rainy day
「あ~あ…
せっかく鳩ランドに行こうと思ったのにすごい雨…」
「仕方ないよ キーモは雨女だもん」
窓から空を眺めるミーモの背中をチョンチョンと叩くピュルと子きいママ子とコキマが
「私達もですわ…姉妹揃って雨女ですの」
申し訳なさそうに肩を落としてしょんぼりしている
「ごめんなさいね 私もなのよ」
きいママ子が焼きたてのスコーンとミルクティーを持ってくる
「ママのスコーンだっ♪」
「うふふ サンドイッチもありますよ」
「わぁいわぁい♪」
きいママ子の手作りおやつに無邪気に喜ぶイチロ、ジロ、サブロにシロ、ゴロ、ロクロ、ナナロ
そして…
おおおーん くぅーーん 「おやつおやつ♪ キーモにミーモ、食べようぜ」
イケメンハスキーのルディもテンションアゲアゲ
「クロテットクリームいっぱいつけるぅ」
「キーモはホイップとジャムがいいっ」
「はっはっはっは~ ちょうどいいところに帰って来たなぁ」
「あ、ハトたろちゃんとコハ~ お帰りっ」
「お帰りなさい 二人とも濡れませんでした?」
「ただいま きいママ子ちゃん いやいや本降りだね~ ほらみんな、おいで
「鳩はお茶が好き」でチョコレートフェアやってたから全種類買ってきたぞ~」
「やったぁ♪」
「コハが無類のチョコ好きだからな全部食べたいって駄々こねてね
はっはっは」
ハトたろちゃん、あれ以来、コハちゃんと仲良くなって嬉しそう
「ハトたろ兄さん、お帰りなさい
揚げたてのチキンナゲットとフィッシュアンドチップスもあるわよ」
「キーモ、ママのフィッシュ&チップス大好き♪」
「ミーモタルタルソースいっぱいがいいっ」
「ぼくもぼくも♪」
焼きたてのおやつに大はしゃぎな子供たちはホクホクしながら食卓に着いた
「あいにくの雨だが雨の日はそれなりの楽しみ方があるぞ~」
コージュがナゲットを口に運びながら子供たちに…
「皆に飛び出す魔法の絵本を読んであげよう
怖いのからロマンティックなものまでたくさん買ってきたぞ」
「ぼく、飛び出す絵本、大好きだよ」とロクロ
「ぼくもぼくもあれ楽しいよね~」
「コージュちゃん、いつ読んでくれるの?」
コハにトモピュル、ピュルにコキマ、子きいママ子もわくわくしている
※ 子供たちが喜んでいる飛び出す絵本とは…大きな本を開くとそこから映画のようにカラフルな漫画のストーリーが出てきて再生される
とっても楽しい絵本である
「はっはっは~ コージュは読み聞かせが上手いから楽しみだなぁ
じゃあ明日は皆でイースターエッグを作ろうな
小さな魔女さんが皆にHappyを運んでくるぞ~」
「作る作る~」
「いいねぇ 兄さん、今年は大勢いるからエッグハントが楽しいぞ~」
※キリストの復活祭を祝う大魔王たちだがピジョンタウンは心優しい鳩人間が暮らす平和な国なのでなんでもありなのです
美味しいおやつを食べ終えると…
コージュが大きな絵本を抱えてきいママ子ファミリーの子供たちに説明して読んでほしい作品をリクエストしてもらうことにした
「Vampire伝説、身も凍るような怪談、可愛い動物のお話し、ロマンティックなお話しに妖精さんの伝説、冒険もの、このピジョンタウンにまつわるこわ~い森の話」
「いろいろあるから好きな本を選んでおくれ」
子供たちは瞳をキラキラさせて考え中
おおーん くぅーん…ふにゅう 「迷うぜ迷うぜ どれも面白そうだ」
子供たちに紛れて真剣に悩むハスキールディ
「みんな、楽しそうね 雨の日はそれなりの楽しみ方があるのよね」
「そうね キニー姉さま、こうしていると小さかった頃を思い出すわ」
「ええ、パパやママやぴよちゃんがいろいろ遊んでくれたっけ」
「そのせいか、私達は雨が大好きですものね」
30分後…それぞれがコージュにリクエストを伝えて飛び出す絵本の朗読会が幕を開けた




