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駄目(俺+魔女)  作者: モンチャン
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166 普段




普段




朝、早く起きます。

ナオミは、ゆたかの朝食とお弁当の準備です。


ゆたかは、会社に行く支度です。

「忘れ物」をするのが嫌いなゆたかです。

絶対、チェックを忘れません。


ゆういちはまだ寝ています。

まあ、起きてもベビーベッドの中ですし、必ず、シッターのワンコのタロウかニャンコのクロがいるので安心です。


準備を終えたゆたかがダイニングルームに座ります。

家族が多いので大きいテーブルですが、自分の席が決まっているので、他が空いていてもいつもの場所に座ります。


建築関係の所為かは分かりませんが、ゆたかは「早食い」です。

ですから、食事を持ってきたナオミに、必ず言われます。

「よく噛んで食べてね。」

流石に、一口30回ずつとはいきませんが、ナオミと一緒になってからはゆっくり食べる様になりました。


ゆたかは食べ終わると歯磨きをします。

夜は「歯間ブラシ」や「フロス」を使いますが、流石に朝は磨くだけです。


おかあさんから「これだけ」は言われたのです。

「眼と歯は、年齢が上がっても悪くなるから、ケアを忘れない様に!」


実は、バアバがいつも言っている言葉だったようです。

流石のおかあさんも、バアバにはかないません。



歯みがきを終えて、服装を整えて、ゆたかは玄関に行きます。

ナオミが待っています。

「いってらっしゃい」ではなく、ゆかたからの「いってきますのキス」を待っているのです。


でも、近頃、二人の思い通りには行きません。

こうなってしまうからです。


二人が唇を重ねようとすると、こんなこえがするのです。

「ビビッチ」


ゆういちです。

ワンコのタロウの上に跨って、後ろにニャンコのクロが一緒に乗って、落ちない様に支えています。


ゆういちは、以前、ナオミが、みんなをお見送りする時に言った言葉を覚えているのです。

「バイバイって言って。」

ナオミはゆういちにそう言ったのです。


口が回らないのか、「ビビッチ」になってしまいました。


多分、今だけしか言わないと思います。

でも、可愛いので、みんなは ”お気に入り” です。

ジイジやバアバでさえ、ゆういちには「バイバイ」ではなく「ビビッチ」と言ってしまいます。


邪魔が入ってしまい、ゆかたからの「いってきますのキス」は無くなって、ナオミはガッカリです。

でも、自分の息子なので仕方がありません。


後ろを見ると、起きてきたきららがいます。

手で口元を隠していますが、笑いを堪えているのが分かります。


残念そうな顔でゆたかが「行って来ます」とだけ言って出掛けます。


ナオミも残念なのですが、顔に出していないつもりです。

でも、きららは吹き出しそうになるのを堪えています。



ゆたかは自転車で駅まで行って、電車に乗って、まず、ジムに行きます。

ジムで運動して、また、電車に乗って会社に向かいます。


勿論、会社で仕事をします。

一生懸命仕事をします。

黙々と頑張る仕事は、嫌いではありません。


一番嫌いなのは「会議」です。

定期的に行われる「部会」の様なものは慣れましたが、会社の「今年度の目標」に関するものとかの会議は、ダラダラと長いので嫌いです。

何せ、「ノーネクタイ」で出勤して、仕事中も「ノーネクタイ」のゆたかです。

でも、会議の時だけは、仕方なくネクタイで首を絞めているのです。

因みにお客さんのところに行く時も、仕方なく首を絞めています。

それもあるので、グダグダと長い会議が嫌いです。

でも、それも「給料のうち」と思って我慢します。


休憩時間に、コーヒーを飲みながらたまに思います。

「現場勤務が良かったな ・・・ 」

でも、転部願いなど出すつもりはありません。

総務部の姉のヨーコに、「我儘を言うな!」と言われそうだからです。


そんな感じで、今日も仕事に一生懸命のゆたかなのです。





一方、ナオミの方です。

ゆたかからの「いってきますのキス」は無くなって残念だったのですが、主婦のナオミは忙しいのです。


おとうさんときららの、朝食とお弁当の用意をします。

お弁当の段取りは、昨日のうちに出来ているので時間はかかりません。


二人を送り出すと、ジイジとバアバが起きてきます。

ナオミはジイジとバアバと一緒に朝食を食べますが、一人残ってしまう人がいるのです。

そうです ・・・ おかあさんです。


もう飽きたのか、おとうさんに「いってらっしゃい」をしなくなりました。


そこでナオミは、ゆういちに、おかあさんを起こすように頼みます。


以前、ワンコのタロウやニャンコのクロに頼んだのですが、拒否されました。

寝起きの悪いおかあさんは、二匹にとっては怖いのです。

「うるさいな~~~!」と怒鳴られてしまうからです。


ゆういちがワンコのタロウの上に跨って、悠然とおかあさんのところに行きます。

タロウもゆういちがいれば「天下無敵」ですから、堂々と寝起きの悪いおかあさんのところに行けるのです。

お部屋の扉を開けるのはニャンコのクロです。

「露払い」はクロなのです。


ゆういちに起こされれば、おかあさんは仕方なく起きてきます。

そうやって、4人で朝食です。


ゆういちとタロウとクロは、仲良くEテレを見ています。

三人仲良く、いや、一人と二匹が並んで見ています。

ゆういちがテレビに近づき過ぎると、タロウかクロが注意します。

多分、「近づき過ぎると目が悪くなる」と言っているのでしょう。



ナオミは、朝食のお片付けが終わると、それからお仕事をします。

所謂「在宅」です。


ジイジとバアバが出掛ける時は、ゆういちを抱っこしてお見送りをします。

そして、こう言います。

「バイバイって言って。」

まだ、「いってらっしゃい」は言えないと思って、こう言ってしまうのです。

そうして、ジイジとバアバとゆういちの間で「ビビッチ」が飛び交います。


おかあさんも出掛けるのですが、時間は不定期です。



ナオミの仕事のメインは、「デジタル魔法システム」の運用管理です。


近頃、SNS等による ”投稿” もチェックの対象です。

「あの人は魔女だ (笑い) ・・・ 」などのいい加減な噂なら良いのですが、若い魔女や年寄りの魔女が魔法を使っているところを感づかれてしまう事があるのです。

最近のSNSの拡散力は凄まじく、早期の対応が必須です。

以前は、魔法を使ったりして検索していましたが、AIと魔法を組み合わせた検索方法をナオミが開発し、瞬時に探し出す事が可能になりました。

投稿内容にもよりますが、データの消去は当然で、スマホやパソコンの破壊、最終的には投稿者を処分する事もあります。

投稿者本人は面白半分でも、投稿された方は今の生活が成り立たなくなることが多くあるのです。

人間の様な「躊躇」は魔女にはありません。

過去に、躊躇が自分達魔女の生命財産に影響を与えられたのは、枚挙にいとまがありません。

徹底的に対処するのが、今までの悲しい魔女の歴史なのです。


週に2~3度、ハルミが手伝いに来てくれます。

ハルミも、魔女の団体の仕事があるので、毎日ではありません。


たまに、美智子が「デジタル魔法システム」の鬼女版の打ち合わせに来ます。

もし、ナオミとハルミと美智子の三人が一緒になると、仕事ではなく、お喋りがメインになってしまいます。

三人は仲良しで、中学から大学まで先輩後輩の間柄です。

それぞれ、歳が一つずつ違うのです。

ナオミ > ハルミ > 美智子 の順です。 



他には、全国のおばさま魔女への「デジタル魔法システム」の操作講習会にも出席します。

そんな時は、ゆういちをおかあさんに預けるか、一緒に魔法の「瞬間移動」で出掛けて、現地の若手魔女にゆういちを頼みます。

魔女はみんな美人でスタイルが良いので、ゆういちは「ご機嫌」です。


たまに、魔女の国際会議に出席しますが、そんな時もゆういちと一緒に魔法の「瞬間移動」で出掛けます。

国際会議の時は、「託児所」が完備しているのです。


以前、国際会議にワンコのタロウとニャンコのクロを連れて行ったら、託児所にいた子供達が大喜びしたので、それからは、いつもタロウとクロも連れて行きます。

「二番目に生まれた魔女」のナオミだから出来る「力技ちからわざの魔法」なのです。

普通の魔女であれば、「大人一人」を連れて行くのが精いっぱいなのです。

特にワンコのタロウは超大型犬で、大人一人分よりも、多くの魔力が必要なのです。



ワンコのタロウとニャンコのクロは、普通のワンコとニャンコではありません。

何か ”事” が起きると、「本来の姿」に変身します。

タロウは、もののけ姫に出てくる「山犬のモロ」よりも大きくなります。

クロは、クロヒョウになるのですが、普通のクロヒョウの様に小さくはなく、アムールトラを超える大きさになります。


こんな事もあったのです ・・・

魔女の国際会議の託児所に、マシンガンを持った4人の強盗が押し入りました。

若手の魔女が面倒をみていたのですが、彼女達が気付くよりも早く対応したものがいたのです。


子供達の遊び相手をしていたタロウとクロの二匹でしたが、瞬時に姿を変えて、4人の強盗をねじ伏せたのです。

本当は、強盗達をバラバラに嚙み千切ってしまうところだったのですが、ゆういちが「メ!」と言って止めさせたようです。

二匹が姿を変えた途端、周りの大人が気付いた時には、4人の強盗は二匹の前足に抑え受けられていた後という事だったようです。

ただのシッターではない、ワンコのタロウとニャンコのクロなのです。


その後、ベテランの魔女達によって、4人とも太平洋のどこかの海の底に沈められてしまいました。

サメがウヨウヨいる海を選んだので、何も残らなかったという事でした。



ナオミにとって一番大変なのは、ジイジやバアバのお友達が開くパーティーへの出席です。

バアバに頼まれるので、仕方なく出席しています ・・・ ?

ゆういちが生まれる前は、夜のパーティーにも出席していました。

今は昼のパーティーのみで、夜のパーティーは、夕食の支度が忙しいという事にして、お断りしています。


優雅なパーティーで、一応外国人がいた場合の「通訳」という事になっていますが、殆ど日本語が喋れる外国人達ばかりなので、優雅に歩き回るのが「お役目」の様な感じです。

ゆういちを連れて行きますが、シッターを用意していてくれています。

料理も美味しく、至れり尽くせりなのですが、お酒を飲めないのが残念なナオミです。


それに、パーティーの写真を見せると、夫のゆたかのご機嫌が悪くなるのです。

格好いい男の人達ばかりだからです。

でも、その写真には美人の女性も写っているのですが、ゆたかはナオミ以外の女性に興味がありません。

「嬉しい様な」、「困ってしまう様な」 ・・・ ナオミは、複雑です。


お暇な人達なのか、パーティは平日の昼間も多いのですが、たまに土曜日という事もあります。

そんな時は、ゆたかも一緒です。

そんな日の「招待状」には、「旦那様もご一緒に」と記載されているのです。


ゆたかは、パーティーに出席出来る様なスーツも持っています。

ジイジが作ってくれたのです。

パーティー以外には着ていけない様な代物です。

まあ、女性が着るドレスも同じ様なものですが ・・・


それを着てゆたかも、ナオミとゆういちと一緒に車で出掛けます。

ロールスロイスやベンツが並んだところにフォルクスワーゲンのゴルフで出席します。

好奇の目で見られることはありません。

逆にゴルフのGTIに、みんな興味津々です。


いつも「如何にも」という車に乗っている人達なので、逆にそんな車が羨ましいのかもしれません。

「ちょっと貸して欲しい」と言われる事の方が多いのです。

まあ、壊されても、「新車」にして返してくれるような人達ばかりなので、安心?です。


ゆたかも、何とか英語を話せます。

話す時は「話す方の勝手」ですが、聞く方 (ヒアリング)が問題なのです。

ジムで英語圏のお友達が多いので、ヒアリングも出来る様になったのです。


筋力トレーニングとフライフィッシングの話であれば、平気で話せるようになりました。

外国語を話すというのは、「必要性」と「慣れ」が重要なのです。


パーティーに来ている外国人は、ゴルフ (車ではありません)より釣りを趣味にしている人が多いので、ゆたかは結構「人気者」です。

海外、特に英国では、ゴルフよりフライフィッシングの方が、ハイソサエティなのです。

米国であっても、ゴルフより釣りの方が、お金が掛ります。


パーティに出席の皆さんは、ゆたかが何でウエイトトレーニングをしているのか興味があって聞いてきます。

ゆたかは平然とこう答えます。

「フライフィッシングのロッドを振る為さ」


そんな訳で、パーティが開かれている邸宅のお庭で、ロッドを振った事もあります。


パーティーを開いている奥様のご主人は、ゴルフもやりますが、仕事の一環です。

趣味はフライフィッシングである事が多く、ゆたかが来ると知ると、フライラインの番手の大きいロッドのセットが用意されている事が多いのです。


ゆたかの従弟のつよしもフライキャスティングが上手ですが、二人ともジイジに教わったのです。

最初から、基本に忠実に教わったので、キャスティングは上手です。

「遠投のディスタンス」と「アキュラシーという的当て」の様なものの二種類があり、ゆたかは両方とも得意です。

多分、教えてくれたジイジよりも上手です。

特に遠投は得意種目です。


そんな話をジイジから聞いていた邸宅のご主人が、ゆたかのキャスティングを見てみたいと思う事が多いのです。

折角なので、ゆたかはワザとタンクトップを着て筋肉を見せながらフライラインを遠くに飛ばします。

実際は、ボディビルダーの様な筋肉は不要なのですが、一種のパフォーマンスなので、そんな恰好でやってみせるのです。


実は、ジイジやバアバも招待されていたパーティーで、ジイジが面白がってゆたかをそんな恰好でキャスティングをさせたのが「始まり」です。


邸宅の広いお庭は綺麗に緑の芝生で覆われているので、白いフライラインを飛ばすと、映えるのです。



筋肉を見せられた女の子がキャアキャア騒いでゆたかが囲まれたりすると、おうちに帰ってからゆたかは大変な事になります。

ナオミの「嫉妬」です。


勿論、ゆたかを囲んでいるのは殆ど男性ですが、キャアキャア騒ぐのは女性なので、人数が少なくても目立つのです。



その頃、お家のリビングで、のんびりと日向ぼっこを決め込んでいるワンコのタロウとニャンコのクロです。

ゆういちがいないので、ダラケテいても安心です。

でも、何か「嫌な予感」で寒気がしました。


原因は、「ナオミ」です。


近頃のお金持ちの女の子はジムに行くのが「当り前」で、筋肉の多い男性は見飽きています。

でも、「見る」だけです。

そんな女の子が、ドサクサに紛れてゆたかにタッチしたりするのです。


女の子の「輪」に戻って、キャアキャア言いながらこう言うのです。

「触っちゃった。 凄かった!」


当然ですが、ジムで男性の筋肉に触ったりはしませんし、出来ません。

女の子が代わる代わるゆたかにタッチしに行って、日頃の鬱憤うっぷんを晴らしていたのです。


ナオミは「それ」も、物凄く気に入りません。

「今度は、タロウとクロも連れてきて、ガードマン?をさせてやる!」

と、心で念じていたのです。



そんな時 ・・・

「ナオミお姉さん、旦那様の身体、凄いわね。」

パーティーでよく会う女性です。

お嬢様です。

バアバの知り合いのお孫さんだという事です。

ナオミはこのひとは苦手です。

だって、ナオミよりも1歳年上なのに、ナオミが子持ちなので、自分よりナオミは年上だと信じているのです。


こういうひとには、何度説明しても分かってもらえません。

自分が正しいと思い込んでいるので、人の話を聞いていないのです。


この女性は、可愛い系のお化粧バッチリで、ドレスも可愛い感じです。

逆に、ナオミは殆ど化粧はしません。

魔女は、化粧などいらないくらい、肌は綺麗で美しいのです。

特に、キリっとした美人のナオミは、実年齢よりも ”年上” に見られることが多いのです。

毎回「違います」と言うのも面倒なのでそのままにしていたら、いつも「お姉さん」と言われる様になってしまいました。


ナオミとしては ・・・

「あら、夜の方が もっと凄いのよ 」

などと戯言を言える場所ではありませんし、酔っぱらったとしてもそんな事は言えません。


そんな事もあって、ゆたかと一緒にパーティーに参加すると、ナオミはフラストレーションが溜まります。



ゆたかの事を世界で一番「美男子で格好良い」と信じているナオミですが、自分以外の女性にゆたかがキャアキャア騒がれるのは「絶対に嫌」なのです。

ゆたかは「自分のもの」なのです。


夜にゆたかがナオミに「ご奉仕」するまで、そんな日のナオミは「ご機嫌斜め」が続きます。




と、そんな感じが、普段の昼間のナオミです。





ところで、普段のゆたかです。

退社時間になると、ゆたかは自分の周りを片付けて帰宅します。

机の中はどうであれ、机の上は綺麗にします。


時間があれば机の前で、急いで帰る時はエレベーターの中で「帰るメール」をします。

歩きスマホは嫌いなので、返信があっても駅までは我慢します。


電車に乗って座れなくても、スマホの確認をします。

「低脂肪乳が無くなりそうだよ」

という、ナオミからのメッセージがたまにあるからです。


ゆたかの家は人数が多いので、お買い物の量が多く、ナオミはゆたかの低脂肪乳を買って来れない時があるのです。

殆ど、ゆういちを連れて「電チャリ」でお買い物をするからです。

ただ、おかあさんと一緒に買い物に行く時は ”車” で行ったりするので、その時はゆたかの低脂肪乳も買ってきてあげます。



ゆたかが帰宅します。

大体、ゆたかが一番最後です。

おとうさんも遅い時はありますが、役員になってからは早く帰る様にしています。

偉いさんがいつまでも帰らないと、周りが帰り辛いからです。


それに、昔の様に「飲ミ二ケーション」などは殆ど無くなりました。



ゆたかを出迎えたナオミです。

ここで、朝に失敗した「愛のキッス」をしたいところですが、邪魔が入るのは分かっています。

そこで、ワザとゆたかと一緒にお部屋に行きます。


ゆういちには、ワンコのタロウとニャンコのクロだけでなく、ジイジやバアバ、おとうさんやおかあさん、きららもいるので安心です。


ゆたかは、シッカリうがいと手洗いをしてから、二階の自分達のお部屋に向かいます。

「他人の病原菌」を家に持ち込むのは、大っ嫌いです。

ですから、電車の中の様な人混みでは、マスクをします。



ゆたかが着替えるのをナオミがお手伝いします。

直ぐにでも、ゆたかと「愛のキッス」をしたいからです。


抱き合います。

シッカリ唇を合わせます。


とろける様です。

夜のアレも「好き」なのですが、ゆたかとの「愛のキッス」も大好きなナオミです。


とろけて、自分で立っていられないナオミを抱き締める為に、ゆたかは体を鍛えているのです ・・・ ?



でも、おかあさんのこんな声で終了になります。

「ご飯、冷めちゃうわよ~」





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