戦利品のお披露目
「さあさあ、みんな~マショマロ入りのショコラが入ったわよ」
「わぁ~♪ ジニーちゃんのショコラ好きぃ」
「嬉しいわ。卵サンドとカップケーキと一緒にどうぞ」
「じゃあ…お茶を飲みながら皆の戦利品をお披露目しようじゃないか」
「おお、それはいい♪ ピヨは可憐なモルガナイトの指輪をジニーとお揃いで購入したぞ…なぁジニー?」
「ええピヨ♪私達、指輪を買うつもりはなかったんだけど…ぽっぽ叔父さんの石屋さんで素敵な指輪と目が合っちゃったの」
ジニーとピヨは左の人差し指にはめている華奢な金のアームに可憐に煌めくモルガナイトリングを見せながらニコニコしていた
「素敵ねママ♪ 普段使いにぴったりだわ」
「そうでしょう? ハトトコ♪ピヨも私もひと目で気に入ってしまったの」
「わかるわ…ママ…私ときぃちゃんもハトトコ姉さんのお店でこの指輪とワンドを…ふふふ…」
「見た瞬間、ビビビって感じてお迎えするのを決めたさん♪」
「大きいモルガナイト!! なんてキラキラしているんだろう」
「流石は番大魔王ねハトモコ…素晴らしいですわ…モルガナイトさんが二人の薬指で喜んでいるのが伝わるわ」
「ありがとう、きぃママ子姉さん…嬉しい…」
「わたしはローズクォーツの原石とピンクカルサイトをお迎えしたよ」
ダンは大きなローズクオーツの原石を玄関に飾り虹入りの美しいピンクカルサイトを嬉しそうに眺めている
「ローズクオーツはご存知のとおり、愛を深め、カルサイトは家族が仲良く平和で過ごせるパワーがある」
「パパ、素敵よ…」
「うふふ、ダンらしいわね」
「俺はアクアマリンの指輪だぜ! ひと目ぼれしちまってよ~」
「江戸にぴったりさん♪」
「ええ、騎士のあなたにぴったりね」
「きぃ様、ハトモコちゃん、ありがとうよ…」
江戸は左手の人差し指にプラチナのエメラルドカットの美しいアクアマリンを身に着けて満足そうに微笑んでいる
「実は…今回、トトも他店でモルガナイトに一目ぼれして…えへへ」
「そうなの。トトったら休憩時間にうち以外のお店で初めて一期一会があったのよね」
トトちゃんは頬を染めながらハトトコとお揃いのモルガナイトの指輪を煌めかせている
「だってピジョンタウンでいちばん大きいミネラルショーでしょ。いろいろ気になって…他店の石も気になったから見ていたら羽根先がビリビリして左方向に
惹き寄せられるように歩いて行ったの…そしたら…トト…トトちゃん…って姉さんの声で私を呼んでいるモルガナイトの指輪がいて…
ぽっきんねえともっきんねぇがニコニコして「きたきた♪ この子たちトトちゃんを待っていたのよって言われて…」
「この子たち?」
「うん。ふたつのモルガナイトリングが仲良くならんでいたの。
大きな石はハトトコ姉さんそっくりな声で私をつけてって…もうひとつの小さな石がねーさん、ねーさんって一生懸命ハトトコ姉さんを呼んでいて…
次の瞬間、瞬間移動でハトトコ姉さんが現れたからびっくりした!」
「私を呼んだのはあなたね…って姉さんは私と同じ声で呼んでいた小さなモルガナイトの指輪を身に着けるとぽっきんねえに「おいくら?」微笑んで訊ねたの。
するとぽっきんねえが…」
↓以下トトちゃんの回想
「1000円でいいわ…この二人はあなた達の指に行きたがっているから…ハトトコならわかるでしょう?」
「えっ、ええ。私も石が人を選ぶのはわかっているけれど…安すぎるわよ。姉さん…」
「いいのよ。ハトトコ。いつも頑張っているあなたとトトに私達からのプレゼント」
「ぽっきん姉さん…もっきん姉さん…」
「さあさあ、とっととブースに戻りなさい(笑)お客さん、待っているわよ」
そう言って姉さんたちは魔力で私達を一瞬でブースへと戻してくれたの
「素敵なお姉さんたち~キーモ感動しちゃった…」
「あの、俺がこのモルガナイトをお迎えしたお店…ですよね?」
「あ~ミーモにそっくりの鳩ちゃんだぁ」
「びっくり…」誰よりもそっくりなミーモ本人が驚きのあまり目をまぁるくして見つめている
「姉さんたちのお店は特にパワーの強い石を仕入れているから石が人を選ぶのよね」
「ミーモにそっくりなモルガナイトなんて…もう嬉しくてずっと一緒にいられるもんな」
そう言い大切そうにミーモモルガナイトを手の平にのせて撫でるルディがミーモは嬉しかった
「ルディったら…」
「よかったねっ。ミーモ。うふふ」
「おうおう、よかったじゃねぇかルディ♪」キーモと江戸に冷やかされながら嬉しそうな二人
「素晴らしいお店だね…私もミーナもそれぞれに素敵な一期一会だったよ」
「お、おら…このおにぎりみたいな川流れ水晶をお迎えしたべ」
ほっぺを真っ赤に染めながらカメちゃんが見せてくれた川流れ水晶は凄まじいほどに虹が入っていて見る者の心を釘付けにした
「カメちゃん、すっごっ!! なんて綺麗なの!!」
「虹だらけですごいさん」
「あのね…この石、Kのスペルの形に虹が入ってるだよ…おら、運命感じてしまって…」
「素晴らしい石さんと出会えたのね。素敵よカメちゃん」
「きぃママ子ちゃん、ありがとう」
「そうだ、きぃママ子ちゃんとハトたろちゃんの戦利品は?」
待ってました!とばかりに得意げにハトたろがハート型のローズクォーツを見せてくれる
「素晴らしい出会いがあったぞ~はっーっはっはっは」
コロンとしたフォルムの愛らしい桜色の石にはチラチラと虹が遊びハトたろの石にはきぃママ子そっくりな、きぃママ子の石にはハトたろそっくりな
フェイシャルインクルージョンが微笑んでいた
「可愛いでしょう? 主人にそっくりで愛らしいですわ」
「すごい~ママだ~ママにそっくりぃ」
「ママ、ママ~僕がわかる? ナナロだじょ」
きぃママ子のフェイスインクルージョンに興奮して話しかけるナナロくんを抱きしめながらきぃママ子は微笑んだ
「もちろんよ。ママのお顔だもの。ナナロちゃんが大好きよ」
「愛妻家のハトたろらしいな。恋愛の石、ローズクォーツのフェイスインクルージョンとは! 」
「コハのキャンディクリスタルも見て♪綺麗でしょう」
「すごい綺麗♪ 空洞の中にキラキラ小さなクリスタルがいっぱいある」
「でしょでしょ? なんかコハ達のおうちみたいで気に入ったの♪」
「僕たちは皆でママみたいな優しいモルガちゃんを買ったんだ~」
きぃママ子の息子たちは全員、優しい母性を感じるモルガナイトの原石を手にのせて大事そうに眺めている
そしてコキマと小きぃママ子とピュルとともピュルはお揃いのモルガナイトの番いリングを
シマエナガのじゅりっちゃん姉妹もモルガナイトリングをキラキラさせて喜んでいる
誰もがハッピーになれた素敵なミネラルショーなのでした
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