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20.第一村人
「おはようございます」
「・・・おはようございます。サキさんじゃないですか。ようこそ、この村へ。今日はどんな御用で?」
「いや、近くに来たので、立ち寄っただけなんですが。最近様子はどうですか?」
「ご覧の通りで。作付けもひと段落して、今は陽気に合わせて伸びてきた雑草の刈り取りの毎日で。腰が痛くてもう」
「それは大変ですね。何か困りごとでもありませんか」
「別に何も・・・と、言いたいところなんですがね、領主の使いから今年の年貢のことでお達しがありまして。それが良くわからなくて困ってるんですよ。」
「そうですか。お話を聞かせてもらっても?」
「それなら、村長の方が詳しいんで、ぜひ。おい、サキさんを村長のところにご案内してくるからな。さぼるんじゃねえぞ」
「「へーい」」
「あら、サキさんご無沙汰」
「テグ、あんたもすぐに帰ってくるんだよ」
「わかってらあ!ベス。さ、サキさん行きましょう」
「顔パス」おそるべし
そしてこいつがテグであれがベスだな。
やり取りからして夫婦だろう。
おそらく畑の管理などの中心的役割を果たしているに違いない。
とりあえず畑で見かけた人すべてを鑑定したが、魔法スキル持ちはいなかった。
金髪なら全員に魔法を与えているかと思ったが、そうでもないらしい。
鑑定で表示されるならば、だが。




