3 リビングにて
段々二人の仲が良くなるようにと頑張っています。
リビングにて
女は自分の家の様に、勝手に電気を点けた。
そして「何か飲むものな~い?」と言いながら、ソファーに座って足を組んだ。
「お前はなんだ?」と強めの声で聞いてみた。
ちょっと声が震えているのが、自分でもわかった。
「魔女!」とだけ女は答えた。
震えていた所為か、最初の方を聞き逃し、俺が聞き返す。
「痴女?」
ちょっと怒り気味に、女は「魔女!」とだけ答えた。
「痴女?」
「魔女!」
「痴女?」
「魔女!」
数回無意味な言葉の応酬を繰り返したあと、女はこう言った。
「なんで痴女なんだ?」
精一杯の声で、俺が言った。
「胸元が大きく開いたミニワンピで、殆どパンツ丸出しじゃないか ・・・」
と言うと、女が言った。
「見たいか?」
そう言って、V字に大きく開いた胸元を引っ張った。
思わず胸の谷間に目が釘付けになったが、再び精一杯の声で言った。
「そんな格好でノーブラは痴女だろう。」
その時、何故か、俺の手が勝手に女のミニスカの裾を持ち上げて、パンツを露出させてしまった。
まあ、「超ミニスカ」なので、直ぐに小さいパンツが露出したのである。
女は立ち上がって、
「見たいなら、 ”見たい” と言えば見せてやるのに ・・・ 」
と言いながら、ミニワンピを脱ごうとするのを無理矢理止めた。
もともと喉が渇いていたのだが、焦ったのでますます喉が渇いてしまった。
何だこいつと思いつつ、冷蔵庫から冷たい飲み物を二つ持ってきた。
片方を女に渡して、何故か二人でペットボトルで乾杯をしてから、二人で飲み始めた。
こんな美人で可愛い女が、家の中に勝手に入ってきたのである。
嫌な予感がして、「美人局」かと思い、外を確認してみたが人の気配はなかった。
「何でお前を家に泊めなければいけないんだ」と言う予定だったが、出た言葉は「夕飯は?」であった。
女の返事は「一緒に作ろう」で、何故か二人で台所に移動した。
どうも操作方法のミスで上手くいきません。




