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駄目(俺+魔女)  作者: モンチャン
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6 再度リビングにて-2

再度リビングにて-2


2階の自室でガサガサとウェアーセットの確認していると、1階の風呂場から「タオル~!」の声。


仕方なく自分用の「タオルお風呂セット」を持って行く。


脱衣場をノックして「ここに置くよ」とタオルセットを置くと、いきなり浴室の扉が開けられた。

思わず見とれてしまったが、素晴らしくメリハリのある身体に性欲よりも感嘆の気持ちの方が上回った。


必死に目をそらし「ごめん」とだけ言って退散した。



ドキドキしながら空になったコーヒーカップを口に運んでいると、バスタオルを巻いただけの女が入ってきた。


「着るものは?」と聞いた。

女は「洗濯機に放り込んだ」と答える。


姉貴の何かを用意すると言うと「お前のが良い」と訳の分からない答えにたじろぐ。


結果、俺のTシャツを着せる。



女から渡されたバスタオルを持って風呂に行く。


もしかして風呂に入っている間に金を持ち逃げしているのかもしれないと思い、結構慌てて風呂から上がった。


慌てていたのでパンツもはかずリビングに戻ると、テレビのお笑い番組を見ながらソファーに転がっているのを見て安心した。


コーヒーのカップなどは跡形もなく片付いていた。


女の「なんで何もはいていないんだよ」の声に、よく見るとTシャツだけで下着を着けていない。

女に「お前も同じじゃないか」と答えてしまった。



慌ててパンツをはくと2階の自室で女にはかせるものを探す。

サイズが合わないが仕方がないとトレーニング用のショートパンツの結構新しめを持ってリビングへ。


戻ってみると、女は笑い転げて下半身丸出しになっていた。


慌ててショートパンツを女に渡した。

恥ずかしげもなくこちらを向いたままはきだしたので、目を無理矢理テレビに移動。


「歯磨いて寝るぞ」というと「歯ブラシがない」と言われて予備の新品を渡す。

ついでに新品の歯間ブラシも渡しておく。


「目と歯は大切で手入れを怠ると何歳になっても悪くなる」とずーっと言われて育ってきた。

まだ一般的になっていなかった歯間ブラシを渋谷のハンズに定期的に買いに行っていたオフクロの命令である。


二人並ぶと流石に狭い洗面所で並んで歯磨きをする。

姉貴なら蹴飛ばされて後回しにされていたなと感慨にふける。


洗濯が終わりリビングから庭に突き出たサンルームに干しに行く。


芝生を貼った庭でオヤジの趣味のゴルフの練習場だったが、実際には殆ど使われなかった。

結果、オフクロの為のお昼寝用のサンルームが追加され、今は疑似単身赴任の俺用物干し場になっている。


雨の日でも洗濯物が濡れる心配はないが、夏場に締め切ったままにすると地獄になっている。

ホイホイや殺虫剤から逃げ切ったゴキブリが即死していたこともあった。


チマチマ進みます。

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