初めてのお泊り
「こんにちわ、ミーモです」
「こんにちわ、キーモです」
おうおうあぉーん「こんにちわ ルディです」
三人は以前、ジニーが繋げてくれたどこでもドアからジニー家にお泊りにやってきたのである
「まぁまぁいらっしゃい 待ってたわよ♪
ランチはロコモコ丼よ」
「わぁい♪ ジニーちゃんのロコモコ大好き」
「あらぁ、ミーモちゃんにキーモちゃん、初のお泊りね」
優しい鳩姉さま達がにっぽりと微笑んでお菓子とお茶を出して歓迎してくれる
トタ…
「三人とも待ってたさんよ」
「きぃちゃん、会いたかったぁ」
ハグしてスリスリし合うきぃちゃんとキーモ
「ミーモちゃん、キーモちゃん、ルディさん、ようこそ…
歓迎のしるしに白眼うどんを踏んだのよ」
※白眼うどんとは…きぃちゃんに「白蝶貝みたいで綺麗!」ときぃちゃんに絶賛され気を良くしたハトモコが白眼になりトタトタとうどんの生地を踏んで仕上げたツルツルシコシコな絶品うどんなのである
「ねぇさんの白眼うどんは真っ白で透明感があって美味しいんだから♪」
「ミーモとキーモ、うどん大好きだから楽しみぃ」
「おうおう、よく来たな♪ルディ、会えて嬉しいぜ」
あぉーん あうあう ふにゅう「よお江戸くん、久しぶり」
「ハトモコちゃん、カメ子の焼いたお煎餅も出してけろ」
ハトモコのお取り巻きのひとり、煎餅職人と云われているほっぺの赤いカメ子ちゃんがミーモ達に焼きたてのお煎餅をくれた
「緑茶と一緒に食べてけろ」
かわいい菓子器に山盛りのお煎餅と温かい緑茶を出してくれる
「わぁ~焼きたてのお煎餅なんて初めて♪」
「ありがとうカメちゃん、いただきまぁす」
ポリ…ひと口かじると口中にお醤油の香ばしさといい香りが広がってサクサクだ
「おいし~! これカメちゃんが作ったの?すごいっ」お煎餅好きなキーモは大感激
「焼きたてってこんなに美味しいんだね 美味しくて美味しくて手が止まらないや
カメちゃん天才」夢中で食べながら絶賛するミーモ
あぉぉーん!!!! おんおんおんーん
「美味すぎる! こんな美味い煎餅初めてだぜって、ルディが感動してる」
「ありがとう 気に入ってもらえて嬉しいべ」照れながらますますほっぺが赤くなる可愛いカメ子にハトモコは目を細める
「ふふ…いい子でしょう」
「この子はお煎餅が好きすぎて自分で焼いている拘り煎餅職人なのよ
訛っているけどれっきとした都会バトで可愛くて心の優しい子なの ふふ」
「やめてけろ…ハトモコちゃんに褒めてもらってオラ、恥ずかしいべ」恥じらうカメ子と握手するミーモとキーモ
「私、キーモ。カメちゃん、ほっぺがオカメインコみたいですごく可愛い、よろしくね」
「私はミーモ。カメちゃんのお煎餅美味しくて大好き♪ 仲良くしてね くるっ」
バサバサバサ…
小さな羽音を立てて飛んできたのは雪の妖精で有名なシマエナガ姉妹のじゅりっちゃんとトモじゅりちゃん
「じゅり…ハトモコちゃん、じゅりり…」
「すごいすごい! ふわふわでほんとに雪の妖精みたい なんて可愛いんだろう」
感動するミーモとキーモにハトモコが紹介する
「ふふふ、可憐でしょう…この子たちはシマエナガのじゅりっちゃんとトモじゅりちゃん
二人とも、ミーモちゃんとキーモちゃん、魔性犬のルディさんよ 仲良くしてあげてね」
「じゅりり…よろじゅりっ」
「ハトモコちゃんのお取り巻きは可愛い子達ばっかりだね」
「ほんと、みんな可愛くてお友だちになれてミーモ、嬉しい」
トタッ…
「ねぇさんはロリコンだから くるる」
「な、なにを言うの、きぃちゃんっ ねーさんはあなたが命よ!!」
「そうそう、今日はいないけどインコの八百屋さんのピュルにトモピュルもねぇさんのお取り巻きさんだよ」
「ぴゅるちゃんってきいママ子ちゃん家の?」
「ええ…ピュルちゃんは可憐でいい子だわ」
「ねぇさんのお気にさん ピュルちゃんはねぇさんが大好きでいつもお店に行くと旬の野菜を蒸したりお菓子ににしてサービスしてくれるさんよ」
改めて…ハトモコちゃんってすごいなぁ…
美人で番大魔王で、白眼うどんも打って、可愛すぎる小鳩ちゃん達に慕われて囲まれてちょっとしたハーレムみたい
「そうでしょ、ねぇさんはロリコンの浮気者さん」
ハトモコを尊敬するミーモにツッコミを入れるきぃちゃん
「きぃちゃん! ねえさんはあなたひと筋よ…ええ、ええ、この心臓も血肉もすべてきぃちゃんに捧げるわ」
「いらない(笑)みんな、あっちで遊ぼうさん」
「おうおう、俺がとっておきの怪談話してやるぜ~」
「やったぁ♪ 江戸ちゃんが遊んでくれるって~」
「江戸の怪談は意外と怖いわよ…ふふふ」
「それは楽しみだ、俺もいろんな話を用意してきたぜ」
騎士の姿になるルディと共にミーモとキーモは瞳をキラキラさせてお泊り会の初日を迎えた




