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グルーム・イン・ザ・ナイト

『グルーム・イン・ザ・ナイト』



【プレアクト】

RL:それじゃあ、始めるよ〜。みんな成長は終わってるよね?

一同:終わってま〜す。よろしくお願いしまーす。


前回からの成長は特段変わったものはない。

それぞれ〈コネ〉〈社会〉のレベルを上げたり、アウトフィットを購入したり。

戦闘能力に大きな変更はない。


つみれ:〈友達の輪〉〈コネ:ジミー楊〉〈コネ:藤咲竜二〉のレベルを上げて、〈コネ:キース・シュナイダー〉を取りました〜。どんどんみんなと仲良くなるよ〜♪


RL:〈芸能:歌唱〉は上げないんですか?


つみれ:だって〜。色んな人と浅く仲良くなりたいんだもん。


RL:極道者ばかりですが。しかも、各派閥の大物ばかり。


凱:つーか、俺は極道じゃないのか!?


一同:(大物じゃないからなんじゃ…)


RL:山崎は?


銃:前回までの分で、予備のMP21を買いました。あと、バンブルビーも。


RL:前回は不参加だったんだよね(リア充め)まあ、予備の武器はいりますよね。そしてバイクと。


銃:はい。


りん子:私は〈インタビュー〉ってのを取りました。

    いろいろ聞いちゃうよ〜?

    あと、〈コネ:二宮クリス〉ちゃんと〈コネ:結城あや〉さんもレベルを上げました〜。

    それからね〜。ピコちゃんはもっと喋るようになったよ〜。

    朝も起こしてくれるんだよ。「アサダヨ。オキテ。オキテ。」って。


RL:はい、わかりました。

   でも、インコはそこまで喋らないんじゃないかな。


一同:(ピコちゃんはすでにインコじゃない…)


凱:俺は、〈コネ:天竜〉を取って、〈コネ:藤咲竜二〉を上げた。

  さすがに竜二の兄貴が、俺よりもつみれとのコネの方があるんじゃ嫌だからな…って同じレベルか!。

  竜二の兄貴もアイドル好きだよな〜。

  メロディちゃんの良さが分かれば良いのに。

  それ以外では、〈社会:ストリート〉のレベルを上げたな。

  あとは、あれだ。

  おい、オトヤ!!


オトヤ:へい!!


凱:紹介しておくぜ。

  こいつは、新しく入った若い衆で音響が得意だ。

  エアカーでいつでもゴキゲンなメロディちゃんの歌を流してくれるんだぜ?。

  〈助手〉扱いで〈芸術:音響〉10ってやつだ。


一同:(どーでもいいよ…)


RL:それじゃあ、アクトを始めるよ。よーい。スタート!!




【オープニングシーン:桜田門凱…バー・ヤロールにて】


RL:凱は、兄貴分の河渡白夜から、河渡組近くの飲み屋に呼び出される。


白夜:最近はどうだ?儲かってるか?


凱:それなりに…。(まあ、儲かってないけど)


RL:白夜の様子は特に変わりはないけど、凱の脳天気な態度に引き換え、白夜の周りにいるボディガードたちの様子が何となく変だね。緊張している感じだ。


白夜:急な話で悪いが、表にできないヤツを頼みたい。


RL:そう言って、白夜は凱にプラスチックフォトを手渡す。そこには黒眼鏡の男が写っている。


白夜:こいつは「ポン・サン」。

   三合会トライアドの「料理人」だ。刀剣で人を捌くのが上手いヤツだ。

   こいつの寝ぐらを潰した。その時、ウチの若い奴らが何人もやられた。

   今は、アサクサに潜伏しているらしい。始末してくれ。


凱:白夜の兄貴に頼まれたんじゃ、断るわけにはいかねえな。もちろん、引き受けるぜ。


白夜:もちろん、お前がやったら、別の下手人を用意する。しかし、三合会にはお前がやったと思わせる。


   キー入手『ポン・サンの行方』『アサクサの状況』

   凱のPS『ポン・サンを始末する』




【オープニングシーン:海幸つみれ…藤咲不動産にて】


RL:つみれは、藤咲竜二の事務所の応接室にいる。

   藤咲組の事務所はアサクサにあるね。

   つみれは以前、貰っていたアサクサ演芸場での興業について話を頼みに来た。

   …でいいかな?

   興業自体はつみれが依頼されたものだけど、

   つみれの事務所じゃ、人が足りなくて色々と手配できないからね。

   そんなわけで、つみれは応接室のソファに座って、竜二が来るのを待っている。


つみれ:この興業って第一話「見上げてごらん〜」のエンディングの引きですよね。

    生き残ったテロリスト「レッドバック*」の復讐が背後にあるっていう。


*レッドバッグ 公式シナリオ「見上げてごらん夜空の星に」初出の女テロリスト。この時間軸では死を免れている。


RL:はい、その通りです。プレイヤーは知っていますが、

   つみれさんは知らないので無邪気に蜘蛛の巣に飛び込んで下さい。

   ではシーンスタート。


組員赤:おい。

組員青:ああ、あれって「海幸つみれ」じゃねぇか?

組員黄:間違いねぇ…

組員桃:マジか?

組員緑:まじぱねぇ!


   組員が出したお茶を飲むつみれ。

   ヒソヒソと話をしていると竜二が登場。


竜二:やあ、つみれちゃん。

   今日はどうしたんだい?


つみれ:(やっぱ、竜二さんって格好いいな〜)

    こんにちは♪

    今日はお願いがあって来ました。

    アサクサ演芸場のことなんですけど…


竜二:ああ、興業の話だね。

   全面的に協力するよ。

   

つみれ:ホントですか!?


竜二:ああ、これはウチの組にとってもオイシイんだ。

   …この間、N◎VAスカイツリーが酷いことになっちまっただろ?

  だから、こういう話は、いい話なんだ。

  今のご時世、昔ながらのヤクザをやってる場合じゃねえんだ。

  アサクサが安定してないとアガリが上がってこないからな。


つみれ:何で、ウチみたいな小さな事務所にこんな大きな話がきたんだろう…


竜二:つみれちゃん。チャンスを掴んでみろ!

   もちろん、つみれちゃんも歌うんだろ?


つみれ:(私って確か前座だったよね…誰が出るんだろう…)


RL:そう言って竜二が差し出したパンフレットを見ると、

   そこに何となく気になるアーティストの名前がある。

   その名前は「J・J」。〈社会:メディア〉で判定を。


〈社会:メディア〉判定。―成功


その名前は『ジャネット・ジャンクス』。「ジャンクス」はクズとか、そういう意味だね。

ストリートパンクのシンガーだね。


キー入手『ジャネット・ジャンクス』『アサクサ演芸場のフェスティバルの進行』

つみれのPS『コンサートの大成功』

   

RL:なお『アサクサ演芸場のフェスティバルの進行』は通常のキーと違って、つみれにしかできません。

   簡単に言うと、このキーを進めていくとコンサートの準備が整っていくということになります。


つみれ:あ、そうだ!!竜二さ〜ん♪


竜二:?


つみれ:これ、買い取ってもらえませんか〜?


竜二:ああ、いつものブツか…


一同:(いつものって!?)


つみれ:CDじゃなくてミュージックチップ置いてきま〜す♪


竜二:…ああ、わかったよ。


一同:(わかるのかよ!!)


つみれが〈ブラックマーケット〉判定。―成功


RL:では、つみれは竜二からシルバー7枚を受け取ります。どういうアイドルなんでしょうね…



【オープニングシーン:天見りん子…自宅にて】


RL:りん子は、今日もダラダラと朝寝坊を楽しんでします。「あと、5分…」という感じです。

   すると、「ピンポーン。ピンポーン。」と何度も玄関のチャイムが鳴ります。


りん子:玄関の様子を見る!クリスちゃんかな?


RL:りん子が外の様子をモニターで確認すると、

   玄関前には全身をボディアーマーで固めて完全武装したSSSスリーエスがいます。

  「SSS」は「シノハラ・セキュリティ・サービス」で民間警察ですが、程度はすごく悪いです。

  廊下に2人いて、さらに10人くらい、つまり1トループがいます。

  その背後には長谷部万力が隠れています。


りん子:げ。ヤダー。


RL:どうします?


りん子:(窓から逃げようかな…)


RL:やってみます?なかなか難しいと思いますが。


SSS隊員:突入準備!ブリーチガン!フラッシュバン!


りん子:ひぃ〜やめて〜。

(玄関ドアを開ける)何か用ですか?


万力:まさか、りん子ちゃんがポン・サンの情婦だったなんて…フヒヒヒヒ。


りん子:違うわ!って「ジョウフ」ってなに?


RL:…


天のつみれ:恋人のことだよ〜。


りん子:やっぱ、違うわ!!


万力:フヒヒヒヒヒ…


りん子:(キモッ)えーと、万力さん、どういうことですか?


〈インタビュー〉判定。―成功


万力:フヒ、フヒヒ…。とある筋から良い情報が手に入ったのよ。

   「ポン・サン」ってのを始末すれば大金が手に入るのよ。

   だからポン・サンの立ち寄りそうな所を当たってたんだけど。

   ここが情婦の家なんてガセ情報掴まされたってトコね。

   あの情報屋覚えているとイイわっ。


りん子:とある筋って誰?インタビュー使ってあるからね。


万力:名前は言えないけど、河渡のエライお方よぉ。


RL:そう言うと、万力はSSSを連れて帰っていきます。


りん子:(良かった…)


キー入手『ポン・サン』『ビッグスクープ:SSSと河渡白夜の関係』

りん子のPS『ビッグスクープをモノにする』




【オープニングシーン:山崎銃…病院にて】


RL:「ピーポーピーポー。」山崎は今、警察病院の前にいます。


医師:あなたの相棒は…残念でした…


RL:山崎の新しい相棒は、コンビニ強盗に撃たれました。


医師:まさか、チョコレートバーを盗んだ子供に撃たれてこんなことになるなんて…


RL:犯人は逮捕しましたが、相棒は撃たれてしまいました。


一同:(えぇー!)


RL:山崎は上司である警ら課の課長に呼ばれます。


警ら課長:お前は何人の相棒を殺せば気が済むんだ!


銃:…


RL:警ら課長は山崎にシルバー5枚を渡します。


警ら課長:山崎。お前には有給休暇を…いや、もう有給はないから無給休暇をやる。

     あのガキの血中からスマッシュの反応が出た。ヘイロンの人間向け工場原産って訳だ。

     今、スラムからああ言うコードXが続々と入ってきている。

     SSSが総出で止めようとしているらしいが、

     連中がN◎VAの中で何かやらかしたら、そっから先は俺たちの仕事だ。

     

銃:スマッシュ?*


*スマッシュ=RL曰くサイバー何とか


RL:〈社会:警察〉で判定を。判定成功

   スマッシュは、缶入りドラッグだね。安価で飲むと1時間くらい最高な気分になるけど、

   代わりにその後4時間くらい最低な気分になる。

   高揚時と最低な気分の時にそれぞれ色んなことをやっちゃうわけだね。


警ら課長:スマッシュをスラムで配ってるヤツがいる。山崎、わかるな?


銃:…(頷く)


キーの入手『スマッシュの出所』『SSSの活動』

銃のPS『N◎VA市民を巻き込んだ大惨事を起こさないようにする』




【シーン1:海幸つみれ…アサクサ演芸場にて】


RL:つみれがアサクサ演芸場の様子を見に行くシーンだね。

演芸場では、会場の音響などのチェックをしているね。


つみれ:スタッフの皆さん、お疲れ様で〜す。(愛嬌を振りまく)


RL:つみれがそうやってスタッフと打ち合わせをしていると、1人の女性シンガーが舞台に出てくるよ。

   パンクな感じの服装で、かなりアルコールやら何やらキメている感じだね。


女性シンガー:歌を歌わせてよぉ。


つみれ:えーと、どちら様ですか?


女性シンガー:あんたも歌うんでしょ?


つみれ:うーん、まだ曲ができてないから…


女性シンガー:ハァ?ありえな〜い。

      ちょっと聞きたいんですけどぉ〜、アンタって人に曲、作ってもらってるわけぇ?

      いいわ…誰でもいいから、スマッシュでもブラックレイスでも持ってきてよぉ〜。


RL:どちらもヤバイクスリです。そして、女性はそう言うと…


女性シンガー:おえぇぇぇぇぇぇ。


RL:舞台にゲロゲロと吐きました。


女性シンガー:ハハ…アンタ笑えるわ〜。


つみれ:え?じゃあ、あなたは自分で曲作ってるんだ〜。すごいね〜。


女性シンガー:まあ、いいや。とにかく歌わせてよぉ〜。


つみれ:えっと、まだ準備ができてないから…


女性シンガー:リハーサルの準備もないのぉ?


つみれ:あの、私は「海幸つみれ」です。あなたのお名前は?


女性シンガー:アタシ?

アタシは「ジャネット・ジャンクス」。みんな「J・J」って呼んでる。

ま、よろしく。


RL:そう言ってJ・Jが差し出した右手はクロームメッキの手だ。サイバーウェアだね。


つみれ:よろしく〜。その腕、格好いいね。


J・J:ミートよりメタルの方が強いのよぉ〜。


RL:そう言うと、J・Jは舞台の上で歌い出しました。

   歌は、「この世は不条理だ。みんな立ち上がれ。」というメッセージ色の強い歌ですが、

   テクニックは最低です。

   そして、歌い出してすぐに体格のいいスーツ姿の男が舞台に来ます。

   おそらくはJ・Jのマネージャーですね。


マネージャー:今日はこれくらいで…


RL:そう言って、マネージャーはJ・Jをズルズルと引きずって舞台から下りていきました。


キーの入手『J・Jのマネージャー』




【シーン1:舞台裏】

凱『ポン・サンの行方』→(1)三合会の殺し屋。スタイルはカタナ◎カゲ●。

            (2)寝ぐらをSSSに襲われ、その際に恋人が殺されている。

            (3)ポン・サンはアサクサ内部に潜伏中。

            (4)ポン・サンの殺された恋人の名前は(キー)『天見りん子』。


銃『スマッシュの出所』→(1)ここ1ヶ月でスマッシュが撒かれている。

            (2)無料で配られている。

            (3)配っているのは女。

             歌手キー『ジャネット・ジャンクス』。




【シーン2:天見りん子…斑鳩第2小学校にて】


RL:りん子は学校にいます。えーと、二宮クリスと楽しく校庭で体育の授業を受けている、でいいかな?


りん子:クリスちゃ〜ん、頑張って〜。


凱が登場判定に成功し、学校の校庭にエアカーで乗りつける。

エアカーからは、音響担当オトヤ(助手)が流す大音量のメロディの歌。

凱に対して全般的に見下した態度をとるりん子のクラスメイトたち。

   

男子:ヤクザだ。ヤクザが学校に来やがった。


凱:おい!りん子!お前、無事だったのか!?


りん子:え?何のこと?


凱:まあ、いいや。話があるから、エアカーに乗れよ。


りん子:まあ、いいけど…


凱:(クリスに向かって)お前も乗れよ。


RL:クリスは…〈交渉〉をして下さい。


〈交渉〉判定。―成功


RL:それでは、りん子とクリスが乗り込むと、エアカーが飛び立ちます。


凱:ケンゴ。2人にジュースでも出してやんな。


ケンゴ:へい!!(ジュースを渡す)


凱:おい、りん子。お前、トライアドの刺客の恋人でおまけに死んだってことになってるぞ?


りん子:え〜。実は…(かくかくしかじか)


りん子はオープニングの内容を話す。



凱は、こうしてりん子が『河渡白夜とSSS』を調べようとしていることに気付く。しかし凱は、りん子に対して『ポン・サンの行方』のうち、一部しか情報を話さない。


りん子:凱のプレイヤー、ズルいよ〜(ぷんぷん)


凱:おいおい、お前の為を思って黙っているんだぜ。それに今、どんな状況にあるのかわかってんのか?


りん子:え?


凱:お前と大事なお友達のクリスちゃんが、地上何100mの高さにいるのか…おい、ケンゴ、もっと上げろぉ!!


RL:クリスを乗せたのはそう言うことだったのか…最悪だな〜。

クリスは、凱の言葉と急上昇する風景に、失神します。

そして、辺りには、異臭が…


凱:お漏らしか?お漏らしなのか?


一同:(うわ〜最悪だ…)


ケンゴ:ア、兄貴…コ、これ以上は…


凱:ハァ?

  …おい、いくら何でも上げすぎだぁ!!

  下げろぉ!!


ケンゴ:ア、兄貴…落ちます…!!


凱:下げろって!!


りん子:(窓を開けて)みなさ〜ん、ここに人さらいがいま…


凱:(焦ってりん子の口を塞ぐ)やめろ。違う。冗談だぁ!!

ケンゴ、早く下ろせ〜。

…いいか、りん子!!これだけは覚えておけ!!

絶対にSSSのことなんか嗅ぎ回るなよ!!

間違っても白夜の兄貴のことを調べるなよ!!わかってんな!!


一同:(アホだ〜)


RL:こうしてエアカーは地上に着きました。が…クリス(のお漏らし)はどうしますか?


凱:…りん子!!あれだ!!


りん子:!!

乾け〜!!(バサラの〈渇きの力〉を使用)


RL:…おかげでクリスの服は乾きました。ちょっと臭いは残りますが。


凱・りん子:(喜ぶ)




【シーン2:舞台裏】


銃『SSSの活動』→(1)2つの活動をメインにしている。

            主な活動はスマッシュで暴れるスラムでの暴動鎮圧。

          (2)一部はN◎VAでの暗殺計画に従事している。

          (3)計画の首謀者は河渡連合。(キー)『河渡連合とSSSの関係』


つみれ『アサクサ演芸場のフェスティバルの進行』

   →最大達成値により準備が完了する。


【シーン3:山崎銃…居酒屋カゼにて】

RL:山崎はいつもの飲み屋にいる、でいいのかな?

   それで、凱を呼び出したんだね?


凱は登場判定に成功。

こそこそとつみれとりん子も登場判定し成功。


RL:山崎は凱と個室にいるんだね?

つみれとりん子はどうするの?


つみれ・りん子:こんにちは〜。(無理矢理個室に入ってくる)


凱:どっから出てきたお前ら、そして出ていけ(話が聞こえる隣の部屋に押し込む)


銃:話があるんだ。


凱:何だよ。急に呼び出して。って、あいつらも呼んだのか?

一体、何のつもりだ!?(酒を飲む)


隣の部屋でつみれとりん子はヒソヒソと話をしている。


つみれ:いいじゃんね〜?


りん子:ね〜?


凱:隣の奴、黙ってろ!!(壁を蹴る)


つみれ・りん子:ケチだよね〜。


銃と凱はヒソヒソ話をする。


凱:何だよ?話があるんじゃねぇのか?


銃:河渡連合とSSSのことなんだけど…


凱:!!!(グラスにヒビが入る)


銃:暗殺するっていう計画があるらしいんだ。


凱:…てめぇ、何が言いたいんだ!?


銃:凱が狙われていたらいけないから、気をつけて。


凱:は…!?


銃:気を付けて。


しばし沈黙。


凱:お前、良い奴なんだな…。(俺がポン・サンを殺そうとしているってのに…)

  ああ、大丈夫だ。気を付ける。


RL:そんなことを話していると、

   個室の出入口付近に若い男の店員が耳をダンボのようにして立っているのに気づきます。


一同:!!


RL:この男はこうやって小遣いを稼いでいるようですね。


店員:えーとスマッシュはいかがですか〜?うちのは出所間違いなしの純正品。


凱:(店員の胸倉を掴んで)やい、てめぇ、どこからいて何を聞いた!?


店員:えーと、だいたい?


一同:!!


銃:(店員にシルバーを数枚渡して)聞いてなかったよね?


店員:…はい、何も聞いてませんでした。誰にも話す事もありません。


銃:「スマッシュ」のことも教えてくれる?


店員:スマッシュは簡単に手に入るクスリです。

   最近は粗製濫造のものが多くて、アップダウンが激しいのが特徴で、スラムで手に入ります。

   …ここだけの話ですよ。

現地は見てませんが、出所はトップスリー以外のシンジケート…「ヘイロン」じゃないかと。


RL:「ヘイロン」は河渡連合、三合会、カーライルに次ぐ第4勢力です。

表向きは製薬会社ですが、裏ではクスリを売る企業兼レッガーですね。


店員:最近、スラムでスマッシュをタダで配っている奴がいるそうですよ。

確か、『J・J』とかいう…


凱;おい隣のお前ら入っていいぞ。


全員で情報共有を行う。


つみれ:というわけで、アサクサ演芸場でコンサートがありま〜す。みんな、手伝ってよ〜。


りん子:特集するよ〜。スクープするよ〜。


銃:うん。


凱:…メロディちゃんは出るのか?


つみれ:出るかもね。(今のところ、その予定はないけど)


凱:出るのか!?出ないのか!?出るのか!?出ないのか!?


RL:もし、“電脳の歌姫”メロディが出れば、盛り上がるでしょうけど、

   つみれたちは霞んでしまうでしょうね。


つみれ:(私はコンサートが盛り上がれば満足なんだけど…)

     あ、でも、このコンサートは、竜二さんがバックアップしてくれてるよ?


凱:お前、竜二の兄貴と知り合いなのか!?

…わかったよ。

…メロディちゃんに曲とか提供してもらったらどうなんだ?


つみれ:そうなったらいいけど…(一応、コネがある)


RL:では、つみれに特別なキーを渡します。


キーの入手『つみれスペシャル』


RL:このキーが進行すると、すごいことがおきます。多分。



【シーン4:桜田門凱…アサクサ路上にて】


RL:凱はほろ酔い気分でアサクサの街を歩いています。

   すると背後から何者かに攻撃されます。

   神業「不可知インセンサブル」ですから、かわすことはできません。

   ダメージは…26ダメージ。

   もちろん神業以外ではダメージを減らすことはできません。即死ですね。

   このままですと突然、何者かが青龍刀で凱の首を刎ね飛ばすって事に…


凱:なんだてめぇは!!


RL:そんな暇もなく、凱は首を切り裂かれました。

もちろん、漆黒の中華服の男ポン・サンです。


凱が神業「黄泉帰り(フェニックス)」を使用。

血だけは派手に出たが、致命傷には程遠い。


凱:てめぇ、何しやがる!!

死んじまうじゃねぇか!!


ポン・サン:再見!!


RL:暗殺に失敗したポン・サンはそのまま逃げていきます。

そうこうして、凱がふらつきながらアサクサの様子を見ていると、

最近SSSが警備を固めているらしいことに気づきます。外から何かが来るような雰囲気です。


凱は河渡白夜に電話をかける。


凱:あ、白夜の兄貴。実は、話しておきたいことが。


白夜:何だ?


凱:兄貴とSSSの関係が疑われてるっていう話を聞いたもんで…気を付けた方がいいかと思って。


RL:白夜は何かを窺っている様子ですが…


白夜:わかった。ありがとう気を付けるよ。

   (声色が変わって)ところで、その話、出所はどこだ?


凱:…長谷部万力ってイヌだ。(まあ、嘘はついてない…)

  でも、それ以外にも話が漏れている可能性がある。


白夜:アイツか…使えねぇな…


   今度はメロディに電話をかける。


RL:“電脳の歌姫”メロディですからね…。

   簡単には繋がりませんよ。

   〈コネ:“電脳の歌姫”メロディ〉判定を。達成値16はないと繋がりません。


   〈コネ:“電脳の歌姫”メロディ〉判定。―成功


RL:では、何の偶然かわかりませんが、メロディに繋がりました。


凱:!!(キターーーーー!!)


メロディ:もしもし?

     こんな遅くにどちら様ですか?


凱:え、えーと。コホン。

  夜分、遅くに申し訳ありません!

  じ、自分、河渡連合の桜田門凱という者です。

  せ、先日のゲリラライブ最高だったっす!


メロディ:ありがとうございます。

     …でも、あのライブは確かスラムで非公開なものでしたけど…


凱:ゲホゲホ。ゴホン。

  あ、あのぅ、実は、メロディちゃんに曲をかいてもらいたくて、失礼を承知で電話しました。

  今度アサクサ演芸場でコンサートがあるんですが、そこに。


メロディ:それなら知っています。


凱:もちろん、メロディちゃんに出てもらえれば、みんな喜びますが…


メロディ:そのコンサートまでは、あと何日ですか?


RL:コンサートまでは3日だね。


凱:あと3日です。


メロディ:スケジュールがあるから、ちょっと無理ですね…


凱:…「海幸つみれ」ってアイドル知ってますか?


メロディ:…すみません。わかりません。


凱:ですよね〜。

  …あの、そのコンサートのために曲をかいて貰うことってできますか?


RL:それは相当難しい〈交渉〉になりますが。


凱:お願いします!


   〈交渉〉判定。―成功

   

RL:では、メロディは曲をかいてくれることになったよ。


凱:ん?3日しかないけど、大丈夫…なんですか?


メロディ:もちろん大丈夫です。演算の時間は無限にありますから。


RL:コンサートには間に合うように作ってくれます。


凱:あ、あと、サインももらえたら嬉しいんですけど。2枚。


RL:それだけ、高い達成値なら、まあ、OKでしょう。


凱:あの、1枚は「桜田門凱さんへ」で、もう1枚は「天竜さんへ」でお願いします。


メロディ:わかりました。では、出来次第、送りますね。


RL:では、メロディとの通話が切れます。


凱は「ツーツー」と鳴るポケットロンを握りしめている。


凱:うぉぉぉぉぉぉ!!!メロディちゃんと話しちまったぜぇぇぇ!!!


RL:何か力づくで「つみれスペシャル」完成させた気もしますが、良いんですか?


つみれ:私はまったく構わないよ〜。


凱:いきなり通り魔に刺されたんだ、これ位の役得があってもいいだろ?



【シーン4:舞台裏】


りん子『J・Jのマネージャー』

→(1)J・Jはストリートパンクのシンガーだが、マネージャーはスラムの人間ではない。

 (2)マネージャーの所属する「フカネ・ミュージカ」はダミー会社である。

 (3)「フカネ・ミュージカ」のバックは「日本軍(N◎VA軍)」である。


つみれ『J・J』 →(1)ごく一部で有名なスラムの歌姫。

          (2)「争いあるところにJ・Jあり。」と言われている。

           スタイルはカブキ◎●。

          (3)もともとはスラムの出身ではない。

           千早重工の重役の娘であった。

           軌道と地上の争いの中、父親はハラキリしている。

銃『アサクサの状況』

         →(1)「SSS」がスラムの暴動に備えて臨戦態勢をとっている。

          (2)近々、アサクサ演芸場でコンサートが行われる。




【シーン5:山崎銃…スラムゲートにて】


RL:山崎は署に呼び出されます。

   署は大変な騒ぎになっています。


同僚:山崎!スラムで暴動だ!

   何やってる!早く来い!!


RL:同僚が警ら用のエアカーに乗って山崎を待っています。


銃:わかった。僕が運転する。


RL:では、山崎がエアカーを運転して同僚とともにスラムに向かいます。

   スラムに近づくと、あちこちから煙がもくもくと上がっているのがわかります。

   N◎VAの入口に向かって、スラムから大量のコードXが押し寄せてゲートを乗り越えようとしています。


   つみれの登場判定。―成功

   つみれは、壁の上に立つ。


つみれ:みなさん、やめて下さい!


RL:コードXの連中は続々と押し寄せて来ているし、すごい騒ぎだから、誰も耳を貸さないけど?


つみれ:セバスチャン!!


   つみれの運転手セバスチャンが車のオーディオセットでミュージックを大音量で流し始める。

   そして、つみれが壁の上で歌い始める。

   曲調は童謡。


つみれ:帰りた〜い♪

    帰りた〜い♪

    あったかい我が家が待っている〜♪


RL:なるほど。いいでしょう。

   一応〈芸能:歌唱〉で判定を。それなりに達成値は高い方が良いですよ。


   〈芸能:歌唱〉判定。―成功


RL:つみれの歌を聞いているうちに、コードXたちはやる気をそがれて帰り始めます。


つみれ:良かった〜。


事態は一見、治まったかに見えた。しかし…


RL:すると、今度はSSSが、コードXたちに向かって手当たり次第に撃ち始めます。


一同:!!


SSS隊員たち:ヒャッハー!!

        コードXのクズどもを撃ち放題だぁ!!


RL:コードXたちは悲鳴を上げて逃げまどっていますが、次々と撃ち殺されていきます。


   つみれは再び歌い始めようとする。

   しかし、SSSたちのエアカーには普通に歌っても声は届かない…


つみれ:もうやめようよ!!


   つみれが神業「プリーズ!」を使用。

   歌を再び歌ってSSSの隊員たちを鎮めようとする。


RL:しかし、つみれの「プリーズ!」は突然打ち消されます。

   神業「チャイ」です。

   再び、コードXたちはN◎VAの壁を乗り越えようとし始めます。

   その先頭には鉄パイプを振りかざすJ・Jが立ち、歌を歌ってコードXたちを扇動しています。


JJ:お前たち、弾丸を撃ち込まれても、前に進むしかないんだ。

反撃しろ!!「あったかい我が家」だと、そんなものアタシ達にあるのか?

アタシの歌を聴け、鉄パイプを握りしめろ!!


J・Jの歌に合わせて再び暴動を開始するスラムの住人たち。


りん子・凱の登場判定。―判定成功


りん子は騒ぎを聞きつけて取材に来たらしい。

凱はエアカーで偶然通りかかる。


りん子:どうしよう。


凱:えらい騒ぎだな。


銃はJ・Jを撃とうとする。


RL:山崎は運転していますよね。

   運転はどうするんですか?


銃:(同僚に)運転を代わって!


同僚:お、おう。


RL:では、同僚に運転を代わりました。


でも同僚は、〈操縦:航空機〉は1レベルしかありません。

そして私の手札のスートはむちゃくちゃ偏っているんです。


一同:(えー!!)


銃が運転を代わった途端にフラフラとし始めるエアカー。

とても普通にJ・Jを撃てるような状況ではない。

同僚の〈操縦:航空機〉判定。―失敗


RL:その内に、ついにエアカーがバランスを崩して落ち始めます。


銃:…!!


銃は、墜落するエアカーの中からJ・Jに向かって神業「とどめの一撃クーデグラ」を使用。


りん子:女の人を撃っちゃうの?


銃:そうしないと(暴動が)終わらないから。僕の使命(PS)は「大惨事」を防ぐことだし。

  それに相棒はスマッシュ中毒者に殺されているし。


つみれ:(確かにね)


RL:しかし、その「とどめの一撃」は、J・Jの神業「チャイ」で打ち消されます。

ソリッドファントムから放たれたライフル弾が彼女の頬を掠めますが、彼女は扇動をやめません。


J・J:クロームの腕にパイプを握り、チタンの頭蓋骨をスマッシュで冷やす、イヌどもの空っぽの頭を打ち砕け♪


銃:!!


銃は、さらに神業「とどめの一撃」を使用。


RL:それはさすがに打ち消せません。

J・Jは山崎の放った弾丸に頭を打ち抜かれて地面に倒れます。

J・Jは倒れ、コードX達の士気は完全に崩壊しました。しかしSSSはコードXたちを撃ち続けています。

そして、山崎たちの乗ったエアカーは墜落します。

〈運動〉判定を。


   〈運動〉判定。―判定成功


RL:では、山崎は無事に受け身をとって着地しました。

   しかし、相棒の同僚は、怪我をして動けない様子です。


同僚:山崎…いい狙撃だったな。

   だが俺は、もう動けない…。


RL:どうします?J・Jを倒し、暴動を止めた事で良しとしますか。


一同:状況はどうなりそうなの?

   

SSSのエアカーが逃げまどうコードXたちを撃ち続けます。


SSS隊員たち:これより掃討に移る。コードXのクズどもが二度とスラムゲートをこじ開けようと思わんようにしてやる。

ヒャッハー!!


一同:…(SSSってホントにクズばかり…)


RL:コードXたちは悲鳴を上げて逃げまどっていますが、次々と空中から撃ち殺されていきます。


つみれは三度歌い始めようとする。


RL:なるほど。ところで、どうやってSSSの隊員たちに歌を聞かせるつもりですか?


つみれ:…


りん子:みんな、つみれちゃんの歌を聞いてあげてよ!!


りん子が神業「天罰ネメシス」を使用。

「…了解。目標を中心にフィールドを展開。」


軌道から発射された一筋の光が地上に届き、一羽のインコを中心に大スクリーンとなって空中に出現する。


RL:…インコのピコちゃんってマーカーなんですか、それとも何らかの…


りん子:普通のインコだよ。


RL:では、謎の投影スクリーンにつみれの顔がアップで映し出されます。〈芸能:歌唱〉を。


〈芸能:歌唱〉判定。―成功


つみれは再び歌い始める。

今度は演歌。男の意地と人情を高らかに歌い上げる。


RL:つみれさん、だいぶ芸の幅が広がりましたね…。


つみれ:SSSの皆さ〜ん!!もう暴動は終わりましたよ〜。務めは果たしたんです、あなたたちは帰りましょうよ〜。


RL:SSSは遠巻きになりましたが、今度はブラックハウンドのエアカー部隊が近づいてきます。


応援部隊:ここは我々の管轄だ!!無差別な発砲は許可しない。以降の指揮はブラックハウンドが執る!!

繰り返す、以降の指揮はブラックハウンドが執る!!


銃がブラックハウンドの応援部隊に無線を送る。


銃:もう終わりました。大丈夫です!!相棒が怪我をしています!


RL:山崎が無線を使って状況を知らせると、救護班が駆けつけて相棒を搬送していきます。

またSSS達も引き上げて行き、コードXたちの方も戦意を完全に失い帰って行きます。

あなた方の近くにはJ・Jの死体だけが残っています。


J・Jの周りに4人集まる。


つみれ:(ぼろぼろ泣きながら)

凱さん、生き返らせるんでしょ!?

何とかしてよ!!


りん子:そうだよ。

できるんでしょ!?


凱:あぁん!?別に俺には関係ないけどな。

あ、そうだ!!

メロディちゃんに曲を頼んだんだぜ。


つみれ:でも、J・Jがいないと…コンサートにならないよ。

せっかくメロディさんが曲を作ってくれたのに。

J・Jと私で歌おうと思ってたのに…歌えないよ…


凱:…わかったよ。

他のヤツの生き返らせ方なんてわかんねーけどな。気合でも入れてやるか。


つみれの神業「ファイト!」使用。

凱の神業「黄泉帰り」を回復させて、J・Jに使用。


凱:とりあえず、どこをどうすりゃあ…


RL:そうやって、凱が飛び散ったチップを血だらけの頭に詰め直そうとしていると、J・Jが意識を取り戻すよ。


凱:まだ、詰め終わってねぇのに!!


RL:J・Jは確かに生き返りました。しかし、チタンの頭蓋骨には大穴があいたままで、

血塗れのチップが蠢き、頭は大げさに言えば空っぽのような状態です。

そして、J・Jの雰囲気が変わっています。


つみれ:J・J!!良かった!!

    ねえ、メロディさんが曲を作ってくれたんだよ!!

    …でも、私はさっき歌いすぎて喉がガラガラ…

    だから、ねえ、J・J、あなたが歌ってよ!!


J・J:アタシも酷い声だな…。

    何だか、記憶もはっきりしない…。


つみれ:じゃあ、一緒に歌おう!!

    アサクサ演芸場で、これからコンサートだよ!!

    みんなが待ってるよ!!


J・J:…ああ。


RL:J・Jの口調は静かです。

   J・Jは確かに生き返って、会話をしています。

   でも、あなたたちにはわかります。

   

   J・Jはあとわずかしか生きる力が残っていない。

   ―誰もが、そう感じていた。

   

RL:そして、この時、つみれのポケットロンが鳴り出します。

   藤咲竜二からの着信です。


つみれ:もしもし?


竜二:どこにいるんだ?つみれちゃん!!

   みんなが君を待っているんだ!!


つみれ:もう時間なんですか!?


竜二:早く来てくれ!!

   君が来なくちゃ始まらない!!



つみれ:わかりました!!


RL:つみれの返事を聞くと、竜二はポケットロンを切りました。

   コンサートまで時間がありません。


凱:ケンゴォ!!

  メロディちゃんから曲が届いてねぇか!?


ケンゴ:へい!!たった今、届きました!!


RL:凱がメロディに頼んでいた新曲が届いています。


メロディから届いた新曲を試しに聴き、満足そうな凱。

いつものメロディの曲と雰囲気が違う。


つみれ:J・J!!この曲を2人で!!


RL:確かにこの曲は、メロディ本人が歌うためというよりは、誰か別の者が歌った方がより良い曲になるのでは、と感じます。


凱:ケンゴ!!メロディちゃんの新曲、つみれとJ・JのIANUSヤヌスへ送れ!!


ケンゴ:へい!!


RL:メロディの新曲はすぐにつみれとJ・JのIANUSへ転送されます。


凱:それはそうと、つみれさんよ?

  “電脳の歌姫”メロディちゃんに新曲を書いてもらったんだぜ!?取りあえず、10枚は頂こうか。


つみれ:うん、そうだね。ありがと。(シルバー10枚を手渡す。)


凱:よし。特別に俺が会場まで送ってやる。

  エアカーの中で歌う練習をしな。

  乗りてぇヤツがいれば、特別に乗せてやる!!

    

凱はJ・Jをエアカーのソファーに座らせる。

つみれ・りん子・銃も乗り込む。

つみれの運転手セバスチャンは車で会場へ。

エアカーは7人乗りなのだ。

   

RL:つみれとJ・Jはすぐに歌の準備ができます。J・Jは、静かに座っています。

   

凱が神業「真実トゥルース」を使用。りん子がこっそりカメラを回す。


凱:ところで、何で、N◎VA軍がお前にスマッシュをばらまかせていたんだ?


J・J:もし、そうだと知っていたならやらなかった…

    フカネ・ミュージカのマネージャーが仕向けたんだ。結局は、私も、私の歌もコマだったのか…

    N◎VAの市民は、スラムの人間をろくでもないコードXと見下している。

    私も堕ちてみてわかったんだ。

    だから、私はN◎VAの市民が許せない。

    歌とドラッグとブーツで変えてやろうと思ったんだ。

    …フカネ・ミュージカのマネージャーの通り名は「マン・オブ・スティール(鋼の男)」。

    そいつが言ったんだ。「戦うためにはスマッシュが必要だ。」って。


スクープが手に入り、満足そうなりん子。


りん子:前回も出てきたフカネミュージカが悪者なんだね。



【クライマックスフェイズ…再びアサクサ演芸場にて】


RL:連続したシーンです。

   こうして凱のエアカーでアサクサ演芸場へ向かっています。

   もうすぐ着きますが、どこで降りますか?

   もう時間がありません。っていうか、押してます。


凱:ケンゴ!!ステージまで乗りつけろ!!

  オトヤ!!メロディちゃんの新曲を大音量で流しやがれ!!


RL:オトヤは音響担当とは言え、エキストラで達成値10ですから、あまり高度なことはできません。


凱:オトヤ!!死ぬ気でやれ!!(シルバー11枚を渡す)


オトヤ:わかりやした兄貴!!


   騒然とする観客たち。

   空から突然、メロディの新曲が大音量が降ってきたのだ。

   エアカーとともに!!

   ステージに突っ込むようにして止まる。

   そこから、つみれが歌いながら登場。

   そのすぐ後にJ・Jが凱の腕に抱かれて登場。

   

凱:もう、こうなったらやるっきゃねぇ!!


RL:すると、観客席から漆黒の中華服と黒眼鏡の男が青龍刀を持ってステージに突っ込んできます。

   ポン・サンです。


ポン・サン:親切な奴が教えてくれて、お前が来ることは分かっていた。


RL:というわけで戦闘です!!


   凱はJ・Jをステージ上に座らせる。

   エアカーの中から、りん子と銃も登場。

   りん子が神業「天変地異カタストロフ」を使用。

   ポン・サンの青龍刀を破壊する。


りん子:こうして、この様にすると、水が出て刀がボロボロに〜


ポン・サン:貴様、河渡の凶手か、

      よくも俺の女を殺したなぁぁ!!


凱:!?(ナニソレ!?)


ポン・サン:お前、絶対、殺す!!!


凱はポン・サンの恋人を殺したのか!?

それとも…いや、まさか…裏で手を引いていたのは…


凱:まあ、いいか。おら、かかって来いよ!!


一瞬、疑問を感じたものの、逆に挑発する凱。


RL:ポン・サンは武器を失ったので、代わりに〈手刀〉を構えて突っ込んできます。

   観客はショーなのかアクシデントなのか図りかねている様子です。


[カットシーン1]


セットアップ…つみれ〈愛の交歓〉失敗。

       りん子〈水雲アクエリアン(負)〉失敗。


RL:この時、今まで光学迷彩で隠れていた「レッドバック」が観客席の後ろに現れます!!

   今まで神業「不可知インセンサブル」で隠れていました。


一同:!!(来るとは思っていたけど)


レッドバック:罠とも知らず、のこのこと安っぽい歌を歌いに来たか。

       愚民たちに恐怖を与えられなければテロリストとは呼ばれない。

       ここでお前たちを始末し、恐怖には誰もが逆らえぬ事、広めてやろう。


RL:レッドバックはN◎VAスカイツリーでの戦闘の際に乗っていたのと同じハーフ・エクリプスに乗っています。


凱:こないだ河渡組でもらってやったのに!?


RL:常備化してますから。


りん子:(「天変地異」使っちゃったんだけど…)


RL:という訳でレッドバックも参戦します。

   距離は、ステージの反対方向で、「遠」です。


凱:こりゃあ、マズイな…

  観客が危ねぇ…


藤咲竜二:奴らにアサクサを好きにさせるな!!


RL:竜二は戦闘に参加しません。

   代わりに神業「ファイト!」を使用して応援態勢です。(一同:え〜!?)

   誰か神業を増やしたい人はいますか?


   一同が一斉に手を挙げる。

   …が、1つしか増えないので、話し合い?の末、銃の神業「とどめの一撃」が増える。


銃:レッドバック…


銃が神業「とどめの一撃」をレッドバックに使用。

しかし、レッドバックは神業「難攻不落インヴァルネラブル」を使用して防ぐ。

ここでカットシーン再開。


CS…レッドバック10、ポン・サン9、凱9、りん子8、銃7、つみれ7


レッドバック:死ね!!


レッドバックはりん子を登載兵器で狙い撃つ。

やはり、以前(第1話)でりん子が「天変地異」でハーフエクリプスを壊したせいなのか…


りん子:ヒィ〜!!

    死ぬっっ!!


RL:防具はありますか?ないですね?

   では18ダメージです。


   りん子は脳震盪を起こし、[BS:酩酊(大)]となる。


りん子:死ぬかと思った…(ふらふら)


凱:てめぇ!!そんなもので子供を狙いやがって!!


RL:そんなことより、ポン・サンが凱に攻撃してきますよ〜。


ポン・サン:アイヤー!!


青龍刀をなくしたにも関わらず、異常なまでのポン・サンの執念の一撃は凱の動脈を切断する。

とっさに〈鉄身〉で身を防がなければ確実に死亡している程の一撃である。


凱:ぐぁぁあああ!!!(〈鉄身〉サンクス!!!)


   しかし、〔気絶〕

   そして、戦線離脱。


ポン・サン:凶手必死!思い知ったか!!


一同:(いきなり、もうダメかも…)


りん子:しっかりしてよ!!


   りん子がマイナーアクションを使用し[BS:酩酊(小)]に。


RL:凱の傷を治すのであれば、〈ヒーリング〉か〈医療〉判定ですが、達成値は15必要です。


   りん子が凱に〈医療〉判定。―成功


りん子:痛いの痛いの、飛んでけ〜♪(ふらふら)


凱:何だそりゃあ!?

  …おぉ…助かったぜ、りん子。


銃:…レッドバック…


銃がレッドバックにソリッドファントムで攻撃。

〈必殺の矢〉による差分値ダメージで総ダメージは21を超えた。


レッドバック:チッ!!


レッドバックが神業「脱出エクソダス」を使用。

戦闘から離脱し、いずこかへ消える。(一同:まただよ!!)


銃:次は必ず殺すよ…

   

   つみれはステージでJ・Jを背中で支えあうように座り、バラードを歌い続ける。

   このステージを失敗させるわけにはいかないのだ。

   

    《Gloom In The Night》

   

     『たとえ誰かのユメだったとしても』

     『たとえ誰かのウソだったとしても』

     『(今日も歌うの)(今日も歌うの)』

     『あの日ね 廃品収集車に あのこがが吸いこまれるのを見て』

     『とても良いことを思いついたの』

     『「お前は自由 なんでも出来る」そう言って、楽しそうに裸で放り出したあの男』

     『「カコとイマしかない女」そう言って、嬉しそうに見下したあの男』

     『あのこに出来なかったこと でも私なら出来る』

     『あのこが出来なかったこと でも私なら出来る』


【カットシーン2】

RL:今のところ、観客の大半は、戦闘自体はショーだと思っている様子だ。

   竜二だけが鋭い目つきで成り行きを見守っている。


   セットアップ…つみれ〈愛の交歓〉失敗。

         りん子〈水雲アクエリアン(負)〉成功。ポン・サンのCSを2に下げる。


凱:てめぇ!!

  さっきはよくもやってくれたな!!


   凱がポン・サンに〈手刀〉で攻撃。

   ありったけの〈功夫〉を込めた一撃も紙一重でかわされる。


ポン・サン:アイヤー!!ヒョゥッ!!

      こんなものか?


りん子がポン・サンに〈決定的瞬間〉で心理攻撃。


りん子:全部、撮ってるからね!!

    それに!!そんなことしたって、もう恋人は帰ってこないよ!!


ポン・サン:…


ポン・サンはりん子の言葉に〔士気喪失〕してしまう。

それは死んだ恋人と間違えられた少女の声のためなのか。   

その場に立ち尽くすポン・サン。


RL:りん子の言葉でポン・サンは戦闘をやめます。

   ボーっと立っています。


   つみれとJ・Jの歌が静かに流れる。


     『知りたくなかった真実も』

     『見たくなかった現実も』

     『(ああ、迷わない 私は、間違わない)』

     『信じてしまった自分も』

     『もう元に戻らない自分も』

     『(ああ、迷わない 私は、間違わない)』

     『たとえ誰かのユメだったとしても』

     『たとえ誰かのウソだったとしても』

     『(今日も歌うの)(今日も歌うの)』

     『たとえ誰かのユメだったとしても』

     『たとえ誰かのコマだったとしても』

     『今日も歌うの』

     『この旋律にのって、』

     『届け…』


   凱が静かに流れる曲に合わせてポン・サンに近づく。


凱:悪りぃな…。


   肩を抱くようにして皆から死角を作り、ポン・サンの左胸を手刀で貫く。

   そしてエアカーに無造作に放り込む。


凱:…J・J!?


   ステージを見ると、“スラムの歌姫”ジャネット・ジャンクスは息絶えていた。

   凱はJ・Jを両腕に抱え、ゆっくりとエアカーに乗り込む。


凱:ケンゴ、出せや。


   黙って頷き、エアカーを発進させるケンゴ。

   ソファーの真ん中にはJ・Jが眠るように座っている。

   ステージから飛び立ったエアカーはスラムの方へ消えていった。


RL:つみれの歌が終わると、観客は総立ちになって拍手します。

   終わってみれば、観客は戦闘自体を大がかりな演出と捉え、熱狂しています。

   竜二もホッと胸を撫で下ろしたような表情をしています。


つみれ:…(J・J…この拍手はJ・Jに送られたものだよ)




【エンディングシーン:山崎銃…ブラックハウンド警ら課にて】


RL:コンサート終了後、山崎は署に呼び出されます。


警ら課長:山崎。今日で、お前の無給休暇はお終いだ。

     コンサート会場での話は聞いたよ…。

     おかげでアサクサにスラムの難民が来ることもなかったしな。

     まあ、あれだ、山崎。

     いい仕事だった。


銃:ありがとうございます。


その場を立ち去ろうとする警ら課長。

しかし、ふと足を止めて振り返る。


警ら課長:…山崎。お前はいいイヌになれるか?


銃:頑張ります!!


ニヤリとイヌのように笑う警ら課長。

「いいイヌってのはそういうもんだ。」




【エンディングシーン:天見りん子…コンサート会場跡にて】


RL:コンサートが終わり、りん子はどうしますか?


   りん子の神業「曝露エクスポーズ」を使用。

   マリオネット・チャンネル99の結城あやに連絡を取る。


りん子:あやさん、スクープだよ!!


あや:OK!!

   臨時特番組んで!!


りん子:何と!!

先ほど、N◎VAスラムゲート付近でスラムの人たちの暴動が起こりました!!

でも、1人のアイドル海幸つみれちゃんが歌で止めてくれたんです!!


街角のスクリーンというスクリーンには、暴徒に向かって歌を歌い続けるつみれのアップが映し出される。


りん子:そして、つみれちゃんはアサクサ演芸場のコンサートにも出ています!!

    コンサートも大成功でした!!


RL:それがスクープですね。

   まあ、いいでしょう。

   そして、りん子が帰ろうとした時…。


   バス停の方から親友二宮クリスが走ってきた。

   「ハァハァ」と息を切らせている。


クリス:りん子ちゃ〜ん!!

    もしかして、もうコンサート終わっちゃった!?


りん子:もう終わっちゃったよ〜…


   がっかりするクリス。


りん子:あ、でも、つみれちゃんがまだいるから、また歌ってもらおうよ!!行こう!!


クリス:う、うん!!


   手を繋ぎ、再びアサクサ演芸場を目指す2人。

   2人笑顔で走っていく。




【エンディングシーン:桜田門凱…スラムにて】


RL:凱はスラムの街に向かっています。


途中、ポン・サンの死体をエアカーから投げ捨てる。

スラムで発見された死体など誰も調べないだろう。

少しして街に着く。そこは名前も知らない街だ。

しかしJ・Jがいた街。

凱が、エアカーからJ・Jを抱いて降りる。


凱:おい、J・Jの家はどこだ?


スラムの男:知らん。しかし、J・Jは、ここのスラムの大地へ寝かせてくれ。


   凱はJ・Jを地面に静かに寝かせる。


凱:…オトヤ!!

エアカーからオーディオを下ろせ!!

こいつらにJ・Jの新曲を聴かせてやれ。


オトヤがオーディオセットを地面にセットする。

オーディオから流れるバラード。

タイトルは「Gloom In The Night」。

曲が流れ、歌が始まるとスラムの住人がどこからか集まってくる。

スラムの住人が口々に言う。

「さっき聞こえてきたあの曲は…」

「あの声は…」

「俺たちに必要だったのはジャネットの歌だったんだ…」


RL:凱がエアカーで立ち去った後もオーディオから歌が流れています。

   少なくとも明日の夜明けまでは、オーディオセットが残っていることでしょう。

   と、ポケットロンが鳴ります。

   河渡白夜からです。


凱:あ、白夜の兄貴、ポン・サンは片づきました。


白夜:ああ、知ってるよ。

   きっちりカタをつけたようだな。

   まあ、竜二の兄貴にバレたのは仕方ないか…。


凱:すんませんが、ケリつけて下さい。


   神業「不可触アンタッチャブル」使用。

   ポン・サン殺害の事実を揉み消す。


白夜:ああ、分かってるよ。

   最初に約束したとおりだ。お前に迷惑はかけない。

   …なあ、凱?

   お前もそろそろ組を持たねぇか?

   釣り合いってモンがある。


凱:…そんなガラじゃないんで…。


白夜:そうか…。

   まあ、考えといてくれよ。


   白夜との電話を切ると今度は天竜からの電話が。


天竜:おお、桜田門。きっちり仕事をしたようだな。


凱:あ、天竜さん。

  そういや、俺、メロディちゃんと話したんすよ!?

  天竜さんの分もサインもらえたんすよ!!


天竜:何だと!?


   明らかに機嫌が悪くなる天竜。


凱:まあまあ、仕事の話なんで。

  それはそうと、

  メロディちゃんの新曲聞きました?


天竜:ああ、聞いたぜ。

しかし、あれだな。

何というか、あの曲は、メロディ自身が歌うより、他の誰かが歌った方が良い歌のような…


凱:さっすが、天竜さん!!

  やっぱわかりますか!!


   電脳アイドルとの出会いですっかり道を踏み外してしまった極道者たち。

   2人のメロディ談義は尽きることがない。




【エンディングシーン:海幸つみれ…再び藤咲不動産にて】


RL:つみれは、コンサートの後、藤咲組の事務所に呼ばれます。


竜二:つみれちゃん。コンサートは満席だったよ。みんな満足したし大成功だ!!


つみれ:ありがとうございます!!私なんて何も…

コンサートの成功は、全部、竜二さんのお陰ですよ。


竜二:いや、つみれちゃんの歌が良かったんだ。

   しかし、俺の兄弟が迷惑かけちまったみたいで申し訳ない。

(凱:ヒィ〜!!やっぱ見てたんだ…コロサレル)


つみれ:いえ、凱さんには色々と助けてもらいました〜。


竜二:いや、今回は本当につみれちゃんに助けられたよ。

   お陰でアサクサにも活気が戻ってきたよ。

   本当にありがとう。

   …つみれちゃん。

   もっと上を目指していいんじゃないのかな?


つみれ:まだまだですよ〜。

    前座で歌っただけですし。


竜二が微笑む。


つみれ:あ、そうだ!!

    竜二さん、誰か、お友達を紹介して下さいよ〜。


つみれが〈友達の輪〉を使用。


RL:竜二の制御値を抜かないと紹介はしてもらえませんよ?


友達の輪〉判定。―成功


竜二:しょうがないなぁ…


よりによって竜二が紹介したのは、“真夜中の太陽”河渡白夜。

つみれは〈コネ:河渡白夜〉を得た。


つみれ:わぁい♪竜二さん、ありがと〜♪


竜二:…


RL:また極道者の〈コネ〉ですか…

   しかも、各組織のトップクラスばかり…

   …アイドルとして何を目指してるんですか?


つみれ:てへっ☆


一同:(うわぁ!!クロマク!?)




【ポストアクト】

RL:…というわけで、お疲れ様でした。


一同:お疲れ様でした〜。


RL:では、レコードシートに沿って評価していきますか…。

   今回は4人ともPSを達成したと見なします。

   本当は、りん子には「ビッグスクープ河渡白夜とSSSの関係」を達成してもらいたかったのですが。


凱:それはやめてくれぇぇぇぇ!!



   プレアクト 「ルーラーの依頼を果たした」 →該当者なし

         「会場の手配、連絡」     →つみれ、凱

   メインアクト「アクトに最後まで参加」   →全員

         「よいロールプレイを行った」 →全員

         「PSを果たした」      →全員

         「他のプレイヤーを助ける言動」→凱5点

                        →りん子5点

         「アクトの進行を助けた」   →銃5点

         「うまく神業を使った」    →つみれ2点

                         凱3点

                         りん子3点

                         銃1点

         「シーンに登場した」     →つみれ4点

                         凱5点

                         りん子4点

                         銃4点

         獲得合計経験値 海幸つみれ 22点

                 桜田門凱  29点

                 天見りん子 27点

                 山崎銃   25点

            

            

RL:…ですかね。


凱:イヤイヤ、アクトの進行を助けたよ?


RL:特に助かってません。

   っていうか、マイナスしたいくらいですね。



凱:ナニーッ!!


りん子:そうだよ、助けてないよ!!

    私は助けたけど。


RL:特に助けられてません。

   まあ、今回、山崎は頑張ったので、特別にあげましたけど。

   つみれさんの推薦もあったので。


りん子:確かに銃は頑張ってたね。


凱:そうだな〜。


銃:今回は、いっぱい経験点がもらえたよ!!


凱:まあ、今回、わかったことは、銃はイイヤツだったってことかな?イヌの割に。


つみれ:私はコンサートが大成功して良かったよ〜。


りん子:そうだね!!

    私が特集組んだからね!!


つみれ:ありがと〜。


RL:確か山崎の神業「制裁バニッシュ」が未使用でしたね。


銃:使うところがなかったんだよ?


凱:そうだな。銃の言うとおりだな。

(っていうか、『ビッグスクープ河渡白夜とSSS』の展開次第では…やばかった)


RL:まあ、つみれさんは今までずっと「腹心ライトハンド」は使ってませんけどね。


つみれ:だって、自分の代わりに誰かが犠牲になるのはイヤなんだもん。


RL:セバスチャンとかね。


凱:しかし、今回、メロディちゃんとじかに話をしたのは、なんつーか、感動だったな!!

  しかも、歌までかいてもらったしな!!

  まあ、J・Jが死んじまったのは…まあ、あれだけどな…


つみれ:そうだね…(しんみり)


りん子:うん…(しんみり)


銃:…(←気まずいらしい)


凱:まあ、パンクなシンガーがステージの上で死ぬなら、本望だ!!…多分。


RL:そうですかね?


凱:いや、だってよ〜。

  でも、メロディちゃん以外が歌う歌を聞いて感動したのは初めてだぜ。


RL:凱の女性キャストへのコネって確か…

   “電脳の歌姫”メロディ、“魔女”ナインとかみんな生身成分が少ないよね。

   もし、J・Jのコネまであったら、何つーか、あれだよね。


つみれ:イタイ人?


凱:違うわ!!


りん子:凱は、マンチさんなんだよね〜。


凱:やかましいわ!!


銃:(ルールブックを黙々と呼んでいる)

あのさぁ、MP21を持ってる点数に上乗せして、もっと強い武器持てるかな?

何が強い?


凱:できねぇよ!!

っていうか、銃の方がマンチさんなんだよ!!


りん子:あ、これからダモンって呼ぼうかな〜。ダモンダモ〜ン♪

桜田門だもん。


RL:河渡組の“ダモン天”桜田門凱。


つみれ:カッコイー。


銃:あのさぁ、サイバーウェアなんだけど…


りん子:うーん、ダモン↑?ダモン↓?


凱:黙れぇ!!(ぷち)


RL:では、次回アクトでの要望はありますか?


凱:「竜二の兄貴を出して欲しい」ってずっと頼んでいる気がするんだが…


RL:出してますよね?


凱:つみれとの絡みしかねぇだろ!?


つみれ:私は満足だけど?

    竜二さん、カッコいい〜。


RL:っていうか、つみれは、ヤクザばかり知り合いで本業はどうなってるんですかね?


つみれ:頑張ってるよぉ〜。今回も頑張った。作詞とか。後づけだけど。


RL:でも、みんなの印象に残ったのはJ・Jなんじゃないかな〜。


つみれ:…ショボーン。


りん子:私がつみれちゃんの報道をしたよ!?


つみれ:ありがとー。


RL:山崎は?


銃:うーん、特にないよ。(とりあえず誰か撃てればいいよ)


りん子:クリスちゃんを出して欲しい!!


凱:出れば、さらわれるか、殺されそうになるかしかないだろ?


RL:そうですね。(ニヤリ)


りん子:あ、やっぱやめとく。


凱:じゃあ、万力だな。やっぱ。


りん子:万力さん、ヤダ!!


RL:まあ、考えておきます。RLは、キャストはともかくプレイヤーの方々に喜んで頂けることが幸せですから。

   ね?


一同:「ね?」じゃないよっ。キャストも喜ばせようよ。


凱:じゃあ、さっそく次の話にいこうぜ?


一同:賛成!!


RL:え〜。やるの〜?…「キメラの心臓」と「絶望的な逃走」。

どっちのタイトルがいい?


りん子:どっちもヤダ!!


銃:どっちも縁起が悪そうだよ?って「キメラ」って何かな?


RL:何でしょうね?


凱:俺にはわかるぜ…。どっちからもヤバイ臭いがプンプンとしやがる…。


つみれ:私はどっちでもいいよ。どっちも嫌なタイトルだからね。


銃:あれ?新しいルールブックがあるけど…?


RL:(わざとらしく「THE OTHER SIDE」隠す)おっと。


銃:そこにはもしかすると、マイナスナンバーがあるの?


RL:妖怪の「アヤカシ」、戦車乗りの「アラシ」とかね…。


りん子:「アヤカシ」はイヤ!!

    イヤだってば!!


RL:(再びを開く)そうですね…よし。

   …「キメラの心臓」で!!


りん子:もう!!ヤダって言ってんじゃん!!!

    そーいうの信じてないからね!!


一同:でも「バサラ」じゃん!!


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