関所の賊
今更ながら……Legendの方を間違って投稿してしまって、これの投稿日もミスってしまいましたね(泣)スミマセン(汗)なので今日はあっちも(さっき気づいたのでもう投稿してしまったんデス……)こっちも投稿します。。ホントにスミマセン(泣)
気を取り直して新章突入☆
ただそれだけです(笑)
ではどうぞ♪
というわけでこれから俺、“あずさ組”、江奈姫(栞奈)、そしてフェリス神父の5人で旅をすることになった。
といっても行先はまだ、決まっていない。
「あー、みなさん。どこか行きたいところありますか?」
そう言ってみたものの、シーンとして身動き一つしない4人。
「じゃあ……旅しなくていいですか?」
それには全員がかぶりを振った……じゃあどうするんだよっ!?
はいはーい、と鈴が手を上げる。
「じゃあ、鈴!」
「えーっとぉ……やっぱり一旦近江から離れたらいいと思いまーす」
「で、行先は?」
「あたし、近江より西の方に行きたーい!そしたら織田もいないから平和じゃない?」
「確かにネェ……だが、西には毛利家がいるぞ。平和とは言い切れない」
こんなご時世だから、いつ戦が起きてもおかしくない。織田家も万が一足利将軍家を落として、西日本に来るかもわからない。そうしたら毛利家のみならず、西日本の大名は応戦するだろう……もしそうなったら怖い。
「デハ、逆に関東の方に行ってみてはどうでしょうカ?」
「……それは却下。敵のど真ん中を突っ切って進むようなもんだ」
軽く一蹴する。するとフェリス神父はしょぼんと肩を落としていたが、ここは江奈姫のことを考えたら別になんてこったない。
「私は武州に行ってみたい!」
そう言ったのは他でもない、江奈姫だった。
「は?」
「だ・か・ら!私は武州に行ってみたいと申して居るのじゃ!」
いやいやいやいやいやいや……この人自分の言ってることわかってる?俺が折角関東行はナシって言ったのに……どうしてそういうこというわけ?
「あのなぁ……お前、もしその道中、織田信包に会ったらどうするつもりなんだ?」
「その時はその時じゃ!」
自信満々に胸を張って答える。そう言うんならいいけどよ……
「言っとくけど、俺は自分のみしか守れない。お前まで庇いきれねぇからな。それだけは理解しておけ」
「?」
江奈姫は意味が解らん、と言わん表情だった。
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「関銭を払ってもらおう」
関所に着くと、いかついおっさんにそう言われた。
関銭を払うことによって、一応道中の身の安全は守られるわけだから安心と言えば安心。だが、それも完璧じゃないし、関所の存在自体が怪しくなっているから完全に信用できるわけではない。でも一応払っておく。
「人数は……1……2……5人ですか?」
「そうだと思うよ」
「わかりました。では少々お待ちくだ……ん?」
いかついおっさんが首をかしげる。その目線の先には江奈姫がいた。
(やばい!ばれたか……?)
必死にその心中を顔に出さないように努める。
そしてその男は江奈姫に近寄って行った。
「どこかで見たことがある気がする……」
じろじろと江奈姫を見る。少し江奈姫の表情が崩れた。そしてその男ははっとなって関所の奥に向かって叫んだ。
「いたぞっ!風井家の江奈姫だっ!!」
「ちぃっ!ばれたかっ!!」
わぁっと武装した男が関所から出てくる。みんないかにも武芸達者者だ。しかもマンネリ化した幕府の御用人ではない……賊、だ。
「江奈姫を風井大名よりも早く攫って、織田家に売ると大金が手に入るぞっ!!皆の者、傷つけるでないぞ!!」
おぉー!と雄たけびを上げる。江奈姫は顔面蒼白で引き下がっている。そして慌てて駆け出して行った。
しかし彼女の向かった先にも賊がいて、彼女はまたこっちに戻ってくる羽目になった。
逃げ道も阻まれた。戦うことのみが唯一の逃げ道だった。汗が滴る。
――――これこそ絶体絶命だよな
いきなり賊と遭遇してピンチな颯介たちですが……
次話では刀抜きます……けど多分流血ナシwなんかそれがモットーになってきましたねww頑張ります☆
では読んでくださりありがとうございました♪
あと、土曜・日曜投稿はナシで……月曜日にテストなんです(泣)
では火曜日に投稿するので、よろしくお願いします!