30.この世界の魔法
さて、法王に確認した個人的な話
それはこの世界の魔法に関して。
万一感知などの能力があればと、関わった人全てを鑑定するわけにもいかず、これまで対人鑑定を行わずにいた。
また、移動も拠点経由が多かったため、実際の目にした範囲で魔法を見たことがなかったのだ。
法王によると魔法は、
火、水、土、風の4分類のみ。
怪我や病気を治す魔法、まして死者をよみがえらせる魔法は存在しない。
ものを移動させたり、自分が移動する魔法は存在しない。
鑑定する魔法も存在しない。
ものを軽くしたり重くしたりする魔法もない。
収納する魔法もない。
らしい。
「らしい」というのは全ての魔法を把握しているわけではないからだ。
全ての生物が魔法を使えるが、その力の強さは個人差が大きい。
なにしろ大抵の人は魔法を使うよりも道具を使った方が早くて楽なため、生活の場面ではほぼ使わないからだ。
中に幼少期から遊び続けた結果、強力な魔法を使う者もいる。
魔法に法則や理論といったものはない。
分類も今まで報告のあった魔法を選り分けただけであるらしい。
ただ、貴族などはお家芸として魔法を代々継承していることが多い。
これは戦力としての必要性からだそうだ。
国家として魔法に特化した部隊を所持するところもあるらしいが、存在だけで内容は秘匿されている。
うん、金髪らしい簡単な設定だ。
さすが。




