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咲かせ屋  作者: 玖龍
家出少女と神の使徒
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颯介の決断

紛らわしく書いてるので注意ですが、会話では「栞奈」と言わせていますが、正体は江奈姫です。。一応書いておきます。え?こんな説明、いらんって?まぁまぁ……☆


ではどうぞ♪

 「颯介サン!ワタシも連れて行ってくだサイ!!」

 フェリス神父が再度言う。

 「え……でもよぉ……俺はその……なんだ、神の使いでもなんでもないし……ついてきたって落胆するだけだと思うぞ?」

 「イイエ!そんなハズはありません!!ネェ、みなさん?」

 後ろの4人に問いかける。すると江奈姫が答えた。

 「うむ!私は大人数の方が楽しくていいと思うぞ!颯介!!なにを戯けたことを言っておるのだ!」

 「ちょっ!!栞奈ああぁぁぁ!!ふざけたこと言ってんじゃねええぇぇぇ!!」


 いきなり叫んだら、江奈姫もびっくりした様子で亜里菜の後ろに隠れてしまった。しかし姿だけ。発言はまだする気らしい。

 「しかしなぁ……良く考えてみろ。お前は私らについてくることによって、女4人と男1人という構成になるわけだぞ?その……」

 そこでなぜか顔が紅くなる江奈姫。え……何?それ?というか、なんで俺がついていくことになってんの?お前らがついてくるんだろ?逆じゃね?

 「別に俺は構わねぇし!今までだって女3人と旅してんだ。お前なんか女のうちに入んねえよ」

 「なっ!なにをぅ!!」

 ますます顔を紅らめる江奈姫。そして、あの禁断の言葉を口にした。



 「颯介は女たらしだ、と思われてもいいのかぁ!!」



 「!?」

 今度は俺が顔を紅らめる番。こいつ何言ってんだ?まさか……心配してるとか?それはないな、うん。

 気を取り直して江奈姫に向かって言う。

 「べ、別に!お、男はなぁ……女たらしと言われたらいっちょ前なんだよっ!!分かったか!」

 とは言いつつ、顔がすんごい火照ってる。めっちゃ恥ずかしい。こんなこと言うんじゃなかった。

 後悔してると、会話を聞いていたらしい男児数人が「女たらしぃ~」と俺を指差しながら通り過ぎて行った。

 「んだと、コラッ!」

 「颯介、なにがいっちょ前だ。お前すごく恥ずかしいぞ」

 江奈姫に溜息つかれながら言われた……ごもっともです。

 「颯さん。別にいいじゃないか。あたいも栞奈の言うことに賛成だよ」

 「鈴もぉ!たくさん仲間がいた方が楽しいよね」

 ねぇ、と江奈姫に笑いかける。鈴はすっかり江奈姫と仲良くなったみたいだ。

 「さ、沙耶!お前はどっちがいいと思う?」

 最後の砦を思い出し、唐突に振ってみたがあっけなく無視された。まぁそうだろうとは思ったけど……。



 「貴方、名前は?」

 江奈姫がフェリス神父に尋ねる。勿論、フェリスですと返していた。

 「颯介サン。ワタシもご一緒してイイデスカ?」

 こうなると俺には決めかねる……勝手にしてくれ。

 「……ご自由に」

 そう言うとこちらもわーいとか言って喜んでいる……精神年齢があんまり変わらないんだな、この2人。そうなるとますます厄介だな、おい。

 「再度言いますけど、俺は貴方の期待しているような男じゃないからあしからず」

 「ワタシは貴方にめぐり合わせてくれた神に感謝しマス」

 あぁーもうダメだ。話聞いてないや。完全に自分の世界に入ってるよ。



 ……戻ってこいよ、佐之助



 ふと、藤桜刀を見る……しかしその鞘に刻まれた桜の紋は光ってなかった。

 こういう願いは感じないんですか?すごく都合がいいですね……はぁー。

書いてて颯介が可哀そうになってきましたw

女たらしの件は……あれは勝手な妄想です。絶対ないです!女たらしはカッコ悪いです。。ということだけ言っておきます。。


さてこれからどうなるんでしょうかね?次回から多分新章突入ですw


では、読んでくださりありがとうございました(・∀・)ノシ

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