表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
〇〇しないと出れない50の部屋に閉じ込められた百合カップル  作者: 橘スミレ
望とアズサ ゆるふわ可愛い系女子×真面目で賢い美人系女子(完結済)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/66

♡ お互いをイメージした動物を描くまで出れない部屋

「今度は何の部屋?」

「動物を描くんだって」

「もしかしてお互いをイメージしたシリーズ?」

「そうみたいだよ」


 またあのシリーズがやってきた。

 どれだけお互いのイメージを暴露させたいんだろう。


「とりあえず描こうか」

「そうしよう」


 私は机の上にあるスケッチブックと鉛筆を手に取った。

 アズサをみて考える。アズさんっぽい動物。

 賢くて、しゅっとしてて、かっこよくて、でも可愛い動物。


 色々考えた末に出した答えはキツネだった。

 絵柄によって可愛く見えたりカッコよく見えたりするキツネ。

 うん。アズサっぽい。


 私はさっそく描き始めた。

 だが資料がないので描きにくい。

 想像だけで描いて謎の物体を錬成すること3回。

 途方に暮れているとき、あることを思い出した。


「そういえばキツネって折り紙であったよね」


 スケッチブックを一枚ちぎって、折ってみる。

 結構綺麗にできた。


「あとはこれで大体の形を取って、顔を描いたら、完成!」


 可愛いキツネが出来上がった。ちゃんとアズサっぽい。


「お、望できたの?」

「うん!」

「私ももうちょっとだから少し待ってね」


 アズサよりはやくできるなんて、私すごいかもしれない。


「いっせーのーせ」


 私はキツネのイラストを見せる。


「おー! 可愛い! これはキツネ?」

「そう! 正解! アズサのはタヌキ?」

「そう。のぞタヌキ」


 なんと私とアズサで対になっていた。


「なんかパズルみたいにピッタリはまりそう」


「いや、実際はまってる」

「確かにそうだね」


 私たちは笑いながらピッタリと手を繋いで部屋を出た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ