表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/58

24.奇跡

「なんだよこりゃ」

「木が丸裸だぞ、それに地面に抉れた穴が二つ・・・足跡?爪痕?」

「空から何か落ちてきたのか」

「何も落ちていない。それにそれが足跡ならきちんと着地したんじゃないのか?」

「じゃあ、そいつはどこいったんだ?」


言うなり騎士たちは乗馬したまま互い違いになり、全周囲を警戒する。

盾を外側にしてゆっくり時計回りに馬を歩かせる。


「何か見えるか」

「何も」

「あれが足跡である場合、大きさは我々人間程度だ」

「ああ」

「爪痕の場合、鳥だとすると馬の数倍の大きさとなる」

「そんな大きなものを見逃すはずはない」

「そうだ。恐らく人間程度の大きさだ」

「見えるか?」

「いや」


騎士たちはその場を数周回ると、領都に向けて駆けて行った。

氣志團とかがやってきて見つけられたら面倒だ。

ここは一度拠点に戻ってやり過ごそう。


拠点で一晩過ごし早朝に街道に戻った。

違うところに出たらどうしようかと思ったが、金髪のオーダーをクリアしていないからか、昨日の雑木林の中だった。


道も木々もすっかり元通り。

よし、博愛の効果は万物対象だ。さすが博愛。


あたりを確認してると、領都から騎馬の一団がやってくる。

知らんぷりを決め込んでさっさと領都に入ろう。

騎馬の一団は通過すると想いきや、目の前で全員が停止した。


「ちょっと君…あれ?サキさんじゃないですか。ご無沙汰しています。」

「ああ、どうも。おはようございます。みなさん大勢で何かあったんですか?」

「いやこの先の街道の木が丸裸になっていたでしょう?」

「いえ?気づきませんでしたが」

「そうですか、我々は少しこの先の調査に向かうところでして」

「それはご苦労様です」

「では失礼。行くぞついて来い」


ドガガガと、騎馬団が行ってしまったので領都に向かう。


耳を傾けていると、雑木林あたりから「奇跡だ」などと聞こえてきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ