80 頑張り屋-2
頑張り屋-2
米国企業からの建築物件の受注前のセレモニーが近付いた。
ナオミは、スマホやタブレットにデータを入れて、準備万端。
実際、ナオミの記憶力は神がかり的で、そんなものは要らないのだが、石橋を叩くと言うより石橋を叩いて壊してしまうくらい準備をする。
ただ、そんな頑張りを微塵も見せないのが、ナオミである。
多分、他の魔女連中は「2番目の魔女だから簡単に出来るのだろう」と思っているみたいだが、実際は努力の積み重ねである。
ただ、持っている能力はレベルが高いのは間違いないのである。
セレモニーというパーティー当日は、平日の金曜日の午後である。
午前中で設計の仕事を終わらせ、そのまま、以前当社が施工したホテルの会場に行く予定であった。
「オヤジとオフクロとナオミは、会社代表のグループ」と言っていた筈のオヤジ ・・・ 無駄な会社の経費を使うのを極端に嫌う ・・・
「家族4人でホテルの会場に行く」と、前日の夕食後に言い出した。
こういう時だけ「家族4人」 ・・・ 仕方なく、定時より1時間早めに仕事を始め、ダッシュで家に帰り「家族4人」で車でホテルに出掛けた。
オヤジは、当日の午前中は「在宅」でテレビ会議とかで仕事をしていたらしい。
文句などを言ったら、「悔しかったら偉くなってみろ! 」と言われそうなので、心の中で思っているだけである。
折角家に戻ってきたので、ラフな格好からスーツに着替えた。
以前のパーティーでナオミはドレスであったが、今回は仕事なのでパンツスーツである。
オヤジとしては、ドレスっぽいのを着せたかったようだが、ナオミの「仕事だから」の一言で撃沈していた ・・・ ザマーミロ!
4人でホテルに向かう ・・・ 運転手は俺ではなく、オフクロ? ・・・ このところこのパターンである。
ただ、ホテルのエントランスに着くと、オフクロはオヤジやナオミとサッサと車を降り、駐車場への運転は、ヤッパリ俺であった。
ホテルの駐車場から会場に向かう。
取り敢えず、ホテルのロビーに行ってみた。
上司の設計部長や設計を統括する設計本部長もいた。
オヤジ達を探してみると、VIP待遇なのか、ホテルの喫茶に行っている様である。
ホテルのロビーで従兄弟のつよしに会った。
つよしは構造設計の手伝いをするらしい。
つよしと二人、折角なのでロビーの贅沢な革製の椅子に座ってお喋りをした。
「流石に今回は美智子は来てないんだね? 」
「受注前だから人数は最小限って話だったから、伯父さんも諦めたんじゃないのかな。」
そんな話をしていると、俺達二人に拳骨が ・・・
ヨーコ姉貴だった。
「何で姉貴がいるの? 」
「ナオミと同じく、通訳だよ。」
余り嬉しくない様である。
通訳も「自前」の経費節減らしい ・・・ ナオミのバイト代は出すくせに ・・・
「お姉様、もっと微笑まないと ・・・ 」
俺の頭に2発目の拳骨がきた。
「金曜日で仕事が忙しいのに ・・・ 土曜日か日曜日にやれば良いのに ・・・ 」
仕事人間のヨーコ姉貴、土日の仕事も苦にならない様である。
「姉貴は誰の通訳? 」
「うちの旦那。 経費節減と思っているみたいだけど、あたしなんかの社員を使ってもお金は掛かるのに ・・・ 」
「姉貴、 遅くなったら時間外手当もらうんだろう? 」
「当り前じゃないか。 労働者の権利だ! 」
そう言いながら、営業部門の集まりの方へ歩いて行った。
「そう言えば、兄貴。」
「何だい? 」
「設計部門って、通訳とか頼んだの? 」
「いや ・・・ 聞いてないな ・・・ まあ、受注前だし、今日の俺達は顔見せで良いんだよ ・・・ きっと ・・・ 」
無駄話をしている間に、うちの会社の偉いさんから、会場に入り始めた。
オマケだから最後でいいやと思っていたら、知り合いから声が掛かった。
いつも、ジムで一緒に運動している仲の良いビルとジョージというアメリカ人二人である。
俺は、一生懸命英語で話し掛ける。
英語 : 「珍しいところで会いますね。 お仕事ですか? 」
しかし、ビルが流暢な日本語で返してきた。
「うちの会社の建物を建ててくれる会社との顔合わせなんだ。」
時間的にまだ早いのに、つよしが俺の肩を叩いて言った。
「先に行ってるから。」
ロビーでビルとジョージと話が弾んだ。
楽しい時間は直ぐに過ぎ、俺も会場に入る時間になった。
「じゃあ、これから仕事って言うかそんな感じだから、またジムで会いましょう。」
そう言って、早足で会場の大きいホールに入った。
俺はオマケなので、設計部のお偉いさんの後ろで、気配を消していた?
時間になって、施主側の米国企業の人達が、会場に入ってきた。
今日の主催は、うちの会社らしい。
受注してからもセレモニー的な事はやる筈なのにお金が勿体ないと思っていたら、会場のホテルからの大きい仕事を受注するらしく「ギブテク」の一つらしい。
喉が渇いたな~、サッサと始まらないかな~、と腕を組んで米国企業の人達を見ていたら、なんと、ビルとジョージも居た ・・・?
向こうも気が付いたらしく、小さく手を振っている。
どうしようかと思ったが、間違いなく俺に向かって手を振っているので、小さく手を振った。
うちの会社の社長が日本語で挨拶し、秘書のおねえさんが英語で通訳していた。
うちの会社の出たがりの重役連中2人の話が終わって、なんと、うちのオヤジが話し出した。
元論、通訳はナオミである。
以前のパーティーでは、ドレスを着て可愛さを前面に打ち出していたが、緊張しているのか真面目の塊である。
でも、可愛い、、、美人でもあるし、、、 ・・・ 俺、ちょっと誇らしい ・・・
続いての営業の本部長の挨拶でうちの会社側は最後。
通訳は俺の姉貴 ・・・ 場慣れしているのか堂々としている。
米国企業の偉いさんのお話も終わり、立食のパーティーの始まりである。
下々の連中と、ただ(むりょう)飯をいただく。
話が合うのはつよしだけなので、二人で釣りの話で、小さく盛り上がった。
日本人の悪い癖で、仲間うちで集まってしまう。
実際、工事部門や設計部門はグループを作ってしまっていたが、営業だけは少し頑張っている様である。
ただ、ヨーコ姉貴やナオミは、積極的に米国人と話をして、兄貴やオヤジが米国人と話す様に務めていた。
暫くすると、俺達のテーブルに、米国人の綺麗なおねえさん達がやって来た。
「ハ~イ! ユタカ! 」
その後も日本語で話し掛けているのだが、イントネーションの所為か、外国人が喋っていると日本語だと思われない様である。
そんな訳で、俺の周りに居た日本人、同じ会社の連中だが、は少し離れていった。
ついにはおねえさん達に連れられて、米国企業のテーブルの方に連れてこられてしまった。
まあ、おねえさん達はビルやジョージの奥さんや妹さん達で、レベルとすれば「お友達」である。
パーティー会場に若いおねえさん達は殆ど居ないので、俺の周りだけがヤタラ目立っている様だった。
たまに冷たく刺さる様な視線を感じる。
視線の先を見ると、ナオミが一生懸命通訳をしながら、たまに俺の方を見ている。
ちょっと怒っている様にも感じる ・・・?
オヤジの横にオフクロもいた。
オフクロは、何やら感づいたらしく、オヤジの通訳をナオミと交代した。
確か、オフクロも英語は話せると聞いた事がある。
キリッとした顔で颯爽とナオミが俺の方に歩いてくる。
他の連中には分からないだろうが、間違いなく機嫌が悪い。
俺が女性に囲まれて、もてていると思ったのか?
それなら「嫉妬」と言うやつだが、俺がもてる訳ないではないか ・・・ 俺を好きなのはナオミくらいなのだから ・・・
俺の横にナオミが立った。
米国人のお姉さん達に、ナオミが英語で挨拶をした。
おねえさん達に、俺が日本語でナオミを紹介し、おねえさん達をナオミに紹介した。
おねえさん達がビルやジョージの奥さんや妹さんだと知ったナオミ。
間違いなく驚いていた筈 ・・・ 流石にナオミで、驚いた素振りは微塵も見せなかったが ・・・
そこから主役?は俺からナオミに交代となり、言語も日本語から英語に変った。
暫くすると、ビルから米国企業のお偉いさんを紹介された。
ビルの伯父さんで、結構な日本通で日本語が上手で安心した。
何よりも話が弾んだのは趣味の話で、ゴルフとかは嫌いだそうで、釣り、特にフライフィッシングが大好きなのだという。
直ぐに、従兄弟のつよしを呼んで、3人で釣り談義。
周りが、特にうちの会社のお偉いさん連中が驚く程、盛り上がった。
本当はかなりの偏屈オヤジで、うちの会社の連中は笑い顔を見たことがなかったらしい。
取り敢えず受注前なので、営業部の兄貴を引きずり込んだ。
日本で釣りがしたいと言い出したので、兄貴を仲間に入れておいたのは正解だった。
もしかすると、会社の経費で釣りに行けるかも知れない ・・・ ラッキー!
驚いた事に、本当に釣りに行く事が決まってしまった。
うちの会社のお偉いさん達は、会社の経費でゴルフに行けると思っていたらしいが、米国企業のお偉いさんはゴルフ嫌いだったからである。
海釣りならと思っていた連中もいたらしいが、フライフィッシングと聞いただけで、訳が分からなくなったらしい。
場所や日程は、受注後と言う事だけが決まって、楽しい釣り談義はお開きとなった。
米国企業のお偉いさんであるビルの伯父さんの要望であり、俺とつよしを気に入ってくれたからである。
まあ、俺とつよしによる「営業協力」かな?
うちの会社の偉いさんに見えないところで、つよしと二人、ガッツポーズ!
もしかしたら、会社のお金で釣りに行けるかも知れない ・・・ そうなったら大ラッキー ・・・ なんだけど ・・・
期待して外れると悲しいので、自前でも釣りに行けるなら嬉しいな、 と思うことにして、パーティー会場のホテルから帰る事になった。
帰りもオフクロが運転手かと思ったら、調子に乗ってお酒をシコタマ飲んだので、運転手は唯一シラフの俺。
アメリカ人、女性を褒めるのが上手で、オフクロをナオミのお姉さんと言ったらしい。
確かに今日のオフクロは「若作り」で、ナオミが通訳の仕事で地味目のパンツスーツだったのに、オフクロは着ているものも「若作り」?
それが功を奏したのか「ナオミのお姉さん」の地位を確保したらしい ・・・ 結婚や出産が早かったので50歳にはなっていないが、俺のオフクロである ・・・
セレモニーが終わってホットしたオヤジ。
ナオミのお姉さんと言われて舞い上がっているオフクロ。
久々なのか、通訳の仕事が終わったのに、何か考え込むナオミ。
そんな3人を乗せて、釣りの事でウキウキの俺が、都心から自宅に車を走らせた。
自宅に着いて、リビングでコーヒータイム。
オヤジが淹れてくれたコーヒーにナオミのクッキー。
オヤジ。
「みんな、ご苦労さん。 ナオミの通訳はプロ級だな。 また、必要な時に頼んでも良いかな?」
ナオミ。
「はい。 もう少し建築関係のお話が出てくれたら、面白かったのに ・・・ 」
折角、1ヶ月頑張った成果を見せられなかったのが悔しいらしい。
オヤジ。
「アメリカ側が描いたプロット図を日本語にする仕事もあるから、やってみるかい?」
ナオミ。
「わ~! やってみたい。」
ナオミ、もっともっと勉強して、仕事に生かせてみたい様である。
俺。
「その仕事、俺もメンバーに入りそうなんだよね。」
オヤジ。
「エリアごとにグループを分けるから、二人が一緒になることは無い様にするかな ・・・ 」
俺。
「こう言う仕事は、オヤジもかんでいるんだ?」
オヤジ。
「こう言う仕事だから、俺がかむんだよ。」
俺。
「はい。 技術担当役員様。」
ゴ~ン! とオヤジの拳骨が俺の頭へ。
ナオミ。
「おとうさん! わたしのユタちゃん、壊れちゃう! 」
おかあさん。
「大丈夫よ。 ゆたかは丈夫だし、頭が良くなったかも知れないわ。」
オフクロ、「ナオミのお姉さん」の余韻が残っているのか、満足げの顔である。
ナオミ。
「は~い! みんな歯磨きしてお風呂に入ってね! 」
ナオミ、酔っ払ったオフクロに代わって、みんなを仕切る。
オフクロは酔っているので、オヤジと一緒にシャワーで終わり。
俺もナオミと一緒にシャワーで終わり。
俺がベッドで待っていると、洗濯機の段取りを終えたナオミが部屋に入ってきた。
「今日はユタちゃん、モテモテだったわね。」
ちょっと言い方がキツい様な ・・・
「もててなんか、いないよ。 みんな、知り合いだし ・・・ 」
「それで? なあに? 私の顔ばっかりみつめて ・・・ 」
「 ・・・ ナオミが一番美人だなって ・・・ 」
「そ、そう? 」
「うん。 それに、ナオミが一番可愛いよ。」
いきなり、ナオミに押し倒された。
着ていたTシャツに短パンをはぎ取られ ・・・ もう、ナオミの遣りたいほうだい。
俺の全てにキスをしまくる。
たまに、ナオミの声が聞こえる ・・・ 「私のゆたかなんだから!」 ・・・
もしかして、嫉妬してくれたのかな?
そんな事を思っていたら、ナオミが俺の上に乗って ・・・ 合体!
もう、俺、 ナオミに襲われっぱなし? ・・・ ナオミ、結構激しい ・・・ でも、、、嬉しい ・・・
タップリ、ナオミに楽しませてもらって、気付けば朝になっていた。
いつもは早く起きるナオミ。
昨日の夜、頑張った所為で俺の上にのったまま寝ている。
重い筈なのに、重さは難じない ・・・ 物凄く嬉しい。
思わず抱き締めた ・・・ 抱き締め返された。
寝ているフリをしていたみたい。
「私のユタちゃんなんだからね!」
昨夜に続き、そう言われて嬉しかった。
当然、朝っぱらから、今度は俺がナオミに襲いかかった。
タ~~~プリ、愛してやった。
今度から、休みの朝はいつもこうしようかと思ってしまった。
二人で朝からシャワーを浴びてリフレッシュ。
ナオミは朝食の準備、 俺は洗濯物を干す。
いつのまにかオヤジとオフクロも起きてきた。
二人も朝からシャワーを浴びてリフレッシュ ・・・ 二人も昨日頑張ったのかな?
とにかく、みんな朝から食欲旺盛 ・・・ ヤッパリ、みんな頑張ったんだ ・・・
モーニングコーヒーはオヤジが淹れてくれた。
何か言いたげである。
「昨日、うちの会社の上と話をして、ジョンソン氏の釣りの接待はヨーコの旦那とお前とつよしに任せることに決まった。」
あのオヤジ ・・・ いや、米国企業のお偉いさんの名前 (姓)は、ジョンソンって言うんだ ・・・ 名刺をもらったけど「語呂合わせ」かと思っちゃった。
だって ・・・ ジョン・J・ジョンソンだったんだもん ・・・
「それと、ジョンソン氏の奥さんとかも一緒だから、ヨーコとナオミと美智子に通訳をやってもらうことにした。」
ナオミが小さく「ガッツポーズ」をしていた ・・・
「あと、奥さんや娘さん達も釣りをするらしいから、ナオミは釣り用のウエアーを買っておきなさい。」
ナオミのガッツポーズは、直ぐに「バンザイ」のポーズに変わった。
おかあさん、残念そうである。
しかし、おとうさんからの話には続きがあった。
「俺と、おかあさんも一緒に付いて行くから ・・・ 」
おかあさん、ナオミと同じ「バンザイ」のポーズをして、ナオミと抱き合った。
コーヒーの後片付けを終わらせると、ナオミは部屋に戻って、パソコンとニラメッコ。
「釣りの英語の言葉も覚えなきゃ ・・・ 」
毎度、勉強熱心である。
「あ! 英語と米語でスペルが違う ・・・ terとtreとか 」
ナオミ、やり出すと止まらない。
暫くすると、オフクロがナオミを誘いに来た。
「ほら、新宿とか渋谷に行って、旅行に着ていくもの、探しに行こう!」
オフクロにとっては「旅行」なのである。
「ほら、おとうさんのカードだから、何を買っても大丈夫よ。」
そう言いながら、ナオミはオフクロに連れられていなくなった。
オヤジと打ち合わせ。
「うちの車だと、荷物までは無理だね。」
「そうだな。 今回は、魔法って訳にもいかないしな ・・・ 」
「そうだ、ゆたか。 知り合いがキャンピングカーのレンタルをやっているんだ。 連絡してみてくれ。」
流石、オヤジ ・・・ 交友関係と言うか知り合いが多い。
名前と連絡先だけの名刺だったので、レンタカー屋のオジサンかなと思ったら、結構大手の輸入会社の代表者だった。
丁寧な言葉遣いで良かったなと思いながら、キャンピングカーのレンタルショップを紹介してもらった。
教えて貰った電話番号に、名刺のオジサンの名前を出したら、物凄く丁寧に対応され、午後一番に車種の確認をすることになった。
あまり気は進まなかったが、オヤジと一緒に出掛けることとなった ・・・ ナオミと一緒だったら楽しかったのに ・・・
結構、都心にお店がある。
渋谷から山手線で、直ぐに着いた。
駅からも遠くない。
お店はビルの駐車場で、ビルのオーナーとレンタカー会社のオーナーが同じで、多分、レンタカーの方が「道楽」だと思う。
用意してくれたのは「デリカd5」のキャンピングカーで、車高が普通と一緒 ・・・ ワンボックスだから2m近くはあるけれど ・・・
ただ、ポップアップ・ルーフで屋根を持ち上げることが出来、車内を立ったまま歩ける。
内容もFFヒーターやサブバッテリーで電子レンジも使える、フル装備の優れものだった。
お湯を沸かすのはカセットボンベのバーナーで、必要にして十二分以上であるが ・・・
フル装備なので1日の利用料金は、2万円を越え3万円近くする ・・・ インターネット等の情報では、フル装備のキャンピングカーとしては安い方である。
釣りする場所は、管理釣り場という訳にはいかないので、釣れそうな湖にすることにした。
米国企業のお偉いさん達は、自分達で当方の決めてた現地のホテルに行くというので、この車に乗るのはうちの家族4人である。
普通にワンボックスカーでも良さそうなのだが、釣り場でランチと洒落込もうと考えたので、調理器具を載せた車を選びたかった。
つよしの車もワンボックスだが、つよしのところも4人で来そうなので、2台の車で準備すれば、お客さんの分も楽勝 ・・・ かな?
今回の釣りはオヤジがかんでいるので、もしかするとレンタカー費用は会社持ちになるかもしれないし ・・・ あまり期待しないで期待しよう。
兄貴 (ヨーコ姉貴の旦那)とつよしと3人で、どこにいつ行くのか、打ち合わせをしよう ・・・ 仕事なんだけどウキウキする。
レンタカー会社を出ると、新宿に向かった。
昼食の時間としては少し遅くなったが、デパートの上のフロアーにあるレストラン街に連れてこられた。
人気のイタリアンレストランに、オヤジが入っていくので後に続く。
一番奥の席で、オフクロとナオミが待っていた。
待ちきれなかったのか、ビールを飲んでいた。
オヤジと俺が席に着くと、ナオミが店員さんを呼んで指示をしている。
食べるものは決まっている様である。
沖縄でイタリア料理を食べてから、オフクロはイタリア料理好きになった様だ。
俺以外の3人はワイン、俺はペリエにした。
乾杯をして、昼から豪華なコース料理をいただく。
多分オヤジの奢りだから、思いっ切りすねをかじってしまおう!
コースの中で選択出来るものはそれぞれを選んで、違いを楽しむ。
オヤジとオフクロは半々かオヤジが少し多めに別のお皿に取っているが、俺とナオミの場合は逆である。
まあ、嬉しそうに食べるナオミを見ていると俺も満足である ・・・ 気持ちの上ではあるが ・・・
だからか? 俺はナオミと一緒に出掛けてから家に帰ると、お水の代わりにプロティンドリンクを飲むのである。
特に、プロティンパウダーを水ではなく低脂肪乳等で溶かすと、お腹がイッパイになるのである。
それに、嬉しいことも沢山 ・・・
家に帰ってベッドに一緒にいると、自分の方が沢山食べた罪悪感からか、ナオミがやたら優しい。
いつも楽しい夜なのだが、もっともっと楽しい嬉しい夜になる事が多いので ・・・




