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銀霧のグレンツェ  作者: 鳥居賀風
不吉の島
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新しい力

そこには、ダリルだけが立っていた。

邪悪なるモノを払う宝石術の正当後継者のみ引き継ぐことの出来る、スファレライト。


まさか、ここまでの力をあることを彼自身驚いていた。

そして、それを放ったの力身体中の力が抜け落ちていく。


宝石術は、魔法と異なり自身の魔力を使うことは無い。

宝石自体に蓄積された力を用いた術だ。

この膨大な力を秘めた宝石を使うには、集中力と大量が必要となるのだ。

それの反動がダリルに降りかかった。


「この力は何度も使えませんね…。まぁ、手持ちのスファレライトは、残り2つなので控えなくては」


彼は次の襲撃地点へと急ぐ。



___ジェルマの中央地にて


ここには、他の影魔とは異なる影魔が指揮を取っていた。

人間の皮をかぶり、知性を持った上位種の影魔。

彼らの目的は、同胞の進化にあった。

それを人間は知る由もなかった。


その最悪の場所にたどり着いた彼女は、ゆっくりと二丁の銃を手に握る。

そして、その中心地へと駆け出した。


向こうから走ってくる脅威を察知した上位種の影魔が他の影魔に指示を出し応戦体制を固めようとする。


次の瞬間、その上位種の影魔の額に風穴があく。

風穴をあけられた、影魔は何が自身に起こっていたのかを理解出来ず、彼女の方を目撃した途端、視界が暗転した。


影魔が見た少女。

アルディアその人であった。


上位種を失った下級種の影魔たちは統率を失う。


「やはり、あの知性のある影魔がいないとただの化け物ですね。まぁ、知性があっても化け物なのは変わりませんが」


アルディアは、戦場を駆け巡る。

明らかに今までとは違うアルディアがそこにいた。

精神面含めあの修行で大きな困難を乗り越えて来たのだろう。

そして、何よりも彼女の放つ弾丸が違った。


妖精の力を付与された弾丸の他のに宝石の力を込められた弾丸をカタリナから受けとった。

この二つの力を用いることによって、新たな戦闘スタイルを確立することに成功する。


宝石の弾丸と妖精の弾丸との違いは、弾丸の特性ということである。

今まで、妖精の弾丸を用いることによって奴らのコアを破壊することが可能だった。

しかし、威力が弱くコア破壊まで辿り着けず影魔によってピンチに陥ることもあった。

しかし、今回、宝石の弾丸を用いることによって宝石自体に膨大に蓄積された力で攻撃をすることが可能になった。


また、妖精の弾丸は、威力が低いが物理法則を無視した弾道で相手に放つことが可能である。


戦闘が終わると、そこには人間は誰一人残ってはいなかった。

ここでも、人は全滅していた。


アルディアは、次の襲撃地へと直走る。

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