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駄目(俺+魔女)  作者: モンチャン
61/168

61 お祝い

お祝い



ナオミの母親と美智子の母親(勿論夫の母親である)、ナオミと美智子の4人がナオミの家に帰ってきた。



4人でリビングで寛ぐ。


美智子、勝手知ったるナオミの家、ちょこちょいとクッキーを焼く。その合間にコーヒーを用意する。


焼きたてのクッキーと、コーヒー、カフェインを抑えた美智子スペシャル2を用意した。


美智子、ナオミの母親に注意事項。

「おば様、クッキー、熱々ですから。」


ナオミの母親、悠然と答える。

「あら、何のことかしら。」


ナオミ、母親に言った。

「お母様、フーフーしましょうか?」


「ナオミ! ゆたかにしてやりなさい。」

そう言って、自分でフーフーしていた。



ナオミが第一声。

「ミッチャン、コーヒーもクッキーも美味しい。 原宿のお店で出そうよ。」


美智子の母親も絶賛。

「今度、オーナーに言っとくわ。 夏場はともかく、冬場が狙い目だわ。」

オーナー代理をするので、頭の中で算盤をはじいている。


美智子。

「クッキー・・・プレーンとチョコチップとドライフルーツの3種類は簡単に出来るわ。」


母親二人とナオミ、黙って納得した。





その頃、会社の休憩コーナー。

俺とつよしがコーヒータイム。


つよしが言った。

「今日、兄貴のトコに集合だって。」


「何だ? 集合って?」


「よく分からないけど、兄貴のうちにお泊まりするらしいよ。」


「へ~。 聞いて無かったけど、まあいいや。 一緒に帰ろうぜ。」

「って、言う事は叔父さんも来るんだよね?」


「そう言う事なんだろうね。」


コーヒーを楽しみながらつよしが言った。

「そう言えば、伯父さんの昇進祝いとかって言ってた様な・・・」


「そう? 息子の俺は聞いて無いよ。」


「そう言えば、会社の昇進祝いのパーティー、 今年もやるんだよね?」


「ああ、仕事をもらったら、お返ししないとね。 ギブテクだよね。 経費節減って訳にはいかないよ。 営業経費さ。」


「あのパーティー、人数多いよね。 大きいところ借りないといけないんだろうな、開催は結構後だけど?」


「感慨が無くなるから、身内でやろって事なのかな?」


「俺達、お酒飲まないから、どうでも良いんだろうね。」



どうやら、息子二人はオマケの様である。




チャイムが鳴って帰りの支度。

金曜日の所為か、皆支度が早い。


もたもたしていたら、つよしが迎えに来た。

「兄貴、帰るよ。」


「お、おう。」


いつもは一人だが、つよしと二人である。

駅のホーム、いつもの場所で電車に乗り込むと、二人分の席があった。


普段は寝てしまうのだが、従兄弟と一緒。

共通の話題で盛り上がる・・・釣りの話である。


釣りの話で盛り上がって「帰るコール」を忘れたので、慌てて送った。

つよしと一緒だとの文面にした。


直ぐに返信が来た。

「ノンアルを飲むなら買ってきて」

と書いてあった。


「了解」と返信する。

「美智子もいるよ~!」

と返ってきた。



「呑兵衛が集まっているな」

と、つよしと話していると、すぐ返信が来た。

「まだ飲んでないぞ!」


つよしと二人。

「勘の良すぎる奥さんを持つと大変だ」

と言い合った。


物凄く早く二人のスマホに返信が来た。

「何だと?」


二人で目配せして、「お互い奥さん美人だもんな」と話していると、返信は来なかった。

取り敢えず、ナオミと美智子のご機嫌は良くなったと思う。



話を釣りに戻して、二人で盛り上がる。

もう着いたのかという感じで渋谷駅。


乗り換えると、今度は座れなかったが、話題が好きな事だと苦にならない。

直ぐに駅に着いた。




駅の近くの駐輪場から、自転車を押しながら、二人で歩く。

ナオミと初めて、いや、正確には再会したところを通った。


「ここでナオミに再会したんだよ。」

何となくそう言ってしまった。


「兄貴、再会って?」


「色々あってさ、ナオミは俺んちで生まれたんだって。」


「へ~、初めて知った。」


「俺だって、ついこの間聞いたばかりだよ。」


「でも、20年以上会っていなかったんだから、初めて会ったみたいなもんさ。」


「20年か・・・ それじゃあ、初めてと一緒だよね。」


「まあ、何だこいつとは思ったけど、あんまり違和感?って言うのかな、無かったと思う。」


「でも兄貴、良かったよね。 ナオミお姉さんに結婚して貰えなかったら、今でも一人だよね。」


「うん。 否定出来ない・・・」


「何だよ兄貴、 そんなこと無いって言って欲しかったな。」


「でも、ナオミみたいに美人でスタイルが良くて可愛い女性なんて、絶対いないぞ。」


「いるよ。 うちの美智子。」

「でも、兄貴がナオミお姉さんと一緒にならなかったら、俺も美智子に会えなかったのかな?」


「世の中、何が起きるか分からないからな。 つよしとミッちゃんが何処かで先に一緒になって、そのお蔭で俺がナオミと会うパターンもあるかもね。」

「でも、お互い、美人でスタイルが良くて可愛い奥さんで良かったな。」


「うん。」


脳天気な従兄弟同士である。




そんな話をしながら家に着いた。



玄関を開けると、男物の靴が二つ並んでいた。

うちのオヤジもつよしの父親も早々と到着済みだった。



ダイニングでオヤジ達は飲み始めていた。

多分ナオミが用意した居酒屋メニューが、大皿に何種類も用意されていた。



オフクロに俺とつよしが言われた。

「サッサと着替えておいで。 お前達待ちだからね。」


俺はノンビリしたものだったが、つよしは慌てている。

「大丈夫だよ。 オヤジ達、もう始めてたじゃない?」


「いや、とにかく早く行こう。」

と言うことで、二人でダイニングに行った。


オフクロに言われた。

「飲まない連中は端っこ!」


どうやら、俺たちは「おさんどん」らしい。


まあ、よくぞというくらいの料理の数である。

これだけ用意したんだから、お手伝いは仕方が無いと思うことにした。




つよしと俺が来る前に、飲み会は始まっていたようだが、乾杯はまだの様だった。

俺達はノンアルビールだが、俺達以外はグラスに入っていたアルコール飲料を飲み干し、ビールを注いでいた。


乾杯の音頭は俺らしい。

「オヤジ、役員おめでとう!」


みな、グラスを飲み干す。



グループは既に出来ているようだった。


オヤジ達と娘達の4人組。

話題はコンピューター関係。

専門用語が飛び交うので、よく分からない。


オフクロ同士の2人。

どこぞの魔女の話らしいが、話題が素っ飛ぶので、もっと分からない。


結果、息子同士となった。

二人の話題は電車の時と同じ、釣りの話。

また、男同士で釣りに行こうと、行き先を模索する。



4人組は人数も多く、盛り上がりが一番大きい。

コンピューターやパソコンが大好きな連中である。

美智子が騒ぐ?

「わ~! 大学のゼミとかサークルみたい。」


俺の父親が喜ぶ。

「そうか、俺も学生並に若いもんな。」


俺の母親が注意する。

「あなたは、大学の教員にしか見えないよ。」


俺の父親、怯まない。

「俺、若い子に人気あるんだけどな~」


ナオミが笑いながら言った。

「お父さん、パパ活は駄目よ。」


俺の父親、真顔になって言った。

「うちの会社は無理だな。」


つよしが聞いた。

「うちの会社? 何故ですか?」


俺の父親、答える。

「ほら、総務にお姉さんがいるだろう?」


俺。

「ああ、昔、会社でやってた運動会で、徒競走で俺がコケたら助けてくれたな~。」

「この前、会社の廊下を項垂れて歩いていたら、物凄く怒られちゃった。 背筋伸せって。」


俺の母親。

「経費節減で、運動会とかなくなっちゃったもんね。」


つよし。

「あのオバサン、いや、お姉さん、総務の担当部長で、人事関係だったよね。」


俺の母親。

「へ~、偉くなったんだ。」


ナオミ。

「あのおば様、草津の温泉で一緒だったわよ。 うちの魔女子会。」


つよしの母親がアッサリ言った。

「あの人、魔女だもん。」



みんな頷いた。



俺の父親が話し出した。

「この前、新入社員予定者の面接があったんだけど、 政治家のコネで入社確実の女の子がいたんだけどね。」


つよし。

「女性に失礼だけど、技術系じゃなかったら「コネ入社」結構多いし、特に問題無いよね。」


俺の父親。

「ところがさ、その女の子、パパ活やってたらしいんだよ。」


一同。

「へ~・・・」


「ところがさ、あの総務のお姉さん、不倫とか大っ嫌いで、その子を別室に連れて行ったんだってさ。」

「その子、暫くして面接会場に戻ってきて、総務担当の役員に向かって言ったんだ。」


一同。

「・・・・・・・」


「私、御社に入社するには勉強不足ですので、辞退致しますって。」


美智子。

「その部長のお姉さん、一発かましたのかしら?」


「そんなとこだろうね。 昔、営業で不倫したヤツがいたけど、そのお姉さんに何か言われたら、次の日辞表出してたもんな・・・」


俺。

「うちの会社、健全だね。」


俺の父親。

「そう言うところは特にな。」

「言っとくけど、俺はかあさん一途だから。 ナオミや美智子は美人で可愛いけど、かあさんは物凄かったんだぞ。」


俺の母親、ビシっと一言。

「おとうさん! 過去形になってるけど?」


俺の父親、慌てて修正。

「今でもに、決まってるだろう。」


伯父さん、つよしの父親が続く。

「兄さんが彼女出来たって言うから、一緒に会いに行ったんだよ。 そしたら兄さんの彼女より、も~っと美人がいてさ。 それが今のかあさんだよ。」


つよしが聞いた。

「今の、お母さん?」


いきなり、つよしは母親に拳骨を喰らった。

「見て分からないのかい? ぼんくらな息子だね。」


美智子が助け船?

「あ~、お母さん! あたしのつよしさん、壊れちゃうから止めて。」


2組の親子が大騒ぎ。




ナオミ、タイミング良く一言。

「さ~! ハイボール、いくよ~~!」


ハイボールを作るのは俺とつよしである。

空手は強いが、母親の拳骨にはかなわない様で、つよしは頭をさすっていた。


ナオミから文句が出る。

「ハイボール、 薄い!」


仕方なくウイスキーを増やしてかき回す。


まだ文句が出る。

「まだまだ。」


仕方が無いのでオンザロックを出してみた。

一応、レモン汁は垂らしておいた。


「あ! これこれ!」


ただ、呆れる。



俺の父親。

「今度、 1ヶ月後くらいかな、 会社の昇進祝いパーティーがあるから。」


俺の母親。

「ナオミや美智子も連れて行って良いんでしょう?」


オヤジ。

「俺の娘って事で、二人は大丈夫だろう。」


オフクロ。

「役員昇進だもんねえ。」

「ナオミ、美智子、 ドレス用意するから着ていくんだよ。 バッチリ化粧も決めてやるからね。」


つよしの母親。

「お姉ちゃん、あたしもうちの旦那と出席するから。 一緒に二人を仕上げようね。」


オヤジ。

「ああ、そうか。 関連会社代表で出席するんだったよな。」


俺。

「そのパーティー、営業経費だよね。」

「この前、俺、欠席したいって言ったら、うちの部長から怒られた。 昇格したヤツは絶対出席だって。 つよしも一緒に出ようぜ。」


つよし。

「あ~、 俺、運転手で出席決定だってさ。」


俺+つよし。

「俺達、オマケだもんね。」



ナオミ+美智子。

「大変! 痩せなきゃ!」


俺+つよし。

「今のままで十分だよ。」


ナオミ。

「駄目、絶対駄目! そうだ、ミッちゃん、三毳山みかもやまのハイキングコース、走ろうよ。」


俺。

「あそこ行ったら、帰りは佐野ラーメンと餃子だよな・・・」


ナオミ。

「その分も走るもん!」


美智子。

「佐野ラーメンって、Qってとこ? いっつも、話だけなんだよな~。 絶対、行こう!」


母親二人。

「良いね~。 お土産ラーメンと、餃子、 忘れないでね。 餃子は焼いたのと「生」もね。」


ナオミ+美智子。

「OK~!」




片付けをする女性陣の邪魔をしないように、男達はサッサと風呂に入った。

男共が手伝っても良いのだが、足手纏いと言われそうだ。

それに女性4人でキッチンは一杯である。

片付けながらのお喋りも楽しそうである。



男達はそれぞれの部屋に退散した。




ベッドでナオミを待つ。

ナオミが部屋に入ってきて、腕を大きく回した。


「何やってるの?」


「うふふ・・ バリアー!」


「何、それ?」


「音や振動が漏れないの!」


「凄いな~、それ!」

「ナオミ、おいで・・・」


電気を消してTシャツと短パンを脱いだナオミは、暗闇でも輝いていた。


俺の横に入ってきたナオミは、シャンプーの匂いもしたがナオミの匂いがした。

抱き締めると、もっともっと強く香ってきた。


「どうしたの?」


「お、俺、ナオミの匂いが好きなんだ。 何故だか、物凄く安心する。」


「ユタチャン、匂いフェチ?」


「ナオミの匂いだけだよ。」

そう言って、ナオミの身体中をキスをしながら嗅ぎまくった。

やはり、あそこが一番良い匂いがした。


「ナオミ!」

思わず大きい声を出して、唇を奪って抱き締めた。


「ゆたか!」

ナオミも負けずに抱き締めてくれた。


もう、手でささえたりしなくても、俺はナオミと合体出来る。

何度も愛し合ってしまった。




翌朝、朝食に集まった面々、 皆、満足した顔をしていた。

みな、バリアーをしていた様である。

皆、頑張ったのか、食欲旺盛である。





まあ、そういう訳で、次の土曜日に俺達若手4人で佐野に行く事になった。



つよしの家に寄って、首都高速中央環状線から川口線を通って、東北自動車道に入る。

車両数は多いが、朝早い所為か、渋滞はない。


ただ、右側からの合流・分岐が多いので、確認とスピードの調整は必要である。

まあ、首都高速道路の場合は「度胸」も必要である。



東北自動車道も車両数は多いが順調に進む。


ドライブ中のお気に入りは「ユーミン」である。


曲が変わって中央フリーウェイが始まった。


ナオミと美智子が一緒に歌う。


「・・・・初めて会った頃は、毎日やっちゃったのに・・・」



俺とつよし、思わず顔を見合ってしまった。


「女性なんだから、そんな歌詞に替えるなよ!」

と二人と言いたかったが、二人とも可愛く、気分よさそう。


つよしと二人で苦笑い。




途中、サービスエリア等に寄ることもなく佐野ICに到着。


ETC利用で料金所を通過し、アウトレットと反対方向に向かう。


国道50号線、土曜日でもトラックが多い。



道の駅を通り過ぎ、少し先を左折する。



暫く走ると、みかも山公園の東口広場に到着。


「三毳山、振り仮名がないと読めないよな。」

と言うと、つよしも頷いていた。


「道の駅の近くに三毳不動尊があったよね。」




ナオミと美智子、車から降りて元気いっぱい。

ナオミが鞄から、ハイキングマップが出て来た。

4人分用意されていた。


色々なハイキング・コースが6コース。

前回歩いた結構難易度の高そうな展望ポイントの多いコースを選択。



結構晴れの日が続いていたので、特に問題はない。


湿地の箇所は木道になっていて、安心。



東口の駐車場からルートマップに従って出発。


出だしから結構キツいが、ナオミと美智子、走る様に進んでいった。


ナオミと美智子。

「先に行ってるから!」


二人とも、軽快にのぼっていく。


つよしと二人、

「絶対にかなわないから、ノンビリ行こう。」

と、言い合って歩いて行く。


俺達はザックを背負って、着替えや飲み物を持っている。


ナオミ達は手ぶらである・・・スマホは必要な時に現れるので、持っているのだろう。



朝早い所為か、キツいコースの所為か、誰とも会わない。


駐車場も殆ど車がいなかった。 お年寄り向けのコースでは無いのは確かである。



木立に囲まれたエリアは、湿地が多く、木道が整備されているが、腐っている箇所もあるので、要注意。



山道の途中、景色の良い広い場所で、景色を見ながら一休み。


着実な歩きのお蔭で、早めに山頂に着いた。

二人とも、結構ゼイゼイである。


低い山である木がいっぱい。

周りに高いものが無い所為か、木立の間から遠くまで見通せる。


達成感はあって、気分は最高。



暫くすると、ナオミと美智子が走って現れた。


ナオミは魔女、美智子は鬼女。

それにしても、体力が凄い。



4人で、水分補給。


手を繋いで山を下りた。


山頂から少し下りると、舗装された道が完備されていた。



「もう一コース行こう。」

ナオミと美智子、元気である。


高速道路に近いところまで、進んでいく。


俺とつよしはノンビリ散策だが、ナオミと美智子は、「万葉庭園」や「わんぱく広場」も制覇した様である。



俺が呟く。

「若い者には敵わん。」


つよしが笑いながら言った。

「兄貴、その言葉、まだ早すぎますよ。」


二人で大笑い。


車を駐車した東口広場に向かった。


そろそろ、到着という時、後ろからナオミと美智子が現れた。


二人とも、流石に汗をかいている。



ヘアピンもある舗装路を歩いている年配の人が増えていた。


挨拶を交わして通り過ぎていくが、近くに住宅はないので、車で散歩に来ているのだろう。


4人で、駐車場に戻った。


俺達の背負ったザックを持って、ナオミと美智子がトイレに入っていった。


入ったと思ったら、直ぐに出て来た。

汗まみれの服もサッパリしたものに着替えて、すっきりした顔で、二人とも登場。


俺とつよしはノンビリだったので、身体も拭ける大判のボディーシートで拭いて終わり。



丁度11時。佐野ラーメンQへ一直線。




ラーメンQに到着。

奥の座敷で寛ぐ。


お店の人にナオミが注文する。

「ラーメン四つ、餃子5個を四つ、ビールを2本。 後はお土産。」

「お土産は、ラーメンセット4個ずつ。焼き餃子5個を四個ずつ。生餃子5個を四個ずつ。」


俺。

「美味しいのに単価は安いけど、これだけ買うと結構な金額になるよね。」


ナオミ。

「お父さんからお土産代、もらってるよ。」


一同、一安心。

ついでに、お土産の焼き豚とシナチクを2個ずつ追加した。


準備してあったのか、餃子が先に登場。

ナオミと美智子、ビールでガンガン餃子を食べる。


ラーメンが登場し、俺とつよしがラーメンに集中すると、ナオミと美智子の箸がそれぞれの夫の餃子に襲いかかった。


俺もつよしも慌てない、と言うより諦めていた。

お互い、ラーメンを大盛りにしておいて良かったなと、目で合図した。



ナオミと美智子、ガンガン飲む。

当然、お代わり・・・

ついでにニンニクメンマも追加。



お代わりのビールの3本目が終わった頃、ナオミと美智子のラーメン登場。

お店のお姉さん、よく分かっていらっしゃる。


俺達二人は残った餃子を食べていると・・・


ナオミと美智子。

「締め!」

と言いながら、ビールを追加。

途中で追加したニンニクメンマで流し込む。



ナオミと美智子、プハーと息をはき、後ろに倒れ込む。


俺とつよしで残ったニンニクメンマを平らげて、昼食終了。


とても4人で食べたテーブルには見えない。



た~ぷりのお土産を受け取って、支払い終了。


飲んだくれの二人を後席に放り込み、シートベルトで固定。



帰りはつよしが運転。


途中、道の駅で野菜等を購入。

取り敢えず、飲んだくれの二人が野菜等をチョイス。




東北道に乗る。


つよしが一言。

「兄貴、ここも最高速度120kmになったんだね。」

「GTIのエンジン音、凄いね。 いつもディーゼルだから楽しい!」


後部座席を見ると、仲良く寝てる。



途中、蓮田SAに寄る。


飲んだくれの二人、トイレに直行。

あれだけ飲めば当然か・・・



有名なパン屋さんの前で、二人で品定めをしていると、長身のスタイルの良いお姉さんが二人、周りを圧倒しながら歩いてくる。


後で二人に聞いた話では、ドレスを着て歩くときの練習だったらしい。


周りの男性のみならず、化粧バッチリのお姉さんも後ずさりする程の迫力であった。


先程のトイレに素っ飛んで行った時との物凄い違いに、夫、二人、呆れる。



我々の前を悠然と通り越し、奥のスーパーのカゴを取った。


果物や、道の駅で買い忘れた野菜を購入。

最後にでっかいステーキ肉を購入して、終了。


各々の家の分は夫がカード払い。


先程のパン屋さんで、食パンやら、デニッシュを購入。


いつ用意したのか、保冷バッグにお肉を放り込んで、出発。


運転手は、そのままつよし。


後席の飲んだくれは、酔いが覚めたのか、次回のハイキングコースを検討中。


東北道、首都高速とスムースに進む。

午後3時頃まで現地にいたら、多分渋滞に巻き込まれそう。


何事も無く、つよしの家に到着。

タップリのお土産を持って、美智子が母親を呼ぶ。

「おかあさ~ん! ただいま~!」

元気である。


つよしの両親に挨拶して、自宅に向かう。



自宅に到着。

タップリのお土産を持って、ナオミが母親を呼ぶ。

「おかあさ~ん! ただいま~!」

こっちも元気である。



まだ夕食まで時間がある。

ベッドに転がる。

横にナオミが転がってきた。


思わず抱き締めた。

お酒を飲んだ所為か、沢山歩く、いや、走った所為か、ナオミの匂いを強く感じる。


思わず嗅いでしまった。


ナオミ。

「え? 汗臭い?」


俺。

「いや、素敵な香りだよ。 俺だけのナオミの香り。」


「も~、 ゆたか、 匂いフェチなんだから。」


「俺、ナオミの匂いだけが好きなフェチなんだ。」


「・・・・・」


「毎晩、ナオミの香りに包まれると、 俺、 明日も頑張ろうって思うんだ。」

「ナオミの為なら、何だって出来る気がする。」


「ほ、本当?」


「お、俺、 本当に幸せなんだって思う。 いや、本当に幸せだ。」



ナオミ、少し唇を尖らせながら・・・

「でもさ~、この前原宿のカフェ行ったらさ~、後輩の子がさ~、あたしより10cm位身長低くてさ~、可愛いって言われてたんだよ。」


「何言ってんだよ。 ナオミが一番可愛いって。」


「本当?」


「決まってるじゃん。ナオミが世界で一番可愛いよ。」


「ゆたか~・・・大好き~!」



夕食の前に、本日の1回戦目が始まった。


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