表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銀霧のグレンツェ  作者: 鳥居賀風
炭鉱の研究者
25/87

炭鉱の街ザルクと青年

__シェナ大陸の首都セレーノから南方に位置する街ザルク。



ここでは、エスト鉱石と呼ばれる鉱石が取れることで有名である。

現在のラディウスのライフラインは新規蒸気機関(ラディックエンジン)を用いている。

新規蒸気機関(ラディックエンジン)を動かす動力がこのエスト鉱石なのである。

以前までの蒸気機関よりも低燃費で遥かに優れている反面、エスト鉱石という特殊な石を用いているのだ。



___でも、俺はあの鉱石だけは嫌いだ。



俺の先生であるブラック=ミレイツが言っていた。

あの鉱石は、本来この世に存在してはいけないものであると。


そう、目の前に聳え立つ鉱山を目に青年は、今日の仕事を終え町外れにある先生の研究室に帰ってきた。

研究室といってもどこかの誰かが使っていたであろう廃家を勝手に拝借して研究室として使っているのだ。



彼の研究は、すなわちエスト鉱石の”正体”を探る研究である。

俺の師匠であるブラック=ミレイツは、世界に名を残すような発明をした。

その名は、”蒸気機関(ブラックエンジン)”だ。

石炭を動力に稼働しており、この発明は世界を変えるはずだった。



しかし、あってはならないことが起こった。

先生が作り出した新たな技術を学会が認可せず、ましてや、ラディック=セルマンという科学者が発見したエスト鉱石とかいう訳のわからない鉱石を用いた新規蒸気機関(ラディックエンジン)が認可されたんだ。



俺は、先生に言った。

「先生。これはおかしいですよ。抗議しましょう!」



しかし、先生は首を縦には振らなかった。

その代わり俺にこう呟いた。



「あれは、悪魔の石だ」と。




外からドアをノックする音が聞こえる。こんな夜に誰だろう。

俺は、少し警戒しながら、ドアを開けた。


「突然の訪問で申し訳ございません。私の名前はアルディ=F=ヴァーライン。ブラック=セルマンさんからの電報を受けてこちらにやってきたのですが…」


代表で話している彼女の後ろには、同い年ぐらいの男がいる。


「こっちは、エリアス。旅の仲間です。で…あのブラックさんは?」

「今は、いないよ。ここで話すのもあれだ。まぁ…入りな」



そう言うと、俺は2人を研究室の中へ招いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ