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離れない。

作者: 月ノ☆夜流


いつから君は媚びるようになったのだろう。。。


だんだん君が僕から離れていく気がする。


いつも僕を見る君の瞳はなんだか悲しそうだ。


問いかけても君は僕に涙を見せるばかり・・・


どうしてなのか教えてくれない。


僕は君のことが知りたい。


どうして悲しい顔をするのか知りたい。


僕は君にとってお荷物なのだろうか?







矛兎「はぁ・・・・」


志亞「またため息ですか?」


彼女はさっきからため息ばかり・・・


まるで一人でいるかのように・・・・


矛兎「あっごめんね志亞。」


志亞「別にいいけど。。。」


また僕の顔を見て悲しそうな目をする。


僕の何がいけないのだろうか?


矛兎「志亞。。。私って、お荷物なのかな?」


志亞「は?なにいってんの?」


矛兎「あっううん。なんでもない。忘れて・・・」


志亞「誰に言われたかいってみ?」


矛兎「なんでもないから。」


あきらかにおかしい。


矛兎が俺の前で深刻な顔をするのは初めてだ。


志亞「俺にいえないこと?」


矛兎「だって・・・みんなが・・・」


志亞「みんながなに?」


矛兎「志亞は遊びだっていうから・・・」


志亞「遊び?」


初めて聞いた。


俺が周りからそう見られてるのを・・・


正直言ってショックだった。


でも俺は遊びなんかで矛兎といるわけじゃない。


どうしようもなく側にいたいんだ。


志亞「俺、いつお前に遊びって言った?」


矛兎「えっ?」


志亞「周りのやつらが言ったからってそれを真に受けるなよ。」


矛兎「でも・・・」


志亞「俺は遊びなんかでお前と付き合ってないよ。」


矛兎「ホント?」


志亞「当たり前だろ!!周りは気にするな。お前は俺だけを見てろ。」


矛兎「うん・・・」


下を向いてうなずく矛兎の頭を俺は優しくなでた。


矛兎は周りの一言で俺がいつか自分から離れると思ったのだろう。


俺は離れない。


矛兎以外見たくない。


俺は矛兎だけを見ている。


志亞「矛兎・・・」


矛兎「?」


志亞「好きだよ。」


俺はそういって優しく彼女に口付けをした。




君から離れない。


俺はずっと君の側にいるから。


だから君だけは俺だけを見てて欲しい。


僕も君から離れないから。




END...



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