登場人物紹介/参考文献
登場人物紹介
※凡例:本名(主な呼び名)
※本作時点で本名が不明な人物は呼び名のみ。
■メインキャラクター
アメリア・グレンロス(レディ・メラヴェル、メラヴェル女男爵)
本作の主人公で探偵。自身の権利で爵位を保持する21歳の女男爵。
親戚に不幸が続いたため女男爵となったが、元は中上流階級出身のレディ。
好奇心旺盛で責任感が強く賢い女性。
これまで二度共に事件を解決したアルバート卿のことが好きだと思う。
アルバート・モントローズ=ハーコート(アルバート卿)
本作のワトソン役。
ウェクスフォード侯爵家の三男、27歳の紳士。
名誉職として新聞や雑誌に論説記事を寄稿している。秀才だが、古典学狂い。
レディ・メラヴェル(アメリア)のことが明らかに好きだが……?
■ヘレン・グリーヴス殺害事件の関係者
ヘレン・グリーヴス(ミセス・グリーヴス)
今回の事件の被害者。美人の資産家で女性参政権運動家。
リッチモンドの女性参政権運動組織<郊外女性参政権運動同盟>(通称<SWSA>)では資金提供と裁縫を担当していた。
モード・プレストン(ミセス・プレストン)
<SWSA>の代表。亡き夫は法廷弁護士。
ヴィンセント・グリーヴス(ミスター・グリーヴス)
<SWSA>の会計係。本業は事務弁護士。ヘレンの夫。
アグネス・ベネット(ミセス・ベネット)
<SWSA>の書記。本業は公立小学校の校長。トーマスの母。
トーマス・ベネット(ミスター・ベネット)
<SWSA>会員。本業は父が経営する男子校の英語教師。ミセス・ベネットの息子。
フランシス・ハーディー(ミス・ハーディー、フラニー)
<SWSA>の書記補佐。
キャロライン・ロビンソン(ミス・ロビンソン、ケリー)
<SWSA>の書記補佐。
ミスター・レニー
ミスター・グリーヴスの秘書。
ミス・フレッチャー
リッチモンドの印刷工の娘。元教員見習いで教員養成学校在学中。
トーマス・ベネットとは……?
■その他
ミセス・グレンロス
アメリアの母。アメリアが安全であることと結婚することが最優先。
ケネス
アメリアの従兄。外交官。
ミス・アンソン
アメリアの侍女。主人に忠実。
ノートン
メラヴェル男爵家のショーファー。
エマ&アニー
メラヴェル女男爵のハウスメイド
グレイス・モントローズ=ハーコート(レディ・グレイス)
ウェクスフォード侯爵家の末子で長女。アルバートの妹。
ハードウィック伯爵夫人
アメリアとアルバート卿の知人。穏健派の女性参政権運動家。
マーク・レスタリック(サー・マーク)
リッチモンドの大地主。准男爵。レディ・レスタリックの夫。
レディ・レスタリック
准男爵夫人。サー・マークの奥方。
ヘイスティングス警部
ロンドン市警の警部。
ヘレン・グリーヴス殺害事件の捜査責任者。
エヴァレット巡査部長
ロンドン市警の巡査部長。
ヘイスティングス警部の部下。
ローシュ警視
ロンドン市警の警視。
ヘイスティングス警部の上司の上司。
フェアファックス主任警部
ロンドン市警の主任警部。
ヘイスティングス警部の上司。
■参考文献(後で追記します)
中村久司(2017)『サフラジェット—英国女性参政権運動の肖像とシルビア・パンクハースト』大月書店
佐藤繭香(2017)『イギリス女性参政権運動とプロパガンダ—エドワード朝の視覚的表象と女性像』彩流社
デイヴィッド・ロバーツ(2021)『サフラジェット』富原まさ江訳,合同出版
瑞樹奈穂・村上リコ(2020)『エメリン・パンクハースト』(コミック版 世界の伝記45)佐藤繭香監修,ポプラ社