設定が完了しました
冬休みが終わる前に四話まで書きたいと思います。
感想なんかがありましたら書いていただけたらさいわいです。
「では設定を開始しますね、リュウ様」
マクロはそう言って何やら操作をし始めた。
どうやら設定の準備をしているらしいが何もないところで呟いたりしている姿はなんだか残念に見えてくる。そう思ったとき、マクロがこっちを向いて黒く微笑んだ………
まさか心の中が読めるのか?と竜は思っているが実際は顔に出やすい性格なので失礼なことを考えているとすぐわかるんだそうだ(妹談)
そんなことは置いといて設定をして決めることができるのは、
基本ジョブ
スキル
魔法
の3つである。
基本ジョブは、
格闘家、剣士、魔法使い、回復士、魔物使いの5つでジョブを決めるとそれぞれスキルや魔法など選ぶことが出来る。また、ジョブによって使えるスキルや魔法が決められている。
容姿も変えることが出来た筈だが、この世界では変えることが出来なくなっているそうだ。なんでも変えた後からまた変えたいとか言われると面倒だからとマクロはいっていた。
確かに知り合ってからガラリと外見を変えられると判別しにくいどころか完全にわからなくなる可能性もあるからな。竜はどっちみち容姿は変えないつもりでいたので関係が無かったのだが。
「リュウ様、では設定をしていきたいと思います。いまから設定するための用紙を渡しますからそれになりたいジョブ、使いたいスキル、魔法をチェックしていってください」
チェック式だったので5分くらいで書き終えた。
選んだジョブは魔物使いにした。このジョブはなかなか使い勝手のよいジョブで召喚した魔物を自分で倒せば仲間になり使役できるという効果を持つ。これは倒せればドラゴンも仲間にできるので5つのジョブのなかで一番異色だと言われていた。
スキルは運営からの贈り物というスキルが複数選んであるものにした。マクロがこれを選んでおけば相当楽になるといって勧めてきたから選んだが、少し不安だ。
魔法もマクロのオススメを選んだ。元々、竜は魔法を使わない主義だったので特に欲しい魔法が無かったので選んでもらったのだがスキルと同様少し不安である。
「リュウ様には恩返しにステータスとスキル、魔法にたくさんサービスをしておきました。後で確認をしておいてください」
「ああ、分かった。ありがとう」
これで大方、設定が終わったみたいだ。あと少し時間がかかるらしいのでマクロと話をすることになった。
「いや~、これから新しい世界か!楽しみだなぁ、マクロに会えなくなるのは残念だけど」
「リュウ様、私は旅についていきますよ?」
「へ?そうなの?」
「はい、異世界からの冒険者のお手伝いをしろ!と上からの命令ですので。といっても私がお供出来るのはゲームでいう中盤からなので最初はお手伝いすることが出来ないのです、すいません」
「いや、後からでも手伝ってくれるなら心強いよ。よろしくね!」
「はい!お願いしますね」
だそうだ。てっきりもう会えないのかと思ったから良かったんだけど、なんで中盤から?最初から来てくれればより心強いんだけどなぁ~
そんなことを考えていると、
「リュウ様!設定が完了しました!」
「そうか!最初はどこから始まるの?」
「町の宿屋に転移する予定です、もしわからないことがあったら心のなかでメニューと言ってください。メニューは自分にしか見えない呪文のようなもので、使い方はゲームの時と一緒だと思います。それとお金は防具や武器を買っても困らないくらいにしておきましたのでこれも確認しておいてくださいね」
「分かった!」
とりあえずメニューを開いてみた。よくあるゲームのなかのメニューと一緒だったので、持ち物やレベルなんか見るときに重宝しそうだ。お金も単位がよくわからないが結構はいっていた。まったく太っ腹である。
「では行ってきますね」
「はい!また会う日を楽しみに待っています」
マクロがそういうとまた、
少しずつ意識が飛び始めてきた。
まあ最初は宿屋かららしいから大丈夫だろうとマクロを信用して目をつぶった。
「どうぞご無事で………」
お客さん、起きてください
そう言われて起こされた。
起きてみると宿屋でやけに声の大きいマッチョな親父が目の前に見える。恐らくマクロがいった通り宿屋から始まったんだろう。これから冒険が始まると思うと不安になってくるが頑張ろうと自分に言い聞かせ一歩を踏み出した。
「頑張っていきますかねぇ」