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ついに召喚Part2

お気に入り登録をしてくださってる方や見にきてくださった方に感謝です!

みんなのところに戻った私はその後他の生徒が終わるまで談笑していた。



「それにしてもまさか2人が神級ランクの使い魔を召喚するとは…すげーな…」


「そうですわね…私もまだ信じられませんわ。この目で神級の使い魔が見れる日がくるなんて…」


「で、ですね…私もびっくりです…」



そんなに珍しいのかな?普通にいそうだけど…



まぁ〜そこは置いといて、さてさて、勇者のほうはどうなってるんだろ?



あ〜うん。えっとね…勇者がいるだろう所を見たのはいいんだけど…なんか争ってる?



「ん?これはもしや!◯フォイイベントじゃね?!」



うわお〜めっちゃ楽しそう…まぁ〜私もぶっちゃけ楽しみなんだけどね!



そんな思いも込めて私は田宮君を見つめるとそれに気づいた田宮君は視線を合わせたかと思うとニヤリと笑ったので私もニヤリと返してみた!



何故か驚かれた…ナゼ?



「もしかしてお前もそう言う系の小説とか見てたのか?」


「…うん…好き…だよ…」



まぁ〜それは置いといて、観察といきましょうよ!



「ふん!愚民が神級か…ま、僕が愚民などに劣っているはずがない。お前より上位の使い魔を呼ぶことは決まっている!見ていろ!!」



◯フォイっぽい人はそう言葉を残して魔法陣が書いてあるほうに向かった。



真ん中に立ち詠唱を始めた。そしてついに血を流そうとしたところで懐から小瓶のようなものを出しその中身を垂らした。



それに気づいた先生が止めに入ろうとするが時既に遅し。



「馬鹿野郎!!禁忌を冒しやがって!!」


「ふはははは!!これで僕は学園1位だ!!」


「チッ!今すぐここから離れろ!緊急避難だ!!」



先生はもう1人この召喚の授業の監視役の先生にそう言うと◯フォイの所に戻って行った。



その言葉を聞いた監視役の先生がハッと我に返って生徒達をパニックに陥らないよう慎重に避難を開始した。



そのやり取りを見ていた私に田宮君がつぶやいた。



「お!出てくるみたいだな。」


「何をのんきなことを言っていますの?!私達も逃げないと!」


「そうだぜ!!ここから逃げないと俺たちまで巻き込まれちまう!」


「…大丈夫…死神は…禁忌を…犯したものにしか…手が出せない…仕組み…」



まぁ〜それを抜きにしても私やエクシュは負けないけどね!たぶん、だけど田宮君も負けないと思う!



などなど考えているうちに出てきたっぽいね。



「禁忌を犯した者は…貴様で間違いないな」


「そうだ!僕がお前を呼んだ!!さぁ、僕と使い魔契約をするんだ!」


「…愚かな…貴様のしたことは死罪にあたいする。よって、この場で貴様を処刑する。」



◯フォイよ…ほんっと期待を裏切らないわね!お?先生が止めに入ったね。



「イシュタール!お前は黙っていろ!…死神様、どうかお待ちください。」


「ん?お前は…?まぁ〜よい。そこをどけ。我は後ろのものに用がある。」


「存じております。ですが、どうか…どうか今回は見逃してはいただけませんか?」


「ならぬ!!お前も知っておろう。禁忌召喚がどれほどのものか…例外は許さぬ!!」



死神は殺気を出しながら言った。



あ!◯フォイ殺気で気絶した。



まぁ〜死神の言いたいこともわかる。私だって魔物さん達はとても大切だから…それを思うと死神の禁忌を絶対に許さない。って気持ちはわかる。昔はより強い使い魔を呼びたくて人間がやりまくってた。その結果、悲しい結果しか残らなかったのだから。



使い魔はその人の血に合わせて魔方陣がその人に合わせた使い魔を呼ぶ。だから不特定多数の血を混ぜてしまえばそのもの達にあった使い魔どうしが一気に出ようとして、ごちゃごちゃに混ざりキメラとして出てきてしまう。その場合破壊だけを求めるようになる。だって苦しくって痛くって悲しくって暴れることしかできない…こうなってしまっては助ける方法は…ない。だから楽にしてやることが1番だと、聞いた。



そんなことがあってから死神はあまり人間が好きじゃなかったりする。



「そこまでだ!!彼を殺すというなら僕は許さない!!僕が相手だ!!」



勇者は何を言ってるんだろ?すべてを知っていて言ってるのかしら?っというかあなたが勝てる相手だと思えないんだけど…



「ほう…そなたは確か…勇者…だったな。そなたが我の相手をすると言うのか?笑わせてくれる!禁忌がどういうものかも知らず、この場面だけを見ているお前に何ができるというのだ。それに我に勝てるのはこの場でそこにいる…」



やば!



「なぜ…なぜあなたがここに…?いや…それはいい!後で聞きますから。それよりも…まずは貴様らだ!」


「僕は…確かに何もわからない…だけどこれだけはわかる!みんなを…イシュタール君を守る!!」


「ほう…ならばかかってくるがよい。」



その死神からの言葉を聞いた勇者は死神に向かって駆け出した。



「な?死神と知り合いなのか?」


「…ちょっと…ね…」



死神とは森で生活してる時に何度か遊びにきてただけなんだよね。



「そうか…あ、やっぱあいつ1人だと苦戦してるな…ま、助けないけど。」



その言葉を聞いて私も勇者の方を見た。



あ…吹っ飛ばされた。また懲りずに突っ込んで行ったけどちゃんと作戦は考えてるのかな?それを余裕で避けた死神は勇者に切り込もうとしたところそれに気づいた勇者がギリギリで避ける。それの繰り返し。見てて飽きた。しかも時間もかかりそうだし



「な?これ…帰って良いか?」



いや…そう言いたくなるのもわかるけどさ!もう少し心配してあげようよ!親友なんでしょ?あ、親友とかくそくらえと…ステキな笑顔付きで言われてしまった。



っということで勇者、残念だったね!援護は期待できないみたいだよ!



もう少し見ていようとしたらこちらに気づいた先生が私達に向かって叫ぶ。



「お前ら!なんでいるんだ!逃げろって言っただろ!!」


「…大丈夫…!…自分…の身は…自分で…守れます…!」


「いや…はぁ〜まぁーいい!俺はこいつを保健室に連れて行く!」



そう言って先生は私達を放置して転移して行ってしまった。



「おいおい…」



うん!言いたいことはわかる!私も同じ気持ちだよ!



「どうして…どうして殺す必要があるんだ!!」


「それは我らが決めたこと。人間もそれを了承している。異界からきたばかりの者にわかってなるものか!!我らの気持ちなど…貴様は考えてもおらんのだろうな…」



ん〜どうしよう…だんだん飽きてきた。勇者が私達のことなど考えてないことなんてわかって当たり前じゃない。所詮自己満の世界なんだもん。勇者は。まぁ〜取り敢えず止めよう!



「…エクシュ…お願い…ある…」


「ん?なんだ?」



勇者…っというか死神のほうをじっと見ていたエクシュが私の言葉を聞いて振り向いた。



「…あのね…止めに…はい…ろう…かと…思う…けど…てつ…だって…くれ…ない…?」



危ない危ない。つい本音がポロッと出そうになったよ。



「ふむ。止めるのか?いいところではないか。」



いやいや!どっからどうみても勇者死にそうになってるからね?!エクシュは勇者に死んで欲しいのかな?!



「…うん。その…話が…進ま…ない…から…」


「む…ならば仕方ない。我は勇者を止めればよいのだな?」


「…うん…お願い…」


「わかった。ならば行くか。」



私は死神に、エクシュは勇者に一瞬にして近づいた。



「…すと…ぷ…」


「な…止めないでください!あの人間は私の邪魔をしたんです!殺します!」



うん。落ち着こうか。っというか殺す相手間違ってるからね!



「死神…さん…私に…免じて…許して…くれ…ません…か…?」



ダメですよね〜知ってます。でもどうやって止めよう…



「……わかりました。今回だけは貴女の頼みです。見逃しましょう。ですが、条件があります。私も貴女の近くにいたいです!エクシュ様だけずるい…」



え〜それでいいの?!私あなたになにもしてないよね?!しかもずるいって…まぁ〜そんなことで引いてくれるならいいかな?



「…わかっ…た…使い魔…契約…する…?」


「はい!します!!」



わ〜キラッキラと…まぁ〜いいや。さっさと契約しちゃいますかね!



「…契約…方法…は…?」


「え…えっと〜その…」



え?なんで急にモジモジと…あれ?この場合ってアレの可能性高くね?



「えっと…き、キスです…」ポッ



ぽってあなた…イケメンだから似合うなちくしょう!!イケメンはなにをしても許されるってか!あ…今田宮君のほうからボソッとイケメン撲滅…とか聞こえたんだけど気のせいだよね!ね!



「それじゃ…チュ…」



死神さんに向かって私は肩に手を置き勢いよく、チュっと音を立てて離れた。



「「「はぁ?!」」」


「な…な…」



ん?みんなどうしたの?そんな驚いた顔して?



私がキョトンと首を傾げているといつの間にか戻ってきていた先生が話しかけてきた。



「お前…女なら少しはためらうとか…はぁ〜まぁーいい!んで、解決したみたいだな。ったくめんどくせ〜」



ねぇねぇ、思ったんだけど先生私に対しての態度酷くない?



「貴様…何をしたのかわかっているのか?」


「…へ?あ…いえ、あの…えーっと…」


「…?…エクシュ…何を…怒って…いるの…?」


「リン!お前も気軽にく、唇を許したらダメだ!」



ん?どうしてダメなのかな?う〜ん…わかんない…取り敢えずエクシュがダメっていうならダメなだろう。



「…わかっ…た…これ…からは…しない…」


「約束だぞ!!」


「…うん…」


「あ〜まぁ〜教室戻るぞ〜」



っという先生の掛け声で動けたのは私とエクシュと田宮君と死神さんだけ…



後のみんなは固まったまま動かない。つか動く気配がない!どうしよう!



「行くぞリン。」


「…え?…でも…みんなが…」


「む…まぁ〜そのうち気づくであろう。我らは先に戻るとしよう。」


「あぁ。気づいたら気づいたでややこしくなりそうだからな。面倒は嫌いだ。」



あぁ〜その言葉、すごく重みがあります。いろいろあったんだね、田宮君…



っとしみじみ〜としてたら腕を引っ張られて連れてかれた。ごめんみんな!先に戻ってます!



あ!ちなみに死神さんとルシファーには動物になってもらった。ルシファーは子猫に、死神さんは子犬になってもらいましたよ!うは〜もっふもふ天国!癒された!


これを…これをやりたかったのに…すっかり忘れてました。・゜・(ノД`)・゜・。

なので、投稿させて頂きます!お楽しみ頂けましたか?

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