ラムレーズンという究極のマリアージュ
ごきげんよう、ひだまりのねこですにゃあ。
突然ですが、私はドライフルーツが大好きです。
その中でも特に好きなのがレーズン。子どもの頃から大好きで、ひとりで一袋平気で食べてしまったり、ぶどうパンのレーズンのみを取り出して食べたりしていました。
そんな私にとってのレーズン好きは、レーズンバターとの出会いによって最初のピークを迎えました。
あいつはヤバい……人を駄目にする。
私は、レーズンバターを食べまくりました。そして――――倒れました。
後悔はしていませんが、自分の身体の不甲斐なさに涙が零れます。
そんなこともあって、私はレーズンバターから距離を置くこととなったのですが、ほどなく新たなレーズンの頂を知ることになります。
それが――――ラムレーズン。
皆さまはマリアージュという表現をご存じでしょうか?
「マリアージュ」という表現は、フランス語で「結婚」や「結びつき」を意味します。ワインの世界では、食べ物とワインの相性を指す言葉として使われるわけですが、ようするに特定の料理とお酒を一緒に楽しむことで、互いの風味を引き立て合い、より豊かな味わいが生み出されるわけです。
そんな「マリアージュ」の中でも私が最強だと考えるのが、ラム酒とレーズン、つまり――――『ラムレーズン』です!
初めて食べた時の衝撃はレーズンバターと同格、まさにレーズン界の双璧だと感じました。
それ以来、私はラムレーズンの虜になりました。
「買い物行くけど何か買ってこようか?」
「ラムレーズン」
もはや合言葉のごとし。
「アイス、何にする?」
「ラムレーズン」
アイス屋さんやジェラート屋さんでラムレーズンが無かったら本気で落ち込みますし、なんなら理不尽な怒りすら感じます。
アイスの自販機でラムレーズンが売り切れだった時のあのフラストレーションを一体どこの誰にぶつければいいのか?(八つ当たりはいけません)
そして――――一番食べたい夏場にラムレーズンは売っていない……品質管理の問題だから仕方ないけれど、私にとってそれは夏を嫌いになるには十分過ぎるものだった。
だが――――2020年以降、メーカー各社の努力で通年販売が可能に!!
グッジョブ、キミたちはよくやってくれた。こんな私のためにありがとう。こころから感謝する。
でもね……ちょっと遅かったかな。経済状況が悪化してラムレーズンが買えない……。
くっ、生まれ変わったら石油王になって世界中のラムレーズンを買い占めてやる。
あるいはラムレーズン工場を作って出来立てを毎日味見するのも悪くない。
ふふふ、想像するだけで涎が……(はしたない)
ちなみに私は肉の中では子羊肉が一番好きだが――――その味もさることながらラムという響きによるところが大きいことを認めておく。
もちろん、ラム酒(Rum)と羊肉のラム(Lamb)は音が同じだけでまったく関係ないのだけれどね。
余談だが、ラム肉のラム酒マリネという冗談みたいな料理が存在する。
死ぬまでに一度食べてみたいものだ。