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キャラ設定の前のご説明!

「さっそく設定の説明をしますね、リュウ様?」

「ちょっと待て!マクロ?さん」

「はい?マクロはさん付けしなくても結構ですよ」

なら遠慮なくさん付けしないで呼ばせてもらおう。

「ああ、分かった。マクロと呼ばせてもらうな。」

「はい!」

満面の笑みで返事された。

でもさ。さっきの質問の答え教えてもらってないからね。










マクロというキャラは確かドラクロの世界のキャラクター設定を補助するためのキャラだった。自分でいってたしな。また、マクロはヒロインが発見される前まで唯一の美少女キャラとして人気を集めていたキャラで黒髪で清楚そうな美少女だ。


普通、二次元が三次元になるときポリゴン化される場合が多く、残念になりがちだが目の前の少女は明らかにポリゴンではない。外見、仕草とかどれを見ても人間にしか見えないし、素晴らしいのは対話が出来ることだ。普通なら、

「ここはどこ?」

「ここは○○村です」

「君の名前は?」

「ここは○○村です」

みたいなループになってもおかしくないからだ。

どうやったんだろう、これ?


まあ、これは後から聞こう。

今はさっきマクロが放った一言、

「ようこそ!異世界ドラゴンキラークロニクルの世界へ!!!」

この発言ね↑

確実に異世界っていったよな?なんで異世界にいるの?俺はアップデートしただけなんだけど。どういうことだ?というのが俺の質問だ。


「なあ、マクロ。さっきお前異世界って言ったよな?あれはどういうことだ?」

何も分からないので聞いてみるしかない。

「勿論、言葉の通りですよ♪リュウ様はアップデートをされたでしょう?」

「ああ、したよ。それが関係あるのか?」

まったく関係ないよね。

「あのアップデートはクリアした方だけに配信されました。クリアした方はリュウ様を含め5名いらっしゃいます。おそらくリュウ様で最後でしょう」


ということはツバメもこっちに来てるってことか?なら、返事が来なかった理由も分かる。

だけど異世界との関係が無いよね。そこが一番知りたいんだけどな。


「それでどう関係があるんだ?」

「実はドラクロを作った会社は私たちが運営しています。そしてドラクロを通してこの世界にもっとも適正のある方々をある理由で探していたのです」

「理由?」

何だろう?よくある勇者とか探していたのか?

「はい、それは私たちの世界にゲームと同じ状況が起きると分かっています。それを止めるためですね、私たちの世界のアバターたちではクリアすることは限りなく無理に近いですから」

「アバター?なぜクリアできないんだ?」

アバターってゲームとかで使う用語だろ?それに何でホントに勇者探しみたいな必要があるんだ?クリア出来ない?

「アバター=人間の認識でいいです。言語の違いですね。なぜクリアできないか?それはあなたたちにもわかっていると思います、あのゲームのままのことが起きるのですから。」


確かにな、あんだけ不条理な強さのドラゴンやらモンスターやら出てこられても対応は難しいよな。世界が滅びても仕方ない。

でも、

「マクロたちの世界の人たちがゲームをすればよかったんじゃないか?そうすれば対策が練れるだろ?」

「いや、出来ないのです。この世界にはまずゲームという概念がありません。慣れるまでにはそれなりに時間がかかりますし、まず科学が発展してないので作れないのです」


そういう問題か、ゲームを作る技術がないこととまずゲームという概念がないと何もできないしな。ゲーム以外といっても恐らく精密機械は作れないので何もないのか!


「もう1つ、リュウ様たち以外の世界の人には我々の恩恵が与えることが出来ないのです」

「恩恵って?魔法とか?」

「はい。魔法やスキル、またレベルが上がった時のステータスのポイントやジョブの選択も出来ません」

「それじゃあクリアできないな」


要するにステータスが初期のままでジョブも選択出来ず、魔法もスキルも使えないままなのか。そのままじゃたぶん初期のボスすら瞬殺されるだろう。

こんな理由があるなら異世界に頼るしかないよな。


「なのでゲームをクリアすることが出来た方々をアップデートを通してこちら側に呼び出させてもらったのです。無理を承知でお願いします、私たちの世界に来ていただけませんか?」

「いいよ~」

「いや、分かっています。けど私たちにも時間が…………って、え?」

「別にいいよ。ドラクロ好きだし、あっちに未練のなんか妹くらいだし。要するにラスボス倒せばいいだけだろ、やってやるよ」

「あ、ありがとうございます!よかったぁぁ~」


なんかスゴくいいことした気分だ。マクロなんか感極まって泣きながらお礼いってるし。やはり美少女のお願いは聞いてあげないとな!


「お~い、マクロ?大丈夫か?」

「は、はい。大丈夫です」

「なら設定しようぜ」

「はい!では行いますね。」


なんやかんや巻き込まれたけど世界救うために一肌脱ぎますか!













別にヒロインに会いたくて頑張る訳じゃないよ(´・ω・`)







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