『ぐるのばっ』後篇
【シーン5(桜田門凱)】
RL:では次、凱のシーン。どうしますか?
凱:じゃあ、白夜さんを呼ぼう。
RL:白夜をこの会場に呼び出すんですか!? いいでしょう。
会場の近くに車を停めて、黒服の一団がズラリと、君の方へ歩いてくるよ。
人がサーッと引けて、その真ん中を歩いてくる。
つみれ:わああ、モーゼみたーい。白夜さん、かっこいいー。
凱:うおーっ、白夜さん目立つなあ。
「白夜の兄貴、お待ちしていやした」
RL/リオン:「こ、この人は……!」
RL/白夜:「ここで待たせてもらって、いいのか」
RL:白夜が適当に座ると、リオンが気を利かせて稲垣ヌーボーを運んでくるよ。
つみれ:おいしいのかな?
RL:『ここ10年で、一番の出来!』とか、言われてますけど。
凱:それ、毎年言われてるだろ。『20年に1度の芳醇な……』とか(笑)
RL:リオンの制御判定。(山札をめくって)クラブK。
凱:あちゃー。ファンブルか。
RL:グラスにワインを注ごうとするけど、カチャカチャと音をたてて、うまくできないみたいだね。
凱:待って。じゃあ、俺がなんか言ってカツを入れたりすれば、助けたりできる?
RL:では、〈心理〉でどうぞ。目標値12で。
凱:(クラブ5+感情値6+シルバー1)達成値12、成功。
「ククク・・・さすがのお前も、白夜の兄貴の前では、震えちまうみたいだな。
ああ? かわいいもんだな」
RL:リオンは凱を睨むと、急にキリッとなって、白夜にお酌をするよ。
それを見ていた白夜が、君を見て、
RL/白夜:「(見直したというように)ほお?」
凱:よしっ。
RL:雷音が、ちゃんこを運んでくるよ。
RL/雷音:「これが俺のちゃんこだ」
凱:「兄貴、味見してみてくれ」
RL/雷音:「待った! 鍋は全員で一斉に食べてくれ」
凱:またかよ。めんどくせえな。
じゃあ、俺も一緒に食べるよ。
RL:白夜は少し食べると、君の顔を見るよ。
RL/白夜:「(不審そうに)そう言えば最近、若い衆を連れてると聞いたが。」
凱:え?
つみれ:ああ。凱さんこの前、レッガーの〈派遣依頼〉っていう秘技、とってたよね。
レッガートループを呼べる秘技。
RL/白夜:「凱、特別な気遣いはしなくていいが」
凱:え、なに?どういう……?
ああっ。
俺が気遣って、天然食材の特別料理を、白夜さんだけに出してるって勘違いしたのか。じゃあ、
「(困った感じで)この店、こういう馬鹿な店なんすよ」
RL/白夜:「こんな凱好みの、一発勝負のようなことをしなければならないのか?」
つみれ:凱好みの一発勝負?
凱:負債抱えた店を黒字にする為に、こんな一か八かみたいな事、する必要あるのか? って、事じゃね?
つみれ:ああ、そうか。天然食材の店なんて、儲かるハズないだろって意味か。
凱:「しかし、この“ぐるのば”で勝ちさえすれば、与太話も本物になるんじゃ、ないっすか。
あそこを、うちのシマに入れて……」
RL/白夜:「あの店が、どこにあるか知ってるんだろ?」
つみれ:トライアドのシマだよねー!
凱:「もちろん」
RL/白夜:「分かった。物好きに聞いてみる。結果を出してみろ」
凱:「分かりやした。必ず結果を出します。」
つみれ:凱さんかっこいー! 優勝するって、約束した!!
RL:白夜は、相応の支払いをして帰って行くよ。
周りの人混みから、ささやく声が聞こえるよ。
RL/周りの人:「あれが河渡の……」
RL/周りの人:「そう言えば、聞いたことがある……」
RL:では、白夜とのコネ判定、どうぞ。目標値は17。
凱:(スペード10+理性6+シルバー1)達成値17、成功。
ああ! もう金がない。どうしよう。
りん子、りん子、金くれー!
りん子:ヤだよ。
凱:やっぱり?
RL:では、タロットをどうぞ。
凱:白夜の兄貴、頼む、そりゃーっ!!
ぐああっっ!! 兄貴……ヒドイよお。
【シーン5舞台裏(山崎銃)】
RL:では、銃、何をしますか?
銃:『つみれおこし』を調べます。
つみれ:やめてよー! つみれおこしなんて、弱いよー。
RL:では。〈社会:ストリート〉か〈社会:メディア〉で、調べてください。
銃:じゃあ、〈社会:ストリート〉で調べます。
(ハート7+生命値6+シルバー4)、達成値17。
RL:(1) つみれおこしの調理担当は、中山。
中山は、次の仕事の足掛かりにしようと思っている。
(2) 「このままでは、社長はダメになる」と中山は考えている。
つみれ:なに、そのどうでもいい情報。
銃:調理担当は、中山。
りん子:やっぱり、中山が作ってたんだね。
凱:つみれは、ずっと一番前で菓子配ってるから、変だと思ったよ。
つみれの後ろはカーテン閉まってて、作ってるトコ見えないしな。
つみれ:やめて! ちゃんとつみれが作ったの!
作ってから、会場に運んだの!
RL:では、どうしますか?
『つみれおこしの評価を1下げる or つみれのタロットを見る』又は
『つみれおこしの評価を2下げる or つみれのタロットからランダムで1枚引いて、自分の好きなカードと交換する』
どれにしますか?
銃:うーん、じゃあ『カードを見る』。
凱:え? そうなの?
銃:いいカード持ってるか、分からないからね。
つみれ:(しぶしぶ……)どうぞ。
銃:(おお!)
凱:お? なんか良さそうだな。
【シーン5舞台裏(天見りん子)】
RL:次はりん子です。どうしますか?
りん子:はい! 『ハウンドカレー』を攻撃!! ……じゃなくって、調べます!
凱:はっきり言いすぎ(笑)
つみれ:おおー。りん子ちゃんガンバレ!
凱:なあこれさあ絶対、舞台裏の順番、後の方が有利だよなあ。
つみれ:(ドキッ。やっぱり?)
凱:順番、毎回変えようぜ。
RL:ダメ。俺が管理するの大変だから。
時間も掛かるし。
凱:ええーっ。
RL:では。〈社会:警察〉か〈社会:メディア〉で、調べてください。
りん子:じゃあ、〈社会:メディア〉で調べます。
(クラブQ+感情値8)、達成値18です。
RL:(1) ハウンドカレーの調理担当は、スコップマン。
彼は、やる気がない。早く終わらせて帰りたい、と思っている。
(2) しかしこのままブラックハウンドを続けたら、彼は生き延びれない。
ピコン・ピコン! 立った立った、フラグが立ったよ。
つみれ:あれー? スコップマンのところで、フラグが立ったぞー?
RL:次に銃のシーンがきたら、強制シーンになります。
銃:ええー? なんだろう?
りん子:カードの交換。
RL:え?
りん子:銃と『カードの交換』をします。
RL:あ、はい。どうぞ。
凱:怒ってるな。いいカード、取られたんだな。
【シーン5舞台裏(海幸つみれ)】
RL:では次はつみれです。どうしますか?
つみれ:『ちゃんこ屋雷音』を、調べます。
凱:何!? 俺なんか、全然いいカード無いぞ?
RL:ほんとでしょうか?
では。〈社会:警察〉か〈社会:メディア〉で、調べてください。
つみれ:〈社会:メディア〉で調べます。
(スペードK+理性値3+シルバー1)、達成値14です。
RL:(1) ちゃんこ屋雷音の調理担当は、豪雷音。元相撲取り。
彼は、河渡ファイナンスから多額の借金がある。
では達成値が14なので、
『ちゃんこ屋雷音の評価を1下げる or 凱のタロットを見る』の、
どちらかが、できます。
つみれ:うーん。じゃあ、タロットを見ようかな。
凱:ちぇっ。本当にひどいぞ。
つみれ:ふむふむ。(一桁ばっかりじゃん)
凱:な?
【シーン5(海幸つみれ)】
RL:では、つみれのシーン。どうしますか?
つみれ:じゃあねえ、白夜さん!
凱:ええー、白夜の兄貴呼ぶのー? やめてよー。
RL:白夜はさっき、ちゃんこ屋雷音から帰ったばかりですが、また呼ぶんですか?
つみれ:ええと、ちゃんこ屋さんから帰る時に、見付けて呼び止めるの。
白夜さん、目立ってたし、見付け易いんじゃないかな?
RL:いいでしょう。白夜は取り巻きを従えて、足早に車に向かってるよ。
つみれ:「あっ。白夜さんだ。こんにちはー」
とっとっとって、走って行きます。
RL:周りの黒服達がつみれを止めようとするけど、白夜が『構わない』と言ってるようだね。
つみれ:じゃあ、黒服の皆さんに挨拶しながら、かき分けて白夜さんの隣へ。
「白夜さん。私今回、“ぐるのば”に参加してるんですよー。
『つみれおこし』です。食べてみてくださーい」
歩いてる白夜さんに、ぴょんぴょんジャンプしながら話します。
取り巻きの皆さんには、中山が『つみれおこし』を配ります。
RL:白夜はニヤリと笑って受け取ると、ボリボリ食べます。
つみれ:なんで笑ってるの!? 怖いよ。
RL:白夜は機嫌良さそうにしてるけど、周りの黒服達は明らかに迷惑そうな顔だよ。
つみれ:それはまあ愛想振りまきながら、気付かない振りをして。
技能〈友達の輪〉をやります。
「私今度、アイドルグループを作ろうと思うんですよー。
もしよかったら、どなたか、お話を通していただけませんか?」
えいっ。(ダイヤ5+外界値7)達成値12。
RL:それでは、制御値が抜けませんよ。
RL/白夜:「ああ。心当たりを、今度紹介しよう」
つみれ:し、しまった。白夜さんて、外界の制御値高いんだな……。
「わーい、ありがとうございます」
凱:心当たりだって。リオンじゃね?
RL:では、白夜とのコネで判定してください。
目標値は、さっきの凱とかぶっているので、1上がって18です。
つみれ:(ダイヤQ+外界値7+シルバー1)達成値18、成功。
RL:では、タロットをどうぞ。
つみれ:白夜さん、お願いします、えいっ!
(ニューロ出たー、21! ありがとう、白夜さん!!
このままいけば、勝てるぞ!!)
凱:まさか白夜の兄貴、俺よりも、あんな女に!?
【シーン6舞台裏(凱)】
RL:では舞台裏、凱どうぞ。
凱:もう、金がないから、無理だ。
俺の能力値、6・6・7・3 だぜ?
達成値17出すためには、ハートの絵札出さなきゃ、無理なんだよ。
りん子:それか、Aかジョーカーね。
凱:りん子、まじで金くれよ。フランツ勝たせたいんだろ?
協力するからさあ。
つみれ:ええー!? ほんとかなー?
RL:どうしますか?
凱:しょうがない、手を回すよ。
【シーン6舞台裏(山崎銃)】
RL:さあ、次は銃です。どうしますか?
銃:じゃあ、つみれを調べようかな?
RL:〈社会:ストリート〉か〈社会:メディア〉で、調べてください。
凱:やっぱつみれ、いいカード持ってんだな。
さっき銃、つみれのカード見てたもんな。
RL:ではどうぞ。
銃:うーん、達成値は、17でしょ?
RL:誰も、そんなことは、言ってませんよ。
銃:え? あれ?
凱:もしかして、21!?
21があるの!?
つみれ:……(ええー!! やめてー!!)
RL:……。
銃:よし!
〈社会:ストリート〉で調べます。
(ハートA)、達成値21!
RL:21、出た!? ついに!?
では……
『つみれおこしの評価を3下げる or つみれのタロットからランダムで1枚奪う』
つみれ:ええええー!! なにそれー!!!!
凱:怖い、怖すぎる……。
銃:(迷いなく)ランダムで1枚、奪います。
つみれ:ひどいよー! 信じらんなーい!!
銃:えへ、ごめんね。
(ニューロの21を引いて)おおおー!!
つみれ:ああ、もう絶対許さない!!
絶対絶対、許さない!!
手札、2枚になっちゃったじゃん!!
凱:ついにやっちまったな、銃。
怒らせちゃいけない相手を、怒らせたな。(ニヤリ)
RL:さあさあ、盛り上がってきましたね!
凱:主にプレイヤー間のヘイトが。
【シーン6舞台裏(天見りん子)】
RL:次、りん子、どうしますか?
りん子:『ちゃんこ屋雷音』を調べます。
RL:〈社会:警察〉か〈社会:メディア〉で、調べてください。
りん子:〈社会:メディア〉で調べます。
(ダイヤ8+外界値5)達成値13です。
RL:それでは、分かりません。
りん子:お金が、無いよー。
【シーン7(天見りん子)】
RL:では、りん子のシーン。何をしますか?
りん子:タコのね、おっきいぬいぐるみを作るの。
この前、〈製作:ぬいぐるみ〉を、取ったからね。
それで、クリスちゃんと一緒に宣伝をする!
あ。でもその前に、秘技〈あしながおじさん〉。えいっ。
(ジョーカー)達成値21。
RL:そ、それでは、21シルバー手に入ります。
凱:スゲー!あしながおじさん、つえー!!
りん子:じゃあ、ぬいぐるみ、作っていい?
RL:どうぞ。
りん子:こーんなふうにタコが、うねーってなってて、その隣にたこ焼きがコロコロって。
たこ焼きは顔が付いててね、おっきくて、かわいいの!
RL:では〈製作:ぬいぐるみ〉の判定を、どうぞ。
りん子:ていっ。
(クラブ3+感情値8+シルバー10)達成値21!!
一同:おおー!!
凱:金、使ったなー! 半分は、金の力じゃんか。
シルバー10枚……100万もぬいぐるみに使うとか、アホか。
RL:では、もの凄く立派な材料で、とても大きくて、神的できばえの、ぬいぐるみができました。
りん子:やったー!! 神だよ、神。
RL/クリス:「りん子ちゃん、すごいねー!」
凱:なー、俺、出てっていい? フランツのこと、協力するから!
りん子:うーん。いいよ。じゃあ、凱を呼びます。
凱:やったー!
「よお、フランツ!フェリシアは、どうした?」
りん子、情報交換しようぜー。
『ジャンク焼きそば』について、全部教えます。
「そういえば、『つみれおこし』って、秘書の中山が作ってるらしいぜー」
つみれ:やめて。言わないで!
りん子:じゃあ『スメルチ・ピロシキ』について、教えます。
「あとね、ブラックハウンドの山崎が、たこ焼きグチャグチャにして帰って行ったんだよー。
ひどいよねー」
つみれ:ついに、呼び捨て(笑)
凱:「おお、そりゃひでえな」
銃:そんなこと、やってないし!
凱:「なあ、りん子。お前、フランツ勝たせたいんだろ?」
りん子:ほんとに、応援してよ!
(こっそりシルバーの受け渡しをする2人)
RL:ではタロットをどうぞ。
りん子:わーい。えいっ。
【シーン7舞台裏(山崎銃)】
銃:僕はカードがないから、手を回すよ。
【シーン7舞台裏(海幸つみれ)】
つみれ:もう、怒ったからね。銃を、社会攻撃します。(やり方よく分からないけど)
RL:社会戦は、〈圧力〉で命中判定してください。
つみれ:えいっ。
(ダイヤJ+外界値7)達成値17。
RL:リアクションは、〈信用〉です。
銃:ムリ……。
RL:では、ダメージどうぞ。
つみれ:(ダイヤ8)8です。
RL:では、[信頼喪失]です。
次の銃のシーンでは、つみれの選んだコネが使えません。
つみれ:じゃあ、レイ課長のコネを使えなくします。
【シーン8(山崎銃)】
RL:では、銃の強制シーンです。
銃とスコップマンは、カレーを作って配っています。
スコップマンは、やる気がないです。
RL/スコップマン:「ああめんどくせー、やめてえー。
殺してえー、ブラックハウンドに戻りてー」
RL:などと、ぶつぶつ文句を言っています。
つみれ:途中で1個、おかしい文句があったよね?
凱:殺したいから、ブラックハウンドにいるのか。
銃と一緒だな。
銃:僕は違うよ。
RL:銃、知覚判定をしてください。目標値15。
銃:(スペードK+理性値8)達成値18。
RL:銃は、他の屋台の所に違和感を感じます。
銃:なんだろう?
RL:その屋台に、冷凍車が来て停まります。
すると中から揃いのユニフォームを着た人々が、サブマシンガンを持って現れます。
ハウンドカレーの方に、向かってきますよ。
銃:うーん、じゃあ、神業《とどめの一撃》を使おう。
一同:えええええー!?
銃:《とどめの一撃》は、トループにも使えるんだよね?
RL:ええ。
つみれ:(誰なのかも分からないうちに……?)
銃:じゃあ、ソリッドファントムで……。
RL:ちょっと待って。
こんな街中で、しかもこの状況でそんな物騒なモノ持ってるの!?
銃:えーと、じゃあ今、MP21しか持ってないから、それで。
タンッタンッタンッ!!
RL:分かりました。
普通はMP21くらいで簡単に死んだりしませんが……。
銃の撃った弾は確実に急所だけに当たって、そこらじゅうに死体が転がります。
つみれ:うわー、ブラックハウンド怖い……。
RL/スコップマン:「……トライアドのチンピラか。
こんなヤツらに、俺のアーマーは貫けないがな。」
RL:しばらくするとSSSが来て、死体を片付けていくよ。
RL/SSSのイヌ:「全く、ブラックハウンドのヤツら、死体の山を作りやがって」
RL:銃、〈社会:警察〉を。難易度は、14。
銃:(ハート9+生命値6)達成値15、成功です。
RL:では、君には分かるよ。
豪快に笑うスコップマンには、死相が見える。
「この男、スコップマンというだけで、殺されるな。
ブラックハウンドよりも向いてる道があるのかもしれない」
と感じます。
では、タロットをどうぞ。
つみれ:スコップマン、死んじゃうの?
りん子:優勝したら、料理人になるのかな?
【シーン8舞台裏(桜田門凱)】
凱:カードの交換をします。
【シーン8舞台裏(天見りん子)】
りん子:私もカードを交換します。
【シーン8舞台裏(海幸つみれ)】
つみれ:銃を社会攻撃します。えいっ。
銃:ええー、また僕ー? よけられません。
つみれ:ダメージ10。えーと[盗聴]。
RL:つみれは、銃の次のシーンを、盗聴します。
凱:怒ってるな。つみれ。
りん子:うん、すごく怒ってる。
【シーン9(桜田門凱)】
凱:俺だな。メロディちゃんを呼ぶよ。
RL:メロディは、いつもは義体の中に入ってないんですけどね。
凱:え? そうなの?
RL:でもまあ。
君がふと気付くと、17、8歳の女の子がちゃんこ屋の前で、おのぼりさん丸出しでキョロキョロしているよ。
凱:「ちゃんこ食べてくかい?」
RL:女の子は、「よく分からない」というふうに、曖昧にうなずきます。
凱:「もしかして、……メロディちゃん?」
RL:「ハ、ハイ」
凱:「こっちへ」って、席に案内して。雷音に、
「最高のを頼む」
RL/雷音:「俺はいつでも最高だぜ」
RL:しばらくすると、ちゃんこが運ばれてくるよ。
凱:「さあ、食べてくれ」
RL/雷音:「鍋は、一斉に揃って食べてくれ」
凱:じゃ、じゃあ、仕方ないな。メロディちゃんと相鍋を……。
つみれ:……。
りん子:……。
RL:なんか箸の使い方が、おかしいよ。うまく口に運べていないね。
凱:じゃあ、首に紙ナプキンを巻いてあげよう。
つみれ:……。
りん子:……。
RL/メロディ:「こういうお店に慣れなくて、すみません」
凱:「どうだい? おいしいか?」
RL/メロディ:「今食べたものは、おいしいんでしょうか?」
凱:「あ、ああ」
RL、味がよくわからないってこと?
RL:そうですね。
いわゆる普通の味覚はないんで。
RL/メロディ:「このデータを、おいしいということに、インプットしておきます」
RL:いつの間にか、メロディはいなくなってるよ。
凱:えええ!? 食べてたんだよね?
RL:はい、食べてました。
凱:どこ行ったんだ? イスは?
RL:触ってみると、かすかに温かいよ。
凱:「あったかい……」
つみれ:……。
りん子:……キモ。
RL:では、メロディのコネ判定どうぞ。目標値17。
凱:(ダイヤ10+外界値3+シルバー4)達成値17、成功。
RL:ではタロットをどうぞ。
【シーン9舞台裏(山崎銃)】
銃:『つみれおこし』を調べます。
(スペード10+理性値8)達成値18。カードを交換します。
つみれ:(ぬぬぬ……絶対に許さん!)
【シーン9舞台裏(天見りん子)】
りん子:『ハウンドカレー』を調べます。
(ダイヤK+外界値5)達成値15。評価を1下げます。
RL:では、『ハウンドカレー』に、悪評1が、付きました。
銃:ええー!!
【シーン9舞台裏(海幸つみれ)】
つみれ:『ハウンドカレー』を調べます。
(ハートA)達成値21。カードを1枚奪います。
銃:ええー! また僕!?
つみれ:(やった! ニューロが帰ってきた!!)
凱:ちょっと、敵を作りすぎたな。
【シーン10(天見りん子)】
RL:りん子はこのシーン、何をしますか?
りん子:クリスちゃんを呼ぶ!
それで、たこリアルのぬいぐるみをババーンって飾って、クリスちゃんと一緒に呼び込みをします!
RL:そ、それで評価上がるのかなあ……。
りん子:上がるよ。
RL:わ、分かりました。
RL/お客:「わー、すごいぬいぐるみー。かわいい。食べてみよー!」
りん子:ふふんっ。
凱:さすがに、ムリあんだろ……。
RL:では、クリスのコネ判定どうぞ。目標値17。
りん子:目標値下げてよー!
だって、神だよ神! 神のぬいぐるみ。神ぐるみ!!
RL:うーん。わ、分かりました。では、目標値16でどうぞ。
りん子:やったー!
凱:いいなー。
りん子:(スペード8+理性値7+シルバー1)達成値16、成功。
RL:ではタロットをどうぞ。
【シーン10舞台裏(桜田凱)】
凱:『ハウンドカレー』を調べます。
(ダイヤ8+外界値3+シルバー6)達成値17。交換します。
銃:ええー!! 凱まで!?
凱:いいカード、持ってそうだしな。
ち、あんまり変わらなかった……。
【シーン10舞台裏(山崎銃)】
銃:『つみれおこし』を調べます。
(スペードA)達成値21。カードを奪います。
つみれ:……。
【シーン10舞台裏(海幸つみれ)】
つみれ:銃を……って言いたいけど、キー『ソーセージの中身』も調べなきゃ。
凱:まだ調べてなかったのかよ。
RL:では、〈社会:ストリート〉か〈社会:企業〉で、調べてください。
目標値は、11〜17。
つみれ:じゃあ、〈社会:ストリート〉で、調べます。
(クラブQ+感情値8)達成値18です。
RL:分かったことは3つ。
(1) 『ハーメルン・ソーセージの中身』については、種々の悪い噂がある。
『中身はネズミの肉』だとか、『床に落ちた肉を使っている』だとか、『コードXの肉を使っている』だとかいうもの。
(2) ハーメルン・ソーセージ社では、『安全な工場で一括生産している』と、発表している。
しかし、トロンを中心に更なる悪評が……。
(3) しかし、ソーセージを食べた事による健康被害等は、報告されていない。
ピコン・ピコン!立った立った。フラグが立ったよ。
つみれ:おおー! フラグだ。なんだろう?
【シーン11(山崎銃)】
つみれ:じゃあ、さっき社会戦で[盗聴]に成功したから、このシーンは、銃のことずっと聞いてるよ。
陰から、こっそり。
凱:つみれが、自分で盗み聞きしてんのかよ……。
銃:もう、コネ無いから、もう1回レイ課長を呼びます。
RL/レイ:「ここはシノハラの管轄だぞ。山崎、なんでシノハラの管轄で発砲した!」
銃:「いや、凄い人数で、マシンガン持ってたんですよ」
RL/レイ:「ふむ、必要だから撃ったんだな、以上!
で? カレーの売れ行きはどうなんだ?
少しはカレーを作ることに情熱を向けられたか?」
銃:「はい、なかなかいい調子です」
つみれ:(陰から)「ふんっ!」
RL/レイ:「なに? 新メニュー、ミンチカレー?
む、これはなかなか……」
RL/スコップマン:「レイ課長!
俺はこの、いまいましいカレー地獄から、いつ解放されるんだ?」
RL/レイ:「社食のコックが人手不足らしいぞ。
専属のコックが欲しいと言ってたが……。
山崎、スコップマンをよろしく頼む」
RL:レイのコネ判定をどうぞ。2回目なので目標値は18。
銃:(ジョーカー)達成値21。
RL:タロットをどうぞ。
【シーン11舞台裏(全員)】
全員:手札をまわす。
【シーン12(海幸つみれ)】
RL:強制シーンです。つみれの所に、男が尋ねてきます。
RL/男:「お忙しいところ、申し訳ありません。
こちらの方に、海幸つみれはいらっしゃいますか?」
RL:見るからに、クグツという感じです。
RL/男:「私、ハーメルン・ソーセージのミスター・ジョンソンと申します。」
RL:男はそう言って、名刺を差し出すよ。
黒髪の日系人です。(今の感覚で言うと、日本人だね。
ただ、N◎VAの世界だと『日本人』っていうと、日本本土に住んでる特権階級のことになっちゃうから。
N◎VAにいるのは、全部『日系人』だね。
つみれ:「初めまして。海幸つみれです。」
RL/Mr・ジョンソン:「弊社の活動に興味をお持ちいただき、ありがとうございます。
内々の話がありますので、あちらの車に乗っていただけませんか?」
つみれ:ええー、やだ。怖いよー。どっか連れてかれちゃうよお。
RL:〈社会:ストリート〉か〈社会:企業〉で、判定どうぞ。目標値15。
つみれ:〈社会:ストリート〉で。
(ハート10+生命値4+シルバー1)達成値15。成功です。
RL:ミスター・ジョンソンというのは、仮名だね。
ここの後方処理課は、全員この名前で活動しているようだよ。
RL/Mr・ジョンソン:「そろそろ結果が出る頃ですね。すぐに済みますよ」
つみれ:「秘書も一緒で構いませんか?」
凱:中山、連れてっちゃったら、誰が作るんだよ。
つみれ:黙ってて!!
RL/Mr・ジョンソン:「ええ。もう1人位でしたら、乗れますから」
つみれ:「……セバスチャン、行きましょう」
凱:結局、セバスチャンかよ。
RL:では、みんなでエアカーに乗り込むと、スッと浮き上がって走り出すよ。
つみれ:車って、エアカーかあ……。逃げられないじゃん……。
RL/Mr・ジョンソン:「それでは、はっきり申し上げましょう。
あなたはうちのソーセージの中身について、詳しく調べている。
もちろん、こちらもちょっと手を動かしたりすれば……」
凱:中山が作っていることなど簡単に……
つみれ:黙ってて!!
調べたりするのも、勝負のうちかと思ってたよお……。
「よく調べたけれど、おかしいところは、ないんじゃありませんか?」
RL/Mr・ジョンソン:「もちろんです。
しかし、これ以上公表されては困ります。
これは、社外秘ですが……」
RL:トロンを「ピッ」と操作して、映像を見せてくれるよ。
すごく清潔な工場で、普通の培養肉が作られているよ。
RL/Mr・ジョンソン:「うちの工場です。
わざわざコードXや、ネズミの肉を?
培養肉の方が、余程低コストで作れます」
凱:確かにな。
つみれ:「それなら公表されても、あまり困らないんじゃないですか?」
RL/Mr・ジョンソン:「あの悪評の何割かは、我が社で意図的に流しています。」
つみれ:「ええええー!? わざとですか?
話題作り? っていうことですか?」
RL/Mr・ジョンソン:「イエス」
RL:1ゴールド、渡されます。
凱:なにっ!?
つみれ:やったー!口止め料だ。かっこいー!!
セバスチャンが、受け取ります。
RL:ではタロットをどうぞ。
【シーン12舞台裏(桜田門凱)】
凱:『つみれおこし』を調べます。
(ハートJ+生命値7+シルバー4)達成値21。
RL:つみれから、タロットを1枚奪います。
つみれ:私、3枚しか持ってないよ?
3枚持ってる人から、1枚奪っても、勝てないよね?
凱:さっきから、銃が執拗につみれのタロット狙ってるからな。
いいカード持ってるって、分かってるんじゃないの?
つみれ:……。(そのとおりだけど)
凱さん、すごいシルバー使ってるけど。
そのシルバー、「フランツを勝たせる」って言って、りん子ちゃんから貰ったんだよね?
りん子:そうだよー! 自分が勝とうとしてるでしょー!?
凱:フランツを勝たせるために、やってるんだよ!!
りん子・つみれ:……ふーん?
凱:えいっ!! うわー!! なんだこりゃー!?
つみれ:(ふんっ。ニューロは私のものよ! くらえ! カリスマ爆弾!!)
【シーン12舞台裏(山崎銃・天見りん子)】
銃・りん子:手を回す。
【クライマックスシーン】
RL:では、つみれを乗せたエアカーが、ふわりと着地する頃。
RL/稲垣:「オイオイ、オマエら! ……イヤイヤ、N◎VA市民のみなさん。
ジャンクフードの! ……イヤイヤ、N◎VA級グルメの祭典……!」
凱:相変わらず、むちゃくちゃだな、稲垣。
RL/稲垣:「献金とか関係なくー、厳正なる投票の結果を発表するー!」
PL一同:えええー!?もう!?
RL/稲垣:「まずはー!」
RL:ドロドロドロドロジャン!!
RL/稲垣:「14万票! ハーメルン・ソーセージ!
19万票! スメルチ・ピロシキ!
23万票! ジャンク焼きそば!」
RL:では、みなさん、カードは何枚持ってますか?
凱:俺は、5枚。一桁ばっかりだけどな。
銃:僕も、5枚です♪
りん子:私は、4枚。
つみれ:(裏向きに2枚机に置いて)はい。なにか?
凱:コエー。
RL:それでは、一斉にタロットを表にしてください。
凱:(みんなの手札をざっと見て)こりゃ、銃の勝ちだな。
俺は枚数は多いけど、一桁ばっかりだからな。
つみれ:ねえ? 神業は?
神業使ってもいい!?
RL:なるほど。分かりました。
では神業1回につき1枚まで、他のプレイヤーのカードを捨てさせることが出来ることにしましょう。
りん子:はい、はいっ!! 神業《暴露》を使います。
RL:どうぞ。誰にどうやって使いますか?
りん子:『ハウンドカレー』に使います!
「ブラックハウンドが、たこ焼きをグチャグチャにしたー!!」
銃:してないよ。
凱:完全な捏造だな。トーキーとして、どうなんだ?(笑)
りん子:本当だもん。
凱:いや、さすがにダメじゃねえか? でっちあげは。
つみれ:うん。
RL:確かに(笑)。じゃあ、《暴露》は、どう使いますか?
りん子:うーん。
凱:わかった。
俺に任せておけ。
りん子:え、どうするの?
凱:じゃあ、銃に電話する。
銃:何?
凱:「なあ、銃。お前、“ぐるのば”で結構いい成績らしいじゃねえか。」
銃:うん。
凱:「……で、お前に貸しがあったよな? 今、それを返してもらいたいんだが?」
銃:え? どういうこと?
凱:スラムレーシングの時に、銃がグレーター殺サスを狙撃した時に顔バレしただろ。
それを揉み消した時に貸し1つできただろ。それのことだよ。
「ぐるのばから手を引けよ。それでチャラにしてやる。」
銃:「……わかったよ。」
RL:では銃からランダムで1枚引いて、捨ててください。
りん子:やったー!!
銃:ひどいよー。
つみれ:はい! 次私やります。私は、神業《プリーズ!》を使います。
えーと、スコップマンに。
「ねえ、おねがい。お客さんを、『つみれおこし』の方にちょうだい?」
RL/スコップマン:「そうすれば、俺はもうカレーを作らなくて済むんだな」
RL:スコップマンは、去っていきます。
つみれ:わーい!!
RL:銃からランダムで1枚引いて、捨ててください。
銃:もう、ダメだ。ひどいよ、みんな……(バタリ)。
凱:銃は最初にちょっと、攻撃し過ぎたな。恨みを買いすぎだよ。
じゃあ俺は神業《真実》を、つみれに使うよ。
つみれ:ええっ!? 私!?
凱:フフフ……。
だって、つみれは2枚しか持ってないじゃないか? つまり2分の1。
2分の1で……(ニヤリ)
「『つみれおこし』を作ってるのは、本当は誰なんだ!?」
つみれ:うっ!
「そ、それは……」
あ、そうだ。りん子ちゃん助けてー!
りん子:あ、分かった! さっきの貸しを返すよ。助けてあげる。
つみれ:やった! ありがと、りん子ちゃん。
神業《ファイト!》を使って、りん子の神業《天罰》を増やします。
「りん子ちゃーん、助けてー! 凱さんがヒドイことしようとするの!」
りん子:分かった! 神業《天罰》で、ダモンの神業を打ち消します。
RL:どうやって?
りん子:ダモンを、壁の前に瞬間移動させるの。
ダモンが、ハァッ!? て気が付くと、壁に向かって話しかけてるの!
凱:そんなムチャクチャな話が通るわけがない!
RL:……OKです(笑)
凱の神業は、不発に終わりました。
凱:通るのかよー!
マジでー!?
ちぇ。
銃:僕の神業、《とどめの一撃》と《制裁》だもん……。使えないよ……。
RL:ではみなさん、よろしいでしょうか。
最終的な枚数は、凱5枚。銃3枚。りん子4枚。つみれ2枚ですね。
では改めて一斉に、表にしてください!!
PL一同:えいっ!!
RL:何点ですか?
凱:俺は、枚数は多いけど、ダメじゃないかなあ?
29点。
銃は、何点だった?
銃:……25点。神業使われるまで、53点もあったのに……。
つみれ:銃さんは、悪評1があるから、24点だね。
銃:……うん。
つみれ:で、私は、38点。
凱:2枚で、38かよー!! りん子は?
りん子:(ビシッ!)42点!!
やったー!!
RL/稲垣:「24万票! ハウンドカレー!
29万票! ちゃんこ屋雷音!
準優勝38万票! つみれおこし!
そして優勝は、42万票!! ……たこリアルだー!!!」
りん子:「わーい!! やったやったー!! 優勝だー!!」
凱:ちっ。まいったなあ。リオン、どうするか……。
じゃあ、りん子に聞こえよがしに、豪雷音とリオンに向かって言うよ。
「お前のちゃんこ屋も、これで終わりだな。
約束通り、娘のリオンは、預かっていくゼ。
まあ、仕方ねえよなあ、借金も返せねえんだからなぁ!?」
りん子:ええ!?
じゃあ、神業《天罰》で、借金を無かったことに……
RL:それは、できません。
りん子:じゃあねえ、神業《天罰》で、うーん?
凱:フランツって、店ないんだろ?
りん子:あ! わかった!
「『たこリアル』が、『ちゃんこ屋雷音』の所に場所を借りたらどうかな?」
凱:そうだな! あ、天竜さんも、呼ぼう。天竜さんにも来てもらって、話を。
RL/フランツ:「もし、場所を借りられたら、確かに助かりますが……」
RL/豪雷音:「なんだと!?
バイオタコなど、絶対に認めん!!」
RL:豪雷音がそう言うと、リオンが思い切り殴ります。
RL/リオン:「父さん、いい加減にして!!
どうやって借金を返して行くの!?」
RL/豪雷音:「……確かにリオンの言うとおりかもしれん」
凱:おお!? やるねー!
天竜さんに、言うよ。
「実際このままじゃ、ちゃんこ屋雷音は潰れるわけだし。
でも、“ぐるのば”で優勝した、たこリアルが間借りすれば、多少は売り上げも伸びるだろ?
ショバ代も入るし?」
RL /天竜:「まあ確かにあんなトコ、今二束三文で売ってもな」
RL:天竜は、リオンの念書を君に預けるよ。
凱:「まあ、優勝はできなかったが。
そういうことなら、とりあえず借金は待ってやる」
RL:天竜は、メロディが先程座っていたイスに腰掛けて、うっとりとテーブルを見つめているよ。
RL /天竜:「凱よ」
凱:ん?
RL/天竜:「俺たちは大切な物を……、守らなければならない物を、守ったのかもしれないなあ」
凱:な、なに(笑)?
ああ、メロディちゃんが、おいしいってインプットしてくれた味を守れたってことかな?
「……天竜さん!!」(がしっ)
RL/天竜:「……凱!!」(がしっ)
RL:こうして、凱は天竜がお互いの肩を抱いて、漢同士の友情を確認するという感じで。
凱:まさに同志って感じだな。(しみじみ)
りん子:……キモ。
凱:ああ!!
つみれ:なに!?
凱:テーブルにメロディちゃんのサインもらっときゃよかった……。
つみれ:……うん。
RL:では『たこリアル』は、『ちゃんこ屋雷音』に間借りして、店を始めることになりました。
凱:店の名前は、どうする?
りん子:『たこらいおん』がいい! 『たこらいおん』にしよう!?
凱:いやあ、助かったぜ、りん子!
RL:では。
優勝者が発表されると音楽が鳴って、観衆からは大歓声が上がるよ。
風船や紙吹雪の舞う中、一斉に報道陣が、たこリアルを取り囲むよ。
RL/フェリシア:「フランツ、おめでとう!」
RL:フランツが出場することを聞きつけたフェリシアが、会場でこっそり応援していたようだね。
フェリシアは、フランツの所へ駆け寄ってくるよ。
RL/フランツ:「ああ、フェリシア。来てくれてたんだね!
ずっと君に言いたかったんだけど……。
“ぐるのば”に優勝して一人前になれたら、言おうと思ってたことがあるんだ」
RL/フェリシア:「……?」
RL/フランツ:「フェリシア、愛してる。僕と結婚してくれ」
RL/フェリシア:「フランツ!!」
RL:フェリシアは感極まって、フランツに抱きつくよ。
観衆からは再び大歓声が上がって、カメラのフラッシュを浴びながら抱き合う二人。
……なんか、むかつきますね。
りん子:なんで、むかつくの!?
つみれ:いいシーンなのに!
RL:画面は少しずつ引いていって、エンドロールが流れます。
……あなたのハートには何が残りましたか?




