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49.流通規格

合計6本のトンネルは半年を待たずに開通した。


トンネンル開口部には街が出来、物流拠点として栄えている。

法王国避難民の中からも移転し新たな生活に挑戦する者が増えている。


トンネルの直径が同じ大きさであることから、そのサイズに合わせた馬車や貨物パッケージ企画も出来、流通効率も上がってきている。


これは反省点でもあるのだが、直径5メートル程度を意識していたため、従来の馬車では対面通行が出来なかったのである。

そのため、各国はトンネル内を対面通行できる荷馬車の規格を共同で定めた。

その上で荷台に積み重ねしても崩れにくい共通規格の箱を考案した。

また、トンネル内に軌道をしき、車輪の抵抗を低くし、振動を減らした。

更に荷台を連結し積載量を拡大することも行われた。


トンネルの利用にあったって派距離に応じた金額を納め、各自で利用するという方法で始められた。

しかし、そのうち、トンネル内の物流並びに旅客運送専門事業が興り、それが管理することでより安価で安全な流通経路となった。

軌道の敷設もその専業化によってなされたものである。


そしてこの軌道敷設はトンネル内だけにとどまらず、トンネル外から各国都市へと延伸された。

今や各国間の移動は以前よりも数倍早くなったのである。

ただ動力が馬であるため、貨物や旅客搭乗時の速度は時速10キロを超えることはない。


風魔法で軸を回転させる仕掛けが考案されたが、想定している力が得られず実用化には至っていない。

おそらく風では無理だろう。

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