものはあるのでしょう。
なお、愛用の武器である 水彩画家について、「もう残弾がない」とこの人は繰り返していましたが。倒した敵が順番に出てくるということは、実は異世界で戦った敵がほぼ残弾として残っています(ラストで出たウサギは異世界で初めて戦った、塔の前のウサギですから)。まあ現世で戦うことなんて、ないでしょうけど。たぶん。
・サロナ……もう1人の主人公兼同居人。「僕」の内側に住んでいる、ゲームから現実化したというある意味とんでもない存在。「僕」とセットなので、問答無用で一緒に異世界に送り込まれた気の毒な女の子。……でもよく考えてみたら、そもそも送り込まれた原因はこの人でした。自分が死んだこともまったく気にしていなさそうだったところを見ると、相も変わらず大物。基本的に「僕」に同化しているからか、原則としては外には出てこない。たとえ世界が変わろうと主アルテアを愛してやまない。
せっかく彼女の世界に里帰りしたのですが、あまり表に出てきてくれませんでした。どうやら彼女の中では久しぶりの地元に対する懐かしさより、内側でゆったりのんびりする欲求の方が勝ったようです。「電話」という単語を口走る場面があったところを見ると、彼女もどうやら現代の知識を身に着けつつあるらしい。ちなみに、異世界語と日本語の両方を解する貴重な存在でもあります。
(魔法都市で会った人たち)
・トア……魔法学校の生徒にしてゲームでは魔王の役割を務める、青色の髪の女の子。めんどくさがりながら、人から頼まれると「あーもうしょうがないな」となんだかんだで力を貸してくれる。性格は大の負けず嫌い。武器と防具を愛してやまない。仲良くなりたかったら、まずは偏見を持たずに彼女の前で武器をひたすら愛でましょう。
……一言でいうと不憫系ヒロイン。前作を見ると、魔王軍の上層部には不憫属性がデフォルトで装備されていると言っても過言ではないようです。そのトップである彼女が不憫でないわけがなかった。基本的に、ぐったりしたり不幸な目に遭っていることが多い。彼女が幸せに笑う日はいつか来るんでしょうか。単なる相棒コースもあったはずなんですが、彼女がこの話のヒロインです。最終決定です。
いや、そもそもは、最後の方でゲーム内の魔王城に戻った時の「僕」と魔王様の会話でもありますけど
* * * * * * * * * * * *
僕は腰に手を当てて、胸を張って宣言した。
「ふふふ……何を隠そう、あなたの未来の相棒が、私です!」
「…………えっ」
……こら。なんでちょっと残念そうなんだ。(第108話「さよならの実感」)
* * * * * * * * * * * *
最初は、単にこの場面↑がやりたいなぁ、という思いつきで魔王様を相棒に持ってきた気がするんですが……気がついたら意外に壮大な話になってしまいました。108話ってなんでなんでしょうね。いったいどうした。でも無事にやれて満足しています。意外にヒロインの座に就いた魔王様も可愛かったのでそういう意味でも満足しました。めでたしめでたし。
・ゼカユスタ……通称ゼカさん。いたずらっぽい雰囲気のある黒髪の女の子。異世界における魔王軍№7。そのせいで初登場時にいきなり腹部を殴られて昏倒するという不幸な目に遭ってしまう。いじられキャラにして、たまに遅れてきた中二病発症者。ただ、会議においては常識寄りな意見を出すこともしばしば。自身の姉を愛してやまない。
読み返してみると、意外に発言は常識人寄りだった気がします。意外でした。彼女がヒロインな道もあったと思いますが、最終的にヒロインがトアに決まってしまったので見守る友人ポジションに。でも、彼女が求めてたのはきっと親友なんじゃないかな、というのが私の中でしっくり来たので、今の着地点でよかった気がします。トアとの会話がお互い気の置けない友人って感じで好き。
・シャテアンナ……通称シャテさん。トアの親友で外見は金髪巻き髪のお嬢様チック、らしい。そもそもこの人がトアを主人公に紹介してくれなかったらきっと終わり方は違っていた、という意味ではとても重要人物と言える。最終戦にも地味ながらちゃんと参加していた。器はとても広く、大人な対応もできるらしい。ちなみにトアとの馴れ初めは「隣の部屋の人間がずっとクラスに出てこないけど死んでるんじゃないか」と心配して扉を開けたことによる。
登場直後、塔に冒険に行っただけなのにウサギの生首が突然草むらから飛んでくる、という不運に見舞われてしまった人。その後も引きずっているところを見ると、よほど衝撃的だったのでしょう。ちなみに、使う魔法は氷属性。
・テヴァン……シャテさんの相棒的な存在。いちおう設定としては彼女の同郷の幼馴染。なんでも冷静に解説してくれる。作品の都合的には「サロナ嬢」と呼んでくれる人が欲しかったので出しました。なんだか響きが素敵ですよね。そして何回か呼ばせて満足したので無事フェードアウトしました。
・ロランド……この人は魔法都市で会ったわけじゃありませんでしたね。まあいいや。……世間知らず。いつ何時も諦めるということを知らないのは美点? 宴会芸のような魔法と宴会芸そのものな物まねを駆使する。ただ、披露する相手はあまりいない。
たぶん、この人を最初はゲーム作成者にしようとしていた節があります。最初はすごく駄目な人が成長するけどそれはおかしな方向だった、というのを書こうとしていたんじゃないかなぁ。ただ、駄目にしすぎましたね。この人が作成者だとなんか嫌だなぁ……と私が思ってしまいました。でもウルタル氏も結構早くに出てきているので、「あ、ちょっとやりすぎた」感は最初の方からあったのかもしれません。ロランド君にはこの場を借りてお詫び申し上げます。すまん。
・ウルタル……禁呪である魂を研究している魔法使い。倫理の壁が非常に低く、彼のそれは車道から見た歩道の高さくらいしかないらしい。基本的に自分のやりたいこと以外は自分自身も含めてどうでもいい人。
ロランドは「教科書に間違いなく載る人」だと紹介していましたが、結果的には異世界の教科書にはたぶん載るでしょうね。……いい意味かどうかはともかく。魔法の才能も多大にあったはずなのに、結果として無駄遣い感が半端ない。ただ本人は満足そうなのでいいのでしょう。現代日本は目新しいものが多く、彼の知的好奇心は今も止むことがないようです。
・ルート先輩……ピンクの髪の毛で長身、優しそうな雰囲気の女性。基本的にいつもニコニコしている。が、常に裏があった人。彼女に敵対した者は教皇だろうが女神だろうが結果的に滅んでいるところを見ると、一番敵に回してはいけない人かもしれない。ぽすぽす叩くための愛用のクッションを所有している。好きなものは甘いものと御使い。自分自身にないがゆえに、感情表現がわかりやすい人を観察するのが趣味。教皇からかすめ取った聖剣と、女神から分捕った黒い獣を使役する。
最終的に全ての目的を達成して逃げ切りました。きっとこれからもニコニコ笑いながら、あっさりあらゆることを切り抜けていくのではないでしょうか。女神、教皇、魔王などなどがいる中で、なぜか最もラスボスっぽい人。
(それ以外の方々)
・サロナ(異世界)……失踪中、お世話になっている団体で「私たち伝説にある魔王軍みたいだね」と言ったらなぜか自分が魔王になっていた。でも別に何かするわけじゃないし、のんびりゴロゴロできるからいいか、というものすごい納得の仕方をした人。主アルテアを愛してやまないが故に、再び姿を現すことには抵抗があった。別の世界から来た自分だと名乗る人物の言うことをノータイムで信じる、という大物っぷりを発揮する。今は毎日、主の周りをうろちょろしては叱られている。
・アルテア……この人が教会で女神に祈ったことが発端だったと言っても過言ではない気がする。苦労性なのは世界が変わっても同じなようでした。サロナに纏わりつかれる毎日が帰ってきましたが、叱りつつ、まんざらでもないようです。
・ベッテ……ゼカさんの姉にして異世界の魔王軍№1。無表情で黒髪、長身。彼女の蹴りはこれまでも幾多の教会関係者の鼻を陥没させてきた。その一方でゼカさん曰く「世界一優しい」とのことですが……? きっと優しくする相手を選んでいるのでしょう。終盤にしか登場しなかったものの、常識人枠。……常識人枠なのに相手の顔面に即座に蹴りをぶち込むあたり、この作品の常識人のボーダーは下がっているような気もします。気のせいでしょうか。
・占い師の子……ルート先輩とベッテさんの両者から信頼されている、という、他の誰も成し遂げていない偉業を達成している子。主人公により、職場である占いの館によくヒビを入れられる。
・UFО先輩(異世界)……異世界の魔王軍№2。首から上がなく、頭の代わりに円盤のようなものがくるくると回っている。同僚であるゼカさんからは「生き血を吸いそう」と評された。が、その外見とは裏腹に中身は紳士。ただ、彼の発するピロピロという音を言語として認識できる者がいないため、その中身を知るためには精神魔法等でコミュニケーションをとる必要がある。能力としては精神操作。
(女神関係)
・女神……性格は完全に子ども。正直世界のことなんてどうでもいいと思っている。衝動と思いつきで行動しては世界を騒がせる。単純なので、口で丸め込めばある程度のことは聞いてくれる存在。最終戦、けっこうノリノリで自ら降臨するも、どこからかやってきた見知らぬ存在にボコボコにされて消滅した。ただ、死んでもいつか蘇ります。神なので。
・教皇……死にたくない人。実は何百年も生きている。あの教皇ずっと変わらなくない? という疑問を持たれるのが嫌という理由で自分の顔を記録するものを排除しようとしていた。絶対に無理な言い訳を力業で通そうとするあたりは主人公に通じるものがある。きっと普通に出会っていたら気が合ったことでしょう。ただ、力業で通した相手が悪かったため、最終戦でぺしゃんこにされて無事死亡しました。
(その他)
・魔王様……最終戦で主人公とトアにより召喚された、ゲーム上のラスボスである女の子。いつも顔の見えないフードを被っている。中身は不明だが、噂によると武器と防具が好きな誰かさんらしい。ちなみに、ゲーム内の彼女は、聖なる光で相手を焼き尽くすという初見殺しな神の光という杖を愛用していますが……どうして魔王なのに「聖なる神の光」なのかというと、中身が御使いと契約しているからですね。いったい誰なんでしょうか。
こういうのを書いていると楽しいですね
……おまけの日常編が難しい……みんなどうやって書いてるんでしょう




