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二 記憶の中での比較

二 記憶の中での比較


 私の記憶では、初めて観た時と数年後に観た時とYouTubeで観たバージョンの感想を書かせて頂きます。


 先ず、炸裂後の場面で印象深いのが、親子のシーンである。

 初めて観たバージョンは、親子が、溶けて、肉団子のように丸くなって行ったのを記憶して居る。当時、人が溶けながら、肉団子みたいに変化して行く様は、ゾッとなった。

 被曝電車の中の少女の変わり果てた姿で、蜂蜜を両手から垂らすように、溶けた皮膚の描写が、生々しかったです。この時も、顔が溶けてて、のっぺらぼうだったと思う。

 原爆ドームの前に変わり果てた姿になった紙飛行機を投げた子供も、のっぺらぼうとなって、転がって居たと記憶して居ます。


 数年後、別の映画とセットで、再び、対峙する事になった。

 二回目なので、トラウマシーンを観ないように、対策を立てた。まあ、爆弾が投下される場面までは、観ていた。そして、炸裂の瞬間に、後ろを向いた。これで、今回は、観なくて済むと思った。だが、炸裂の時間が、最初観た時よりも、長く感じたし、そろそろ、溶けるシーンも終わって居るだろうと思って、スクリーンへ向き直った。しかし、まだ、キノコ雲が、立ち上って居る最中だった。その瞬間、“しまった!”と、思った。その直後、例のシーンを観る羽目となった。流石に、二回なので、覚悟を決めて、直視した。そして、親子のシーンが、始まった。だが、今度は、のっぺらぼうではなく、親子の肌が、焦げ茶色となり、眼球が、転がり落ちるものに変わっていた。私は、前回よりも、描写が、細かくなっていた事に、ゾッとなった。のっぺらぼうじゃない! 

その後の赤ん坊の動きが、親の体の上を這い上がるのも、おっかなかった。

 続いて、被爆電車内の女学生のシーンだが、肌の色は、赤く両手には蜂蜜を塗り付けたように溶けた皮膚の描写だが、前回ののっぺらぼうと違って、すでに、眼球が、垂れ下がって居るところだ。初見なら、間違い無く、トラウマものだろう。しかし、二回目ともなると、免疫が出来て居るもので、あまり、ショックは無かった。

 最後に、紙飛行機の子供のシーンなのだが、私の記憶では、炸裂時に、顔が溶けて、崩壊する場面を観た記憶が在るのだが、二回目の時だけしか観て居ない。そして、原爆ドームの前で、半焼けの変わり果てた姿となって転がるシーンが、印象的である。その前の無数の血が、壁を伝って流れる様は、ホラーと感じた。半焼けと化した子供のあばらの周辺に、血溜まりが在ったのを観た覚えがある。


 現在、“YouTube”で、視聴可能だが、私の書いている内容とは、表現が違っています。それに、私の観たバージョンは、上映時間が、一〇分くらいでした。“YouTube”では、再生時間が、七、八分くらいです。(※複数存在するので…) 因みに、私から観れば、別物でした。まあ、これが、完成形だと受け容れてます。

 



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