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銀霧のグレンツェ  作者: 鳥居賀風
不吉の島
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救世主

その少女は、幾多の困難を見舞われながらも知恵と努力で乗り越えてきた。

その困難の先に世界救済があることを信じていたから。


名は、レン=リチャット。

その少女こと、世界救済を背負わされた忌まわしきリュミルの意志を継ぐ者である。





銀霧の向こう側に足を踏み入れたその先は、荒廃した世界が拡がっていた。

いったいここで何をすればいいのだろうと考えていた矢先、事件は起こった。


「オ、マエ、ココロス、」


この背筋が凍るような言葉よを発する存在を俺は知っていた。

恐る恐る背後を向いてみるとそいつは、右腕を振りかぶり俺の心臓を誘うとするモーションに入っていた。

近くにいたレーチェが直ぐに防御魔法を使おうとするが間に合いそうにない。



___さようなら。


レーチェの今にも泣き出しそうな顔が俺にとって最後の見る光景になるとは。

瞳を閉じた。




しかし、いくら待っても痛みが出てこない。

あれか、痛くないように殺してくれたとか?そういう事なのか?


俺は、ゆっくりと瞳を開ける。

すると俺の目の前には、防御壁が魔法によって形成されていた。

レーチェが助けてくれたのかと思い、彼女の方を見る。


しかし、彼女は驚いたような顔をしていた。

彼女の魔法では無かった。

では、誰なのか。


レーチェの視線は、化け物でも俺にも向けられていなかった。

目線の先を見てみるとそこには、1人の少女と1人の妖精がそこに立っていた。


「エルメス。やるよ!」

「わかったわ、レン!」


2人がお互いに言葉を紡ぐ。


「フェアリーエンゲージ」


その言葉と共に2人に光の糸のようなものが結ばれたようなものが視える。


「妖精魔法 ホワイトランス」


7つの雪のように白い物質で形成された槍が上空に生まれる。

そして、その白き槍に彼女は命令を下す。


「一斉発射ー!!!」


その言葉と共に影魔に向かって放たれたそれは、奴の身体に突き刺さり、影魔は消滅する。


「リリース」


その言葉と共に、先程まで視えていた光の糸は解け、各々の身体の中に戻っていく。


「君たち、大丈夫?」


俺たちを助けた救世主が話しかけてきた。

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