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スタジオ見学

「美味しい~♪ ふわんふわんで口に入れたら溶けちゃう!」


「コケちゃん天才! 今にピジョンタウンの姫君に入ればいいのに♪」


コケコはブンブンと首を横に振る


「おねーちゃんは私達が心配でダメだチュン」


「そうだチュン、ともっぽ姫もキン姉さんもうちにいらっしゃいって言ってくれたんだけど断っチュン」


チコリとチコまんに聞いてミーモとキーモは頷いた


「ミーモちゃん、キーモちゃん、ありがコケ。私はいいの。


こうして妹たちやあなた達に美味しいって言ってもらえるのが嬉しいから」


「本当に美味しいぜ。こんな口どけのいいシフォンケーキ初めてだ」


「ルディはなかなかグルメだチュン」


「ほんとだチュン」


今日はコケコ姉妹がどこでもドアでシフォンケーキを焼いてミーモ達の家に遊びに来ている


「さあさ、ミートパイが焼けたわ。冷めないうちに召し上がれ」


「ミーナさん、ありがとうございます。コケコケ」


「うふふ、みんな本当に可愛いわ♪ 分厚いところをどうぞ」


「チュンチュン、パイの中に挽き肉がいっぱいだチューン」


「よかったら夕食も食べていってね。コケちゃんの好きなミートボールのシチューよ~」


「キニーちゃん、ありがコケ」


「そうそう、今度ね、もとよちゃんとまとよちゃんが再現ドラマの撮影を観せてくれるって言ってるんだけどコケちゃん達も行かない?」


「コケ! 田峯弘樹スペシャルの?」


「面白そうだチュン」


「おねーちゃん、いこーチュン」


「でも、みんなとはぐれたら…」


「その心配はないよ。俺も行くしハトモコちゃんときぃちゃんも来るからさ」


「ハトモコが一緒なら…大丈夫かな…」


重度のシスコン同士、番い大魔王のハトモコには絶対的な信頼感を持っているコケコだった


「おねーちゃん、チコリがこの子達をしっかり見ているから絶対迷子にさせないよ」


妹の中で大きなスズメのチコリに言われコケコは頷いた


「そうね。ミーモちゃんとキーモちゃん、ルディくんも一緒だもんね。行こうか!」


「わぁい♪ 田峯弘樹スペシャルだチュン」


くるくる回って喜ぶ妹たちを目を細めながら嬉しそうに見つめるコケコにミーモとキーモは胸が熱くなった



可哀想に…チュンちゃん達が心配でどこにも行かなかったんだろうな


ミーモとキーモ、そしてルディは心に誓った


これからは自分達がチュンちゃん達を徹底的にはぐれないようにガードしてコケちゃん姉妹を色んなところに連れて行って楽しませてあげようと



スッ…


「きぃちゃん、田峯スペシャルにコケコ姉さんも行くわよ。よかったわ」


ねえ玉に羽根をかざして様子を見ていたハトモコがきぃに伝えた


「よかったさん♪ コケコ姉さんたち、家族旅行以外に遊びに行ったことないもんね」


「そうよ、この間、田峯さんにスタジオに招待された時も不安でノイローゼになっちゃって結局お留守番してたものね


素晴らしい事だわ!」


「江戸、ルディも来るってよ。江戸もコケコ姉さんとチコちゃん達を守ってあげてさん」


「かしこまりました。きぃ様。責任を持ってお守りしましょう」


「Goodさん。今日は秋色のベージュのシャドウにしてあげる」


「お、おう♪ 嬉しいぜ」


「まあ、コケちゃんがお外に行くなら鳩代に言っておかないとね」


「ええ、ええ♪ まとよちゃんともとよちゃんにも知らせておきましょう」


「あなた達の姉妹愛は素晴らしいわ! でもあまり大袈裟にすると却ってコケコが気を遣うから気を付けてね」


「あらママったら、わかっているわよ。くるっ」


「ミーモちゃんとキーモちゃんに感謝しなくちゃね。くるる」


「本当ね。初めて出来たお友だちだもの。私から鳩代に連絡するわ」


ジニーは水晶玉に手をかざすと鳩代を呼び出した


「あら、ママ。どうしたの?」


「鳩代、忙しいところ、ごめんなさいね。実は…」


ジニーが事情を説明すると鳩代は感動して即答した


「わかったわママ。コケコちゃんがチコちゃん達と来てくれるなんて…絶対に楽しい想い出になるように田峯にも言っておくから安心して」


「よかったわ。ありがとう鳩代。頼んだわね」


「OK。任せて」ウインクすると鳩代はスタジオで打合せ中の田峯に説明するため、水晶玉を閉じた




過去のトラウマからほとんどひきこもりになっていたコケコの変化にジニー家の鳩姉妹たちが心から喜び大騒ぎしているのをコケコは知る由もなかった


さて初めてのスタジオ見学でどんなことが待ち受けているのでしょう







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